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ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

女性蔑視

2021年02月13日 | 社会・政治

 森氏の女性蔑視発言が問題になっています。
 私は露骨な女性蔑視だとは思いません。
 しかし、違和感を感じます。

 女性が入ると会議が長いとか、女性は競争心が強いとか。

 それは男性の特徴であって、女性はその逆なのではないかと思います。
 男だけの会議も長いし、競争心が強いのはむしろ男。

 なんだかとち狂った発言です。

 辞職して良かったと思います。

 少なくても私の職場では、女性が優遇されているように感じます。
 年齢が同じで経験年数も同じ、評価もそこそこという場合、女性が先に昇進します。
 女の管理職を増やせば、それだけ評価が高くなるシステムのようです。
 また、男の育児休暇も推奨されています。
 役人の世界はそういう風に出来ています。

 まして女性蔑視発言など、とんでもないことです。

 そもそもなんで男女差別があるのでしょうねえ。
 人種差別と比べても、差別される側が多すぎます。
 人口の約半分が女性なのですから、これをすべて差別していたら、きりがないのではないでしょうか。

 


緊急事態宣言再びか?

2021年01月02日 | 社会・政治

 正月も2日目となりました。
 昨夜は元旦だから良いだろうと、深酒してしまいました。
 そのせいで、だるい朝を迎えましたが、濃い珈琲を2杯飲み、少し、復活しました。

 明後日から仕事が始まるわけですが、首都圏の一都三県の知事が再度、緊急事態宣言を発出するよう政府の要請する、というニュースが飛び込んできました。
 昨今の感染拡大を思えば当然のことかもしれません。

 しかし、1月~3月は、最も忙しい時期。
 この時期に出勤停止を命ぜられ、しかも在宅ワークで仕事を回せということになったら、お手上げです。
 本当に、どうしてよいか分かりません。

 とりあえず1月4日に出勤してみて、ということになるのでしょうか。
 あるいは緊急連絡網で出勤はまかりならぬ、という指示がくるのでしょうか。

 先の見えないこの状態、どうすれば良いんでしょうかねぇ。


令和2年

2020年12月31日 | 社会・政治

 令和2年も今日でおしまい。
 今年は例年になく、年月が過ぎるのが早く感じられました。

 それは間違いなく、コロナ禍のせい。
 
 非常事態宣言とその解除。

  さらなる感染拡大。
 その間に、リモートワークが加速し、50過ぎの、機械に弱いおっさんには、辛い時代になりました。

 この流れは、コロナが収まっても続くでしょう。
 世界は変わり、もはや元には戻れなくなってしまいました。
 それでも、変革についていかなければなりません。
 そうでなければ、食いっぱぐれてしまいます。

 来年も今年と同じように、コロナ禍の世界を生きなければなりません。
 しんどいことです。

 それはさておき。
 極端に更新回数が減ってしまったこのブログを愛読くださった皆様、本当にありがとうございました。

 皆様の、そしてあらゆる人々にとって、来年が幸多いものであることを祈念いたします。

 良いお年をお迎えください。


人生を2倍楽しく

2020年12月01日 | 社会・政治

 昨日は微熱と関節痛があり、仕事を休みました。
 ほんの微熱だったので、私は何も思っていなかったのですが、職場では結構危機感を抱いていたようです。
 出勤停止にしろ、などと、乱暴な意見も出たとか。

