ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

認知症サポートコント第3弾、初演好評!

2019-05-25 09:20:24 | コント

 少しだけ心配してた。受けるかなぁ、6年生だしなぁ。難しいお年頃なのよ、高学年から中学生って。なんか、大人ぶって斜に構えちゃったりして。

 さらに、コントの内容、これがこれまでの2作とはまったくの別分野。軽度の認知症の人の社会参加を扱ったからねぇ。呆けジイサンで笑いを取る、ってことができない。まっ、認知症サポートコントを、呆けぶりで引きつけるってのは、ある意味差別助長にもつながりかねないわけで、その点では、今回はその笑いの定番を避けて挑んでるから真っ当じゃある。

 が、ほとんど常人と変わらない、わずかに記憶喪失がある程度の人への理解を求める、って、笑いどころじゃない。どうしたって、理屈っぽくなる。そこを子どもたちにわかりやすく、楽しみながら伝えにゃならんのだから、ちょっと心配、当然だろ。

 その第1回目、町内小松小学校での初公演。「受けたよぉ、予想してたよりずっと受けた。」って出演者が声をそろえて報告してくれた。「いやぁ、子どもたち、とても人懐こくて穏やかで素直で、とても上手く行った。」と、観客に助けられたことを大いに強調していたが、やっぱりベテラン役者たちの魅力が力になったんだと思う。なんせ、客席に入り込んでの客いじりをふんだんに仕組んだからね、これは役者の力量がものを言う。3人の出演者のうち、2人は幼稚の先生だった人だから、子どもたちの扱いが下手なわけがない。それに、とぼけ味の劇団代表が加わってるんだ、こりゃ最強だよ。

 いかにも悪魔っぽい衣装や小道具も人気だったようだ。そう、コントの極意は、役柄をくっきりさせること、これ三宅裕二さんに教わった、泥棒はほっかぶり、悪魔は三叉の槍ってね。

 

 自ら出演希望したお巡りさんも、無難に?初舞台を勤めてくれた。新しい町の名物、誕生ってところだ。

 この先、町内全小学校、中学校、そして、置農、と全部で6公演ほどが続く。気難しい中学生、高校生対象もあるが、大丈夫、きっと上手く行くさ。だって、役者もいいけど、台本もいいからさ、って最後に手前ポメ!

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