安倍総理が辞職を表明しましたね。
しかも第一次安倍内閣の時と同じ、潰瘍性大腸炎の悪化という理由で。
さぞかし悔しいことでしょう。
拉致問題の解決や憲法改正など、やりたいことはたくさんあったでしょうに。
過去、タブー視されていた憲法改正は、今や他の法案と同じように議論されるようになりました。
ただ、他の法案に比べ、日本国憲法は両院の三分の二の発議、さらに国民投票が必要という、事実上改正が不可能な仕組みになっていました。
多くの自民党の政治家が憲法改正を目指しながら、成功できなかった厄介な問題でありました。
もしかしたら安倍政権は憲法改正を成し遂げるかもしれない、と、期待をもっていました。
私が敬愛する中曽根大先生は、100歳を超えてなお憲法改正を主張し続けながら、お隠れになってしまいました。
しかし、私がもっとも期待する憲法第1条=天皇条項の改正については、手を付けなかったでしょうね。
私は天皇制は廃止すべきだと思っています。
高貴な血があり、それが国民統合の象徴になるというのであれば、裏を返せば下賤な血の存在を認めなければなりません。
それは差別に相違なく、国家が大々的に差別を助長するような制度を後生大事に守っていたのでは、差別は永遠に無くならないでしょう。
正直、憲法9条などどうでもいいと思っています。
9条が存在しながら、我が国は世界有数の軍事力を持つようになりました。
核兵器は持っていないことになっていますが、すでに完成直前の核兵器を大量に保有していて、最後の工程を残すばかりかもせれません。
そのくらいのほうが国民としては安心です。
よしなし事はさておき。
安倍総理はまだ65歳。
数年かけて持病を克服し、第三次安倍内閣を組閣するくらいの気概をもって、一国会議員として活動されることを祈ります。