 そのことを昨日のうちにメールで知らされていた私は、今朝熱が下がり、関節痛がおさまっても、出勤するのが怖かったですねぇ。

 黴菌扱いされるんじゃないかと思って。

 しかし、そこは大人。
 元気になってよかった、という反応ばかりでした。

 感染症の恐ろしいところは、当たり前ですが、移ること。

 一昔前は、エイズ患者が差別にあっていましたね。

 男性同性愛者に患者が多いとされ、同性愛に対する差別なのか、エイズという感染症を持っているがゆえの差別なのか、なんだか分からないような状態でした。

 昨夜、同性愛者の88歳のおじいちゃんがNHKのドキュメンタリー番組に出て、しかも彼の運動の歴史がドキュメンタリーの肝になっていました。 

 13歳の初恋が男の子相手。
 以来、恋の相手は男性ばかり。

 こんなことではいけないと、女性とお見合いをして結婚し、子供を授かるものの、嘘で固めた結婚生活が長く続くはずもなく、家庭を捨てて家出してしまいます。

 その後、性的マイノリティーへの差別をなくすための運動に没頭しながら、パートナーを得て、性欲を満たすだけだった男性との関係性が変わり、運動は穏やかに、パレードなどをするようになりました。

 今ではLGBTによるパレードなんて珍しくもなくなりましたね。
 そしてまた、心の中ではともかく、差別的な言論をLGBTの人に浴びせることはいけないことになりました。

 Lesbian(女性同性愛者)
 Gay(男性同性愛者)
 Bisexul(両性愛者)
 Transgender(体の性と心の性が一致しないもの)

 上記4つの頭文字をつなげてLGBTというわけです。

 残念ながら私はまったくのストレートで、癒し系の優しいお姉さんを好みます。
 バイセクシャルだったら、人生2倍楽しかっただろうにと、そういう人に嫉妬を覚えたりします。

 ある種の人権を求める運動で、それは大事なことなのだろうとは思います。

 しかし、差別されながら、密かに、隠れて、小さなコミュニティーを作り、日々、それぞれの欲求のままに生きるというのも、ロマンティックな感じがします。  


安倍総理辞職

2020年08月29日 | 社会・政治

 安倍総理が辞職を表明しましたね。
 しかも第一次安倍内閣の時と同じ、潰瘍性大腸炎の悪化という理由で。
 さぞかし悔しいことでしょう。

 拉致問題の解決や憲法改正など、やりたいことはたくさんあったでしょうに。
 過去、タブー視されていた憲法改正は、今や他の法案と同じように議論されるようになりました。
 ただ、他の法案に比べ、日本国憲法は両院の三分の二の発議、さらに国民投票が必要という、事実上改正が不可能な仕組みになっていました。

 多くの自民党の政治家が憲法改正を目指しながら、成功できなかった厄介な問題でありました。

 もしかしたら安倍政権は憲法改正を成し遂げるかもしれない、と、期待をもっていました。

 私が敬愛する中曽根大先生は、100歳を超えてなお憲法改正を主張し続けながら、お隠れになってしまいました。

 しかし、私がもっとも期待する憲法第1条=天皇条項の改正については、手を付けなかったでしょうね。

 私は天皇制は廃止すべきだと思っています。
 高貴な血があり、それが国民統合の象徴になるというのであれば、裏を返せば下賤な血の存在を認めなければなりません。
 それは差別に相違なく、国家が大々的に差別を助長するような制度を後生大事に守っていたのでは、差別は永遠に無くならないでしょう。

 正直、憲法9条などどうでもいいと思っています。
 9条が存在しながら、我が国は世界有数の軍事力を持つようになりました。
 核兵器は持っていないことになっていますが、すでに完成直前の核兵器を大量に保有していて、最後の工程を残すばかりかもせれません。
 そのくらいのほうが国民としては安心です。

 よしなし事はさておき。

 安倍総理はまだ65歳。
 数年かけて持病を克服し、第三次安倍内閣を組閣するくらいの気概をもって、一国会議員として活動されることを祈ります。


コロナ後

2020年06月17日 | 社会・政治

 コロナ騒ぎ、一応、収束に向かっているようですね。
 私の職場では、一時期、完全在宅勤務になりました。
 それが半々の出勤になり、今は週に一度、交代で在宅勤務ということになっています。

