今日は久方ぶりに、銀座をそぞろ歩きました。
近頃の私は、銀座は銀座でも、千葉銀座に出向くことが多かったですから。
車を西銀座地下駐車場へ留め、とくにあてもなく銀座通りを歩きました。
今日は土曜日。
午後からは銀座通りは歩行者天国になります。
お昼は少し気張ってフレンチの簡単なコース。
メインの鴨肉はじつに美味でした。
ただし、少々量が多かったようです。
近頃の私はプライベートをほとんど着物で過ごしており、今日も当然着物。
誂えたばかりの黒に近い濃紺の着物で出かけました。
目的というわけではないのですが、銀座もとじの男着物専門の店舗を冷やかしました。
銀座もとじの男のきもの (別冊家庭画報―きものサロンMOOK) | |
泉二 弘明 | |
世界文化社 |
私は上の本を頼りに帯の結び方や着物のたたみ方を習得しました。
DVDがついており、それを見ながら何度も角帯を結び、今では半分寝ていても結べます。
呉服屋でも、大抵、「着慣れていらっしゃる」と褒められるようになりました。
まだ着物を常用するようになってから1年も経っていないのですが。
まぁ、男物の着付けは簡単ということでしょうねぇ。
男着物専門店というのは都内にも数軒しかなく、けっこう繁盛していました。
そのおかげで、店員にしつこく勧められることもなく、ゆっくり見ることができました。
銀座には幼い頃から映画や演劇の鑑賞とそれに伴う食事などで親によく連れて行ってもらいました。
中学生の頃通っていた塾の最寄り駅からも近く、悪友と塾をさぼってふらふらした思い出の地でもあります。
そういえば亡き父は銀座をあんまり好みませんでしたね。
気取った感じが厭だったようで、それはなんとなく理解できます。
今はずいぶん外国人観光客が増え、特に中国人は多いようでした。
お金は大いに落としてもらいたいですが、路上で痰を吐く癖は、御国ではないのですから、およしになったがよろしいでしょう。
みゆき通りや並木通りなどの裏道というには広い道なども歩き回り、京橋近くの喫茶店で珈琲などいただき、帰路につきました。
晩は平目の刺身と〆鯖。
最近焼酎やウィスキーを止め、日本酒にしていますが、旨味=雑味が多いためかちびちびとしか飲めないため、飲み過ぎることがないようです。
年をくうと日本酒に回帰する、という話は聞きますが、それが私の身にも起こったんでしょうかねぇ。