ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

容器デザイン買い!「俄かウィスキー(ただし安酒)党員」この頃

2019-05-23 08:35:30 | 暮らし

 瓶の意匠がとりどりで楽しい、それもウィスキーの魅力の一つだ。形も色もラベルもその酒の個性をどう売るか、工夫を凝らしてる。もちろん、味や香りが選択の基準にゃ違いないが、時には、楽しいデザインにつられて衝動買い、なんてこともないわけじゃない。

 容器にこだわる酒って、どっちかって言うと、安酒だよなぁ。スコッチのモルトウィスキーなんて、どれも同じまるで統一規格瓶みたいだもの。この点、日本酒とは正反対で面白い。この売り方の違い、研究したら酒文化論はおろか、国民性の相違にまで理解が深まりそうじゃないか。誰か、追及してくれると嬉しいなぁ。

 百花繚乱の安酒瓶デザイン、今、瓶で買ってるものって言ったら、ビーフィーターのジンだ。なんだ、ウィスキー党員じゃねえのか?!ってお叱りをうけそうだが、そんなこたぁ知ったこっちゃない。近頃の晩酌オーダーは、まずジントニック、続いてウィスキートニックで喉の渇きを癒し、そこからおもむろに、チェーサー片手のストレートへと繋がって行く。

 ジンは最近密かな?ブームのようで、日本の、それも小さな酒造会社が個性を競っていて大いにそそられる世界になってきている。ただ、どれもがみな高級品で参戦してるんだよな!安酒党員しては、ふん、なにかっこつけやがって!と横目で蔑みの視線を流しつつ、その横のボンベイとかタンカレーとかゴードンの棚に向かうわけだ。つい先ごろまでは、ここら辺を行ったり来たりのジン選びをしていたのだが、最近は、ビーフィーター、それも47度、750mlのちょいでかお徳用サイズに固まってきている。

 もちろん、デザインは素晴らしい。シンプルで洒落ていて、気取らないところがとても好感を持てる。ラベルの絵柄も垢ぬけている。裏ラベルの裏側に赤一色で描かれたロンドンの風景が酒を通して透けて見える、いいなぁ!憎いなぁぁぁ!味と香りの方は、うーん、やっぱりちょっと落ちるかな、安酒だけのことはある。それでもなお、ビーフィーター派にとどまるのは、飲み終わった後の利用をもくろんでいるからなんだ。

 写真で、これまで飲んだビーフィーターに囲まれ、堂々のセンターを取るのは、自家製トマトジュース!去年、久しぶりに作ってペットボトルに入れ冷凍保存してみた。なぜ冷凍か?そりゃジュースだとカビの生えるのが速いからなのさ。余程念入りに殺菌して密封しないと常温保存ができない。その冷凍保存トマトジュース、これが滅法美味かったんだ!まったり、こってり濃厚にして爽やかな飲み口。甘みと旨味の絡み合いは、フラメンコダンサーのように妖艶さだ。

 で、トマトジュースを詰めるに、何がいいか?って言ったら、こりゃもうビーフィーターできまりだろう。まず透明で中の変質具合が一目でわかる。直方体で余計な突起のない形は、まとめてしまっておくのに場所を取らず丁度いい。それと、口金がしっかりしていてカチッと締まるのも殺菌後の打栓を効果的にしてくれるだろう。ビーフィーター瓶入り、トマトジュース、今年はたくさん作って、一年通して楽しみたいと思ってるのよ。

 今年は、加工トマト苗も順調に育ってる。この暑さ、この乾燥、トマトはきっと大豊作だぜ。ってことは、夏場、我が家のトマトジュース工場は大忙しってことだが、この超美味のジュースが通年飲めるんなら、なんのその、ってことだよな。

 

コメント
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