 それも今月いっぱいで終わり、7月からは少なくとも出勤だけは通常に戻ります。
 しかし、対面の会議は無期禁止で、オンラインかメール審議だけが認められています。

 コロナの一件、今後の社会の在り方に大きな影響を及ぼすかもしれませんね。

 職場にしても学校にしても。

 それがどういう方向に進むのかはまだ分かりませんが。

 世の中というもの、何も変わらないようでいて、変わる時はびっくるするくらいの速さで変化していきます。

 私がそれを実感したのは、ベルリンの壁崩壊から始まり、ソビエト連邦そのものが無くなってしまうのを目の当たりにしたときです。

 あの時も、共産主義を信じる多くの赤い国の民たちは途方に暮れたことでしょう。

 あの時は政治的でダイナミックな変化でしたが、コロナが残すものは、じわじわと、人々の生活を変えていくように思います。

 コロナ以降の社会についていけるようにしなくてはなりませんね。


9月入学

2020年05月03日 | 社会・政治

 ゴールデンウィークに突入しました。
 例年であれば、近場に一泊旅行にでも出かけるところですが、今年は当然自粛。
 出かけるといえば、買い物か、ご近所を散歩するくらい。
 
 昨日は散発に行きました。
 私は髪を短く刈り上げており、一か月に一度は床屋に行っています。
 昨今のコロナウィルス流行に鑑み、超濃厚接触とならざるを得ない散発を自粛していたのですが、もう我慢ができんと思い、髪を切りに行ったのです。
 おかげでさっぱり。

 そうはいっても、出かけられないというのは、気分がクサクサします。

 50面下げたおっさんですらそうなのですから、子供たちはさぞかしイラついていることでしょう。

 子供たちといえば、最近、9月入学という話がにわかに湧いてでてきました。
 学校生活を終えて30年ちかく経つ私にはどうでも良いことですが、渦中にいる子供たちは関心をもって報道を見ていることでしょう。

 私は基本的に9月入学には賛成です。
 センター試験というと大雪が降ったり、インフルエンザが流行したりして、入試に適した時期とはいえません。
 それは子供たちにとっても、教職員にとってもしんどいことだと思います。

 日本人にとっては桜の時期に卒業、入学を迎えるということが当たり前になって、なんとなく、9月では風情がないと感じるむきもあるでしょうが、それは慣れの問題です。
 そんなのは大したことではありません。

 もともと、明治19年までは秋入学が実施されていたと聞き及びます。

 問題となるのは、会計年度との関係でしょうね。
 特に国公立の学校は3月末で会計年度を締めるので、そこらへんは知恵を絞らなければなりません。
 就職の時期というのも問題ですし。
 また、運動会や文化祭等の各種学校行事をどうするのかも考えなければなりません。
 懸案事項はあまたありますが、夏の終わりに卒業・入学があるのが当たり前になって、そこに風情を感じるようになれば良いと思います。

 


病気が怖い

2020年04月12日 | 社会・政治

 新型コロナ・ウィルスを怖れるあまり、19歳の女性が自殺した、という話を聞きました。
 にわかには信じがたい話です。

 しかし、世の中には、病気を怖れるあまり、精神を病む、病気恐怖症というものがあるそうです。
 恐怖症と言えば、高所恐怖症・閉所恐怖症・対人恐怖症などが知られています。
 要するに一つのことに執着するあまり、そのことが頭から離れなくなり、ついにいは恐怖症に至る、というわけです。

 病気恐怖症もそのうちの一つ。

 エイズが発見されたときには、主に風俗遊びを好む人々やゲイの人が、この症状に苦しんだといわれています。
 その時の流行り病を怖れることはよくあることです。
 この症状の特徴は、何度も検査をして、健康だと診断されても納得できず、ドクターショッピングを重ねたりすることだそうです。

