ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

令和元年初日の結婚式って、ビミョー!

2019-05-02 08:30:42 | 世の中へ

 いやぁ、まいったねぇ、令和元年初日に結婚式のお呼ばれだよ。

 なに、当惑してんだ、ってか?だってさ、元号変わりのお祭り騒ぎ、いい加減にしろよってイライラしてる身だからね。ここ数日、新聞はほとんどスルーの人だから。誰もかれもが新元号と新天皇を奉祝!なんて決めつけられるのって、すっごく嫌なのさ。数日前にも書いたが、別に天皇制否定論者じゃないし、別に今の皇室に反感もってるわけでもない。人間、みな同じ地平に立った方がいいんじゃねえの、くらいの感覚だ。だから、このバカ騒ぎが苦々しくはあるが、人それぞれ、おめでたいと神輿を担ぎ、花火を上げる人がいたってかまわない。でも、人を巻き込むなよな、ってことだぜ。

 で、この結婚式!どうだいかなりビミョーだろ。若い二人の結婚は心から喜びたい。祝福したい。だがなぁ、司会者の言葉にも祝辞にも、のべつ幕なし、令和の幕開けの良き日に、・・・とやられると、せっかくの晴れ晴れとした祝う気持ちにすうーっと影が忍び込んでしまうのさ。やれやれ、そんな元号変わりのおめでたにに寄り掛からなくたって、二人の出会いと門出だけで、たっぷりおめでたいだろうが。

 だから、平成のバルーンが破裂して、中から新郎新婦が登場する、なんて趣向に参加させられると、口の端が麻生みたいに皮肉にひん曲がっちまったってわけなんだ。

 新時代と二人を合わせ寿ぐ参会者。そんな人たちとの乖離感、ってほど深刻なもんじゃないが、それが決定的になる日が来なけりゃいいがなぁ、って願うだけだ。

 おっと、誤解してもらっちゃならんぜ。二人の結婚は心の底から祝福してんだからね。呼んでくれた新婦は高校演劇部の教え子。演劇に熱中することで、中学時代の行き詰まりを一気に突破できた女性だ。今じゃ農業教師を目指して働きつつ勉強している。その頑張る姿は今も脳裏に鮮やかだ。中でも、シェークスピア「夏の夜の夢」でヘレナを演じきった舞台は彼女にとっても、宝物になっていることだろ。3時間近い芝居だぜ、あの長セリフだぜ、あの次から次のきらびやかな装飾の言葉だぜ、高校生、よくやったと思うぜ。

 射止めた、どっちが?新郎は、まじめで頑張り屋の好青年、そこそこ二枚目、失礼。走ることが大好きで、6月は東根さくらんぼマラソンハーフ、10月は長井フルを走るのを楽しみにしてるって、おぅおぅ、それじゃ悪い奴のわけねえよ。東根での再会を約しつつ握手して会場を後にした。

 あっ、心配なく、ひん曲げた口の端は誰にも見せちゃいないからな。でも、ここに書いたじゃないか、って、うーん、そ、そ、それは・・・・

コメント
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