ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

薪のためなら、捕植中断なんその!!

2019-05-26 09:43:27 | 暮らし

 前日、やっとのことで田植え終わって、翌日から補植。ったって、そんじょそこらのちょちょいのちょいの補植たぁわけが違うんたぜ。かなりの割合で欠株やら植え痛み発見で、ほぼ手植え状態だ。まったく、毎年毎年、こんな非効率的なこと、よくやるよ。まっ、いろいろ事情があるからさぁ、この補植地獄から抜けだせなぃってことなんだ。

 朝から初めて、1反3畝の満月モチとヒトメボレ、16列終わったとこできっぱり中断。さっさと昼飯食って、薪もらいに出発だ。田植えも優先事項だが、薪運びも負けず劣らず最重要課題なのさ。県の河川管理課で提供してくれる河川支障木の無料配布、年々人気高まり、今年は受付開始から電話かけ続け、45分経ってでやっと予約できたくらいだ。なんとしても、軽トラ2回は往復して目いっぱいもらってこなくっちゃならんぜ。

 米沢市六郷の鬼面川の河川敷、90センチに切りそろえられた木が高さ1メートルほどに積み上げられ、城塞さながら何列も連なっている。そこに群がる軽トラックと薪亡者?ども。自然と1列に1台の割で棲み分けができて、それぞれ好みの薪を選んではトラックに積んでいる。木の選び方、積み方見てると、経験の度合いがほぼわかる。二の腕程度の細いもの専門に集める夫婦、せっかく同じ長さに切りそろえられてるのに、ああ、乱雑に放り入れちゃって、そんじゃいっぱい積み込めないんだぜ。それと、どうせもらうなら太いやつがいいんだ。割るにゃ大変だけど、燃料としちゃはるかにたくさん取れるんだから。

 こちとらベテランだからね、薪運びの。今回は神さんも一緒ってこともあって、直径25日センチ近いぶっといやつをもっぱら探し出して積んだ。そう、節がないってことも大切な要素。割る時苦労するし、積み込みでも、無駄な空間が出来てしまって、本数、はかいかないんだ。真っすぐで、持ち上げるにぎりぎりの太いやつがいい。次々に大物を積み込む様子を横で見ていたおっさん、いやぁ、「御歳なのに力あんねぇ」って、おい、その前部分は余計だぜ。薪ストーブで暮らすんならこのくらい当たりき車力、屁の河童だぜ。

 感動した?おっさん、昼飯用に買って来たヤマザキコッペパン、ジャム&マーガリンを一つ恵んでくれた。薪選びに時間をかけ過ぎた。大慌てで家に戻り、薪置き場に横づけして、片っ端から投げ下ろし、2回目に出発。指定の2時を過ぎていたが、咎められこともなく、再度積み込みだ。今度もさらに念入りに、太くて扱いやすそうな木を選び、丁寧に積み上げて、最大積載を目指した。

 よしっ、これでいい。ゆっくりゆったり豊かな心持で帰り、丁寧に積み下ろして、大いに満足だぜ。この幸せ感はまず1週間は長持ちするな。積み上げられた薪材を眺めつつ、自然と笑みがこぼれたってことよ。あ、そうそう、去年は一人1台限定だったのが、今年は2台、この違いは大きいね。さらに、30日過ぎて余っていれば自由に持って行ってください、ってことだ。果たして、この後1週間、寄ってたかって持ち去って、残りがあるかどうかわからないが、もしかして、って期待を持たせてくれて、ありがとう、河川管理課さん!

コメント
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