  いくら恐怖を感じても自殺にまで至ることはほとんど無いでしょうね。
 病気恐怖症の根本には、死への恐怖があるはずで、自殺するというのは本転倒と言うべきでしょう。
 
 そういう意味では、自殺したとされる女性は、病気恐怖症ではなかったのかもしれません。

 コロナが怖いといえば、多くの人がそうだと思います。
 私も怖い。

 江戸時代、「曾根崎心中」が流行ったときには、心中するカップルが続出したという記録が残っていますし、近くは女性アイドルが自殺した際、後追い自殺する若者が多くでました。

 自殺にも流行があるというのは解せません。

 しかし、世の中に解せないことはあまた存在します。

 そうであってみれば、新型コロナ・ウィルスを怖れてどういう行動をとっても不思議はないということでしょうか。


 

 


8月9日

2019年08月09日 | 社会・政治

  暑い日が続いています。
 熱中症による死者も多数出ています。

 こんな暑いなか、74年前の今日、長崎に原爆が落とされたのですねぇ。

 私は母が長崎で被爆した被爆二世。
 それだけに感慨深いものがあります。

 と言っても、母も私もいたって健康で、原爆の後遺症らしきものはありません。

 母親、放射能に強い質だったのでしょうか。

 毎年慰霊が行われていますが、遠くない将来、被爆者は完全にいなくなるでしょう。
 人間には寿命というものがありますから。

 それでも、慰霊は続くでしょう。

 パリ祭では、今もフランス革命を支持しない元貴族の子孫などが、喪服を着ると言いますし。

 そして少しづつ、慰霊の日はお祭りの日に変わっていくのだろうと思います。

 お祭りになってしまうほど人々の記憶から原爆が薄れなければ、核兵器廃絶は無いように思います。

 慰霊を続けるということは世界中に原爆の恐ろしさ=強さを宣伝し続けることになります。

 強い効果が期待される兵器であればこそ、世界の核保有国はこれを減らすばかりか、増やそうとするでしょうし、保有していない国は、核兵器クラブの一員になりたいと願うでしょう。

 わが国もかつて、佐藤栄作首相の時に、本気で核保有を目指したと伝えられます。

 国民としてはそのくらいの気概のある政府のほうが頼もしいですが、本当に保有する必要はないでしょう。
 いつでも開発できる、というカードをちらつかせるだけで十分です。
 所詮は使えない兵器ですし。

 いつの日か世界の人々が原爆投下を単なる歴史的事実としてのみ認識し、核兵器廃絶を訴える必要が無い状態が実現することを願っています。

 もっとも、そのころには、核兵器以上に怖ろしい兵器が開発されているのでしょうけれど。

 

 

 


劇薬

2019年07月06日 | 社会・政治

 今日も雨。
 梅雨とはいえ、毎日毎日よく降るものです。

 時、あたかも参議院議員選挙の真っ最中。

 この前の、年金では生活できず、2,000万円の貯金が必要だとの報告書、 うやむやになってしまいましたね。
 報告書の中身を詳しく知りたいと思っていましたが、報道されません。

 戦前、中堅どころの官僚、軍人、学者などが対米戦争の推移を詳細に予測した報告書、あとからみれば気持ち悪いくらい見事に当たっていたそうです。
 緒戦の勝利、開戦2年くらいで生産力の差で逆転され、制空権、制海権を奪われ、ついには本土決戦に追い込まれる、というシナリオです。
 外れていたのは本土決戦の前に降伏したことくらいでしょうか。

