ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

2014年12月22日 | 文学

 今日は冬至ですね。
 一年で最も日が短い日。
 逆に言えば、明日から少しづつお日様が長く拝めるようになるというわけで、それは嬉しいですねぇ。

 でも本当に寒いのは年が明けてから。
 1月・2月は首都圏でも尋常ならざる寒さになります。

 それなのに、正月を新春と言うのはおかしなことです。

 旧暦と新暦ではざっくり一か月半程度ずれています。
 すると旧暦の正月は2月の後半になるわけで、その頃なら気温は低いながらも陽射しが強くなり始め、新春というのもうなづけます。

 それは大寒にしても立春にしてもみなそうです。

 石原慎太郎はかねてから、旧暦の日付に合うように新暦の日付を読み替え、例えば旧正月を新春と呼ぶなど、季節の実感に合った暦に直すべきだと主張しています。

 全くそのとおりだと思います。
 そうでなければ、季節感を大切にしてきたわが国の伝統文化が、おかしなことになってしまいます。

 何も旧暦に戻せと言うつもりはありません。
 グローバル化が進んだ世界をわが国も生きているわけですから、そんな時代に逆行するようなことが出来ようはずもありませんし。

 ただ二十四節季などの暦を、日付の字面に捉われることなく、本来の日付に合うように読み替えてほしいと願うばかりです。

 例えば冬至や夏至など、日の長さによって決めているものは、本来の日付で行っているわけです。

 一方大寒や大暑など、気温によるものは、旧暦の日付を新暦に勘案することなく、ただあてはめています。
 これはよろしくないでしょう。

 古典文学などを読む際に、混乱すること必定です。

 でもこんなこと、国会で議論するのも馬鹿馬鹿しいんでしょうか。

 今となっては季節感と合わないため、「暦のうえでは」という枕詞がつくのが当たり前になり、新暦の二十四節季などは、その間抜けぶりを楽しむためにあるとしか思えません。

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