ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

イネ苗、発芽!いくらなんでも今年はね

2019-05-01 08:21:23 | 農業

 種まきから8日、イネ苗、どうやら発芽した。相変わらずまばらじゃあるけどな。まず、我が家の乏しい実力、我が家の至らぬ設備、プロも音を上げるポット苗とくりゃ、これだけ出りゃ御の字ってもんだぜ。写真じゃよくわからんだろうがな。青くなってうろうろと歩き回るしかなかった去年の惨劇に比べれば、このところどころ毛の抜けた安物古絨毯だって、嬉しくって飛び跳ねたいくらいだ。

 なにが原因でああまで発芽不良、生育不順が生じたか、未だによくわからんが、一つにはぶっ壊れ播種機があった。詰めた土を転圧するイボイボローラーのタイミングがずれたままで、種がポットの中に入らず浮き上がることしばしば、覆土したって水を掛けりゃ種が浮き上がって来る、信じられるか、そんなこと?種だって、やってられねえよ、ってそっぽ向いたりしたんだろう。もういい、20年ものの中古払い下げ機械にはお引き取り願おう。リース料高くたって、新型機借りて種まきしよう。これが第一の改善点。

 も一つは、生育不良対策。ボカシの作り方を入念にした。きっと、ただで手に入るからって、米ぬかだけで作った罰があたったんだ。だったら、油粕、ただしヘキサン抽出じゃなく機械圧搾したものね、それも混ぜ、有機複合肥料も放り込んで仕込んだ。肥効はずいぶん上がったはず。でも、これはこれから先結果が現れるってことだ。

 苗箱をプールに、あっ、もちろん、最初は水を張らない、並べた後の水やりにも気を使った。特に、やり過ぎに注意。その後も、こまめに乾いたポットだけ集中散水して常に、全体が適度な湿りを保つよう細心の注意を払った。なんせ、ポットだからねぇ、それぞれが独立なわけよ。まんべんなく水を掛けたつもりでも、表面濡れただけだった、なんてのは、すぐにカラカラに乾いちまう。そうなりゃ、種も渇水死滅ってことだ。ポット育苗ってやつは、上手く育てば、素晴らしい苗ができるのだが、そこに至るまでがあまりにリスキーなんだぜ。だから、プロも続々と普通の苗箱育苗に出戻りしてるってことなんだ。ほら、我が家だって、自分で田植え機満ち込むTさんの箱苗は発芽も揃って順調だもの。

 未だに芽が出そびれているのは、周囲の壁近くのポット。寒いんだろうな、中央部に比べて。この対策、これが来年の課題ってことだ。そうそう、忘れてた!芽出しの時間もほぼ1日伸ばしたんだった。これも成功の原因だな。発芽しやすいモチなど、芽も根も出てしまって、播種作業中に取れちまったりしたが、それでも、大丈夫。イネの力を信じなさいよ、ってことだ。

 ハウスを覗きに行くこと日に7,8回、いや、10回を超すか。あと3週間!この細心の注意と愛の心を保ち続けて、揃った苗で爽快な田植えと行こうぜ。おっと、これから教え子の結婚式、天童かぁ、一日仕事だなぁ。うーん、ハウスを開けて行くかどうするか、悩むところだぜ。このまま曇っていてくれ!お願いだぁぁぁぁ!

コメント
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