 しかし、時の総理、東条英機は、机上の空論であって、実際の戦争とはそういうものではないと、この報告書を無視したそうです。

 今回の年金の件を彷彿とさせます。

 大体、受け取らない、とは何事ですか。
 受け取って、中身を精査し、政策に生かせば良いではないですか。

 不都合なことは隠してしまおうという態度が見られます。
 それは戦前の東条内閣にもつながるものです。

 私は今年の8月で50歳になります。

 あと10年で引退できるなんてことは、夢のまた夢。

 70歳で引退できれば良いほうでしょう。

 金が無いのは事実だし、少子高齢化が進んでいることもまた事実。

 それらの真実が、報告書には記載されていたものと思われます。

 緑内障で左目の視力が極端に落ち、精神障害のために極端に疲れやすい私があと20年も働くなんて、もう笑うしかありません。

 今でも1日働くだけでくたくただというのに。

 この際劇薬であっても移民受け入れを行い、現役世代を増やすしかないんじゃないでしょうか。
 


引きこもり

2019年06月06日 | 社会・政治

 いつの頃からか、引きこもりは若者の問題とされていたのが、中高年の問題とされるようになりましたね。

 考えてみれば当たり前の話で、引きこもりの人が中高年になったからと言って突然引きこもりから抜け出せるはずもなく、引きこもりがそのまま年を取った、ということでしょう。

 最近、家庭内暴力を理由に引きこもりの中年男が元高級官僚の父親に刺殺されたり、引きこもり傾向がある50代の男が無差別殺人の末自殺したり、中高年の引きこもりに対する風当たりが強まっているような気がします。

 しかしこれは極めて稀なレアケースと言うべきでしょうね。

 私は、引きこもりとは違いますが、病気休暇を繰り返し、合計2年ほど休んでしまった経験があります。
 もう10年も前の話ですが。

 その時、家にいて、ほとんど引きこもりのような状態でしたが、あれはなかなかしんどいものでした。

 病気ゆえのしんどさもあるのでしょうが、働いていない、という劣等感が私を苦しめました。
 
 スーツを着たサラリーマンを見るのも嫌でしたね。
 誰もが私をバカにしているように感じました。

 本当は、他人は私のことなんか誰も気にしてはいなかったのに。

 それでも職場復帰を果たし、もう10年、休まずに通っています。
 それはしんどいことではありますが、もう休むのは嫌だ、という強い思いがあります。

 宝くじでも当てて引退するなら良いんでしょうけれど。

 今、引きこもり状態にある方は、概ね苦しい思いをしているものと推量します。
 家から出たくても出られない、コンビニに行くだけでも蛮勇を振るわなければならない、そんな状態の人をドキュメンタリーで見たことがあります。

 かつて若者の問題とされていた頃は、いずれ就業するものと、希望的観測を持っていた方が多いのではないでしょうか。

 しかし、まともに働いた経験が無いまま50代、60代を迎え、親は年老い、となると、絶望的と言わざるを得ません。

 これらの人々が大挙して生活保護を求めれば、財政は持たないでしょう。

 今が最後のチャンスだと思います。

 例え正社員じゃなくても良いから、就労を。

 そうでなければ引きこもり老人が大挙して現れる社会が現出してしまいます。

 それは避けたいところです。


女帝も女系も

2019年05月01日 | 社会・政治

 今日から令和元年がスタートしました。

 先ほどテレビで即位後朝見の儀というのを見ました。

 その内容はともかく、男性皇族の少なさに慄然としました。

 新天皇陛下の弟、秋篠宮殿下と、叔父様にあたる常陸宮殿下の二人しかいませんでした。

 悠仁親王はまだ未成年ゆえ、出てきません。

 皇位継承順位は、秋篠宮殿下、悠仁親王、常陸宮殿下で、3人しかいないというありさまです。

 しかも常陸宮殿下は80歳を過ぎていますから、事実上、2人しかいないと言ってよいでしょうねぇ。

 皇室は危機的状態です。

 これはもう、女帝も女系も認めるしかないのではないでしょうか。
 女性の皇族は結構いるので、結婚する際、女性皇族が当主の宮家を創立すれば良いのです。

 今どき男でなければダメだというのは時代錯誤のような気がします。

 皇室は伝統を重んじるようで、変幻自在に変化してきたのもまた事実。

 古くは仏教の受容、新しくは明治維新で大元帥陛下におなりあそばしたことや、洋装を取り入れたこと。

 時代に合せて変化していくことこそ、皇室の伝統であり、だからこそこれまで続いてきたのだろうと思います。

 もっと言えば、天皇制は廃止して、皇族方には、例えば皇室博物館みたいなものを作って、希望者はそこの職員として働いてもらい、食えるようにすれば良いんじゃないでしょうか。

