ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

パン焼いてネギ苗もらった!

2019-05-14 09:42:47 | 農業

 今年もごはんパンとネギ苗の物々交換だ。

 プロが育てたいい苗もらうんだから、パンだって、種類多くしなくっちゃ。食パンだろ、菓子パンはクリームパン、ブドウクルミパン、それに最新作オレンジメロンパンだ。種類