ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

通じたようだよ、認知症サポートコント!

2017-01-26 10:58:30 | コント

 昨年半年かけて20回、川西町内の小中高すべてを回った菜の花座認知症サポートコントの感想が届いた。どうかなぁ、コントで言いたいこと伝わるかなぁ、逆に認知症の人を嘲るようにとらえられたら困るよなぁ。なんたって、笑いってのは清涼剤でもあれば猛毒でもあるからなぁ。それに、子供たちってのは、残酷だから。

 恐る恐る覗いてみたら、

「劇を見て認知症の人には優しく(して)、大きな声をかけないと学んだ。」

「劇を見て怒ってはいけないことがわかった。」

「劇を見て、こんなに大変なんだと思った。」

「認知症の人がいたら声をかけようと思った。」

「おばあちゃんももの忘れが最近あるので優しく接してあげたいと思った。」

菜の花座へのお褒めの言葉も。

「菜の花座のコントがとてもおもしろかった。」 

「コントがとても面白く、わかりやすかった。」

さらに、タイトル『リスペクト!爺さん』、難しかったかな、とも思ったが、

「認知症の方のプライドや気持ちをよく考えてあげることが大切なのだとわかりました。」

と、わかってくれた子もあった。

質問、「講座の内容が理解できたか」については、

ほぼ90%以上が理解できた。

質問、「受講後の認知症に対するイメージについて」

80%以上で「変わった」との答えだった。

まず、頑張って取り組んだ価値があったってことだ。よかった、よかった。

今年も、実施の方向で検討中とのこと、新しい台本の準備にもかからないとね。

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『グレーテルのかまど』(NHK)で餡作りを教わった!

2017-01-25 09:43:18 | テレビ

 自分で煮た小豆餡がどうも美味くない。古びた香りが鼻につくし、あのねっとり感も大いに不足だ。ははーん、去年の豆を虫つかないよに冷凍しておいたのが悪かったな。この嫌な臭いは冷凍庫臭だ、きっと。と、なれば、秋に収穫した小豆で挑戦してみにゃいかんなぁ。自家製小豆で自家製餡で自家製ごはんアンパン、常に高きを目指す、こうありたいね。

 でもなぁ、小豆、収穫したって言っても、枝派も葉っぱも付いたまま、倉庫の片隅に積み上げてあるだけなんだよ。冬前の忙しさ、とてもじゃないが、豆の脱穀・調製まで手が回らなかった。間借り猫がウロチョロしてくれるお陰でネズミの害も心配ないもんだから、そのままほったらかし。今更、小豆の脱穀、するってか!この雪の中だぜ。寒い土間に座り込んで一莢ずつ殻を剥いていくしかないだろ。そんな、そんな、そんなにしてまで、今、小豆餡にこだわるか?!

 なんてうじうじと思い悩んでた時、NHKの『グレーテルのかまど』を見たんだよ。お気に入り番組ってわけじゃない。偶然だ。あるいは神様のお引き合わせか。「ドリアン助川のどら焼き」。ドリアン助川って名前は聞いたことあったけど、どら焼きを題材にした小説書いてたなんて知らなかった。彼のどら焼きへのこだわりを導きに、餡作り・どら焼き作りに挑戦したのがこの番組。

 ええーっ、見て驚いた!まるで違うことやってたんだ。そんなぁ、そんなぁ、そんなぁぁぁぁぁ!

 まったく、違う。出発点から間違ってた。もし作り方に問題があったんなら、古豆が失敗の原因じゃない。よしっ、もう一袋残った冷凍小豆で試してみよう。小豆は小豆、これでうまく行ったら儲けもんだ。

 何が違ってたって、徹底したあく抜き!これが決めてだったんだ!まず、10分ほど煮たらその湯はすべて捨てる。次にたっぷりの湯に入れて煮て行くのだが、その間、あく取りの連続。こ、こんなに出るもんなのかい、小豆のあくって。すくえどすくえど次つから次と浮き出てくる。

 差し水をしつつつきっ切りであくを掬い取る。相撲中継見ながら、続けること1時間半。うーん、まだ固い粒は残っちゃいるが、柔く煮あがったものは崩れそうだし、ここらで見切りをつけるか。この一部固い豆てのは冷凍の後遺症だろう。成長期の石豆かもしれない。まっ、ここは目をつぶる。