 近い将来武力革命みたいなものが起こることはないでしょうが、50年、100年後は分かりません。

 皇族方を処刑するような時代が来る前に、静かに幕を引くのが最善であると考えます。

 そのためにぜひとも憲法を改正してほしいものです。
 憲法の天皇条項を。


平成最後

2019年04月30日 | 社会・政治

 平成31年4月30日を迎えました。
 言わずと知れた、平成最後の日。

 私は昭和44年生まれ。
 平成を迎えたころ、私は大学生でした。

 昭和陛下の崩御を受けて、悪友と二人、皇居へ向かったことを懐かしく思い出します。
 皇居周辺は、先帝陛下のご遺徳をしのぶ人々で溢れかえっていました。

 平成4年の4月に就職。
 若いころは今ほど役人に厳しい時代ではなく、のんびりと、やりたい放題やっていました。
 
 同居人は職場の同期。
 ほどなくして、私は穏やかな同居人の人柄に惚れ、お付き合いが始まりました。

 平成10年に結婚。
 子宝には恵まれませんでしたが、今も楽しくやっています。

 その後驚天動地の小泉改革が始まり、職場は大混乱。
 私は精神障害を発症することになります。 

 精神障害には長く苦しめられましたが、ここ10年ほどは服薬を続けながら安定して働けています。

 私にとっての平成は、前半がやりたい放題、後半は精神障害に苦しめられたものでした。

 令和の時代に入って、私は何を目指すんでしょうね。
 とりあえずはきちんと出勤を続けること。
 飯の種である以上、これは致し方ないことです。

 後はプライベートを充実させることでしょうね。

 もう一度、小説を書いてみたいと思っています。
 昔のようにプロを目指す気はありませんが、自分が納得できるような作品を。

 書き溜めた構想はたくさんあるのですが、どれもピンときません。

 精神科医は躁転の危険があるので、小説の執筆は止めたほうが良い、と言いますが、寛解してもう10年。

 もう大丈夫なのではないかと思っています。

 今上陛下は今、何を思っているのでしょうか。
 やっと肩の荷が降ろせると、ほっとしているのでしょうか。
 あるいは、一抹の寂しさを感じているのでしょうか。

 そしてまた、明日、即位される東宮殿下は?

 私にとっては、元号が変わろうと何も変化はありませんが、大学生から社会人になり、過ごしてきた平成が終わることにはある種の感慨を覚えます。

 今上陛下には心安らかな老後を、東宮殿下には即位しても無理のないご公務を望みます。

 そして私は、精神上の改革を起こしたいと思っています。
 

 


2月26日

2019年02月26日 | 社会・政治

  今日は2月26日。

 昭和11年の今日、大規模なクーデター未遂事件、2.26事件が起きたのでした。

 陸軍将校ら数名が、1,400名もの下士官兵を動員し、政府要人を暗殺した日。

 しかし彼らは幼稚にも、先帝陛下を殺害しようとか、幽閉しようとかいう考えは全く無かったと伝えられます。

 理論的指導者であった民間人の国家社会主義者、北一輝は、事件の一報を聞き、皇居は占拠したのかをまず確認したと伝えられます。
 そして、それがなされていないことを知り、深い失望とともに、クーデターの失敗を確信した、とも。