 さらに、驚いたことに、それまで煮詰めてきた煮汁もすべて捨てる!おいおい、そんなことして、大切な小豆のでんぷん流しちまうんじゃないのか?ほら、染み出た色だって、もったいないじゃないか。豆、すかすかになっちまわないか?しかし、ここは教えの通り、ザルにあけて汁気を切る。

 残った小豆、ここにようやく砂糖を加えて煮るんだ。へぇぇぇぇぇ。焦げ付かないんかねぇ?今回は粒あん作りだから、あまりぐりぐりかまして粒をつぶしたくないんだけど。そろりそろりと木べらで回しながら煮詰めて行く。ここから先の詰め具合は、仕上がりの柔らかさをどこで止めるかにかかる。僕の場合、狙いはアンパンだから、かなり固めに仕上げよう。煮詰めること20分くらいかな?よくわからんが、ここらでいいだろう。最後に塩少々と照りだし用の水飴を加えてぐるりと回しこんで、火を止めて完成。

 もちっと艶やかな照りが欲しいが、まっ、いいたろう、1回目だ。うん、たしかに、あの嫌な臭いはない。あんこのあの香ばしい香りが湯気ととともに立ち上っている。味見してみる。おっ、美味い!たしかに美味い。これならパンに包まなくたって、そのままお茶請けにペロリだぜ。600グラムの小豆で、容器に3っつ。一つは冷蔵庫でちょぴちょび食べつぐ。残りはきっちり蓋をして臭いが移らないようにしてから冷凍庫で保存。よしっ、これで次回のアンパンは、自家製餡の自家製ごはんアンパンになるぞ。

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葬式、変わった!!!

2017-01-24 08:59:59 | 地域文化

 隣組で葬式、婆っちゃが亡くなった。こっちは田舎に移り住んでたかが20年、しかも、学校勤め、その婆っちゃと言葉を交わしたことは多分ゼロ。そんなこたぁ関係ない。葬式となれば、なにはさて置き、お手伝いだ。

 以前は、2日間、まるまる仕事があてがわれた。墓場周辺の、夏なら草刈り、冬は除雪。墓石を洗い清め、墓所が石組の立派になる前は、墓穴掘りだってした。墓掘り人のご苦労ぶりは、何故か超なま物のサバ缶を肴に1升酒。出棺の際には、棺桶を担ぎ、ご遺体と親戚一同が焼き場に行ってる間に、葬儀会場を整え、入り口には受付のテントを設置する。引き物を袋に詰めて待ち構える。葬儀は自宅、当たり前だった。家が広い田舎なればできること。そのために、隣組の手伝いは無くてならないものだった。

 それが、お寺さんでの儀式が増え、さらにここ最近は、葬祭センターがもっぱらになっている。何から何まで、葬儀社の担当者が取り仕切ってくれるから助かる。そりゃそうだ。ご近所さんだって会社勤めがほとんど、まるまる2日間も暇だれできる人などまずいない。葬儀社もそこらあたりにつけ込んで、あの手この手とサービスの網を広げて行く。、

 今回の葬儀は、ほぼその究極のパターンにたどり着いたって感じだった。以前は女子衆の役目だった当日の昼ごはん出し、(この時のメニューは決まっていてささげ入りの白ふかしのおにぎりに豆腐汁、おかずは大根と揚げと椎茸の煮もの、それと菜っ葉のお浸し、美味かった!)は、葬儀会場で仕出しのおにぎり2個入りパックに変わった、ああ!味気なし。引き物の準備だってほぼ終わっていて、後は会葬御礼の封筒を入れるだけ。お手伝いの仕事としては、会葬者の受付と引き物と花渡し。引き続き忌中法要を終えれば、祭壇を外す壇払いだが、外し方など不要、飲み食いあるのみ。自宅に戻ることなく、葬儀会場の別室。終われば、さっさとバスで送り返される。

 変わらないのは、香典にかかわる部分だけだ。受付と帳場。参会者から香典をおあずかりし、隣室に設えた帳場で、いただいた方の名前を記帳し、金額を確認する。さすがにお金に関わることなので、トラブルは避けたい、葬儀社は手を出さない。ご近所さんの信頼にお任せしますってことだ。帳場を任されるようになってほぼ10年、この仕事の仕方にも変化の波はひたひただ。