 先帝陛下は激怒し、煮え切らない陸軍幹部を前に、朕が近衛師団を率いて鎮圧にあたらむ、と断じるに至り、ついに青年将校たちは賊軍となったのです。

 おそらく、5.15事件の時は穏便な沙汰が下ったこともあり、2.26の青年将校たちは高をくくっていたのかもしれませんんね。

 しかし、先帝陛下の怒りは凄まじいものでした。

 その後、わが国では大規模なクーデターは起きていません。

 自衛隊がクーデターを起こすとも思えません。

 しかし、世の中何が起こるか誰にも分かりません。

  昭和53年に製作された「皇帝のいない八月」は、軍国主義国家樹立を目指してクーデターを起こす自衛官らと、それを秘密裡に鎮圧しようとする政府の暗闘を描いて見事です。

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 この映画はあくまでフィクションですが、私の知り合いの陸上自衛官によると、冗談半分の者、ほとんど本気の者、様々な者が、クーデターについて密かに計画しては上層部から潰されている、と聞いたことがあります。

 聞いた話ですからどこまで本当かは分かりませんが、怖ろしいことですねぇ。

 いつ何が起きても不思議なない、ということだけは肝に銘じておきたいものです。

 浅間山荘やオウム事件など、大規模テロ事件はわが国でも起きているわけですし、クーデターだけは起きないとは言えないだろうと思います。

 

 

 


領土

2019年01月23日 | 社会・政治

 領土問題というのは、主に隣国との間で発生し、それは世界中に存在します。

 わが国にも北方領土や竹島、尖閣諸島等の領土問題があります。

 多くは戦争や、戦後のドタバタで取ったり取られたりしたもので、どの国も領土は1ミリも手放したくない、というのが本音でしょうから、これを平和的に解決するのは困難を極めます。

 沖縄や小笠原が平和的にわが国に返還されたのは奇跡と言って良いでしょうね。

 一歩間違えたら、ハワイのように、米国の州になっていたかもしれません。
 もっとも、沖縄には広大な米軍基地が残される、という条件が付いていましたが。

 で、北方領土。

 プーチン大統領と安倍首相の会見を見ましたが、領土を返すとか返さないとかいう話は一言もでませんでしたね。


 当然と言えば当然です。

 ロシアは島々を戦争の結果得たロシア領と考え、わが国は終戦後に攻めてこられて分捕られた、不法占拠の状態と考えているわけですから、話がかみ合うはずもありません。

 ちなみに、日本共産党は北方4島のみならず、千島列島全てを返還しろ、と要求していると聞いたことがあります。
 要するに明治8年の千島・樺太交換条約の状態に戻せ、ということで、さすが正論の党らしい現実離れしたお話で、痛快です。

 ロシア国民の感情もありますし、現実に北方領土に住んでいるロシア人の帰属はどうなるのかといった問題もあり、ロシアは領土を返還する気などさらさら無いでしょうね。

 そうすると、次善の策としては、往来を自由にし、経済協力を行う、ということになろうかと思いますが、日本人にも国民感情があり、それでは納まらず、結局は未来永劫4島返還を言い続けるしかない、ということになると思います。

 しかし私は、それで良いと思っています。

 例え島が返ってこなくても、半永久的に言い続ければ、時を得て、返還される可能性なきにしも非ず。

 時代がどう変化するかは分かりませんから。


 それにしても、日韓にしても日中にしても日露にしても、隣国と付き合うのは大変です。

 世界に目を向けてみれば、メキシコとの間に壁を作ろうとしている米国だとか、日本人には理解不能な、オセチアと南オセチアの対立、スーダンと南スーダンの関係など、主に隣国との関係が悪いのですよねぇ。

 今では戦争があったことなど嘘のようですが、英仏がドイツと戦ったり、もっと前には英と仏が戦ったり、欧州では戦国時代のような状態が長く続きました。

 隣国関係の伝で言うと、お隣や近所と仲が悪い、という方も多いのではないでしょうか。
 近いからこそ利害が錯綜し、いがみ合うのでしょうね。

 その点、マンション住まいは、隣は何をする人ぞ、みたいな感じで気楽です。
 挨拶くらいはしますが、それ以上の付き合いが全然ありませんから。

 隣近所との付き合いですらややこしいのであれば、国同士はなおさら。

 マンション住まいのように、互いに干渉せずに済めば良いのですが。