 なんと、御香典帳が横書きになっていた。てことは当然、筆書きからサインペンでの記載に変わる。楽になったぁ、助かったぁ、筆など日ごろ縁のない人間には、これは大いなる救いだ。普通2人組で仕事に携わるのだが、一緒に組む長老級の人たちは本当に!筆字が上手かった。横で恥ずかしさに身を縮こませながらこそこそと記帳に励んだものだった。それが、サインペン!心なんてこもらない。必要なのは間違いのない記入だけ。要するにただの帳簿になってしまったってことだ。

 以前の御香典帳は、大切な記念の品だった。葬儀の後も、残された人たちが、たまにページを繰って、参会者を思い浮かべつつ故人を偲ぶ貴重なよすがだった。そこには故人の生きた人間関係が色濃く記憶されていた。でも、今は違う。入ってきた現金と香典袋を突き合わせる台帳に過ぎない。帳場担当者には楽にはなった。記帳を間違えなければよい。でも、あの以前の祈るような一筆一筆は用なきものになってしまった。

 などと感傷に浸るのも、歳をとった証拠だ。せいぜい、金勘定、間違えまいぞ!と気を入れて仕事に励んだ。お陰で一発ご明算!ほっとした。それにしても、受付と帳場を除けば、さしたる仕事はない。隣組総出のお手伝いというのも、近いうちに変わっていくことだろうな。仕事に比して、引き物、檀払いのふるまいと、見返りが大きすぎるもの。不合理なものが淘汰されていく、それは時代の流れだ。でも、不合理なしきたりには、人と人との掛け替えのない思いが絡まってもいるんだ、ってことに、今頃になって思いをいたしている。歳じゃ!

 

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キムチリリーフ

2017-01-23 09:41:49 | 暮らし

 漬物、心細くなってきたぞ。山形青菜漬けは、浅漬けの方は12月いっぱいで食べきったろ、赤カブの酢漬けは、2度目に漬けたものも残りわずかだ。キムチも1週間前に食べきっちまったし。残るは青菜の長期保存漬け。うーん、ちょっと寂しい。ここらで一つ、リリーフつぎ込まなくちゃなんねえな。

 となれば、決め手は中継ぎエースのキムチだな。て、言うか、漬け込める野菜は白菜しか残っていない。出来が悪く乏しい保存白菜だが、一人でしょぽしょぽ食べてるんだもの、まだまだ漬物に回すゆとりはある。よしっ、キムチの第2弾だな。

 どれもこれもぶかぶかの半結球ものばかり、仕方ねえなぁ、こんなの漬物になんねよ。こいつらは葉っぱ一枚ずつむいて食べるとして、数少ない白菜らしきものを選んだ。

 流しに持ち込んで、外側の葉っぱをはぎ取る。むしり取る。どこまで行っても、虫食いだらけ、おいおい、無くなっちまうんじゃないか。この秋は害虫多かったからなぁ。三つで計4キロ。まっ、いいとこじゃねぇ?

 どうにか、我慢できる程度のところまではぎ取って、芯の部分に包丁を入れて割る。美味いのは4等分とか6等分くらいなんだが、なんせ、一人で食うからね、1回に取り出す量は極力少な目、ってことで、4つに割ったものをさらに3等分して、塩を擦り込んで樽に詰めた。前回、水が上がるのに時間かかったから、今回は5%とちょっと多めの塩分量にした。

 重石をして、後は水が上がるのを待つ。本漬けは3日後かな?アミの塩辛使い切っちまったから、煮干しで代用。水飴は買ってきてあるし、唐辛子は少なくて心細いが、まっ、残り1か月半食いつなげればいいから、我慢我慢。

 自分で漬物仕込むようになって、ずいぶん食べるようになった。昔の漬物嫌いが嘘のよう。心配は血圧だが、さほど上がらず、走れば下がるって状態なので、これまたOK。漬物が2種も3種も食卓にのる暮らし、それだけで豊かさは3割アップだね。

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ズンバ始めるぜぇぇぇ!

2017-01-22 09:57:09 | トレーニング

 なんか、やたらと踊りたくなってきた。4年前、高校演劇部で指導してた頃は、基礎トレのダンス一緒に踊ってた。それも、ほぼ毎日。時には調子上がって1時間ノンストップダンシングなんてのもやったりした。

 なのに、今の無様さはなんだ!菜の花プラザシニア団でも、シニア演劇学校でも必ず躍らせてるくせに、当人はえへらえへらと偉そうに見つめるだけ。言行不一致、極まれりってとこだぜ。踊らされてる方じゃきっと、できないくせに!って内心馬鹿にしてるに違いない。

 ふん、俺だって踊れるんだ、ただ、全体見通せなくっちゃ困るだろ、演出なんだから。自分が楽しんでちゃいかんだろ、講師なんだから。とかなんとか理由つけて横で見ていたんだが、そいつは多分、てめえの見っとも無いステップ見られたくなかったからなんじゃないか、踊って楽しいんだった、踊れよ、てめえも。

 怠け心にくさび打ち込んだのは、シニア5期生のFさん。以前からエアロビクスとよさこいをやってる。けっこういいお歳なのに、体の切れが半端じゃない。しかも、セリフや動きが入るのも早い。うーん、やっぱりなぁ、体動かさにゃ。走るのも悪かないが、動かしつつ頭も使う、これ、老化防止、認知症予防にゃ絶対のエースだぜ。まだ、10年は台本書きたいからさ。

 で、通ってるジムで横見りゃ、やってるわけさ、エアロとかヨガとかズンバとか。

 通い始めた頃、一度脂肪燃焼エアロてのにはまってみたんだが、ランニングならせいぜい4、5キロ程度の運動量。こりゃ時間の無駄だわ、走った方が効率的だ、と止めてしまった。その後、ひたすら走り続けているわけだが、最近出てきたズンバ、これにゃかなり惹かれてた。サルサだとかサンバだとかのアップテンポのラテン音楽に乗ってステップを踏み続けるダンスエアロだ。トレーニングルームの横を通りながら、あれならできるぜ、俺だって。任せろよ、なんて不遜な思いも募っていたんだ。

 よしっ、冬になれば、舞台の稽古もないし、農作業もない。時間の余裕も心のゆとりも生まれるから、ここは一丁、始めるかズンバ!どこまで踊れるか、自分をお試しだ。

 プログラム開始を静かに待って、なんて殊勝な心掛け持ち合わせちゃいない。ふん、ザンバがなんでぇ、走った後で楽々だぜ。と、小生意気かまして、マシーンで4キロ激走。レッスンロームに走り込んですぐ、ダンスステップに入った。

 上の写真は「ゆるっと」のホームページからもらったもので、ゆったりとエクササイズしているが、今やズンバは大人気、30畳ほどの部屋に30人近くがびっしり。最後列で踊るとインストラクターの振りが見え隠れ状態。しかも、次々にステップも振りも変わっていく。ついて行くのに大わらわ。うおっ!また変わった。えっ、足はどっちだ?手、手は振るのか?あっ、今度は反対か?かーっ、回れってか!・・・負けてなるかい、必死で見つめちゃ体を動かすが、なんせ、アップテンポだ。わかった時にゃ、もう別の動きに移っている。走った直後で息も上がる。でも、なんの、なんのこれしき、フルマラソンにくらべりゃ、なんどと叱咤しているうちに、あっという間に数曲終わってしまった。

 踊りながら考えた。そうか。8ビート2つの振りを8つほど組あわせて、一つのシークエンス出来てるんだ。それを4つくらい繋げて1曲を仕上げてる。ふん、ふん、なるほど。ステップ作りの構造がわかると、出来ないまでも、気持ちはずいぶん楽になった。初めは、インストラクターと同じに踊ることを必死で目指していたんだが、そんなのどうでもいいじゃん。いや、よくはないが、真似してぎこちなく踊るより、ちょっとばっかし違ってたってリズムに乗って踊る方が楽しいし、かっこいい、はずだ。よしっ、それで行く!大きく踊れ、リズムを楽しめ!

 45分のレッスン、10曲くらい踊ったかな、ハードはハードだったが、まるで物足りない。まだ30分やそこら続けろよって、負け惜しみじゃないから。その証拠に、すぐにランニングマシーンに駆け上り、さらに3キロ走った。それもかなりの傾斜をつけて。よくやるよ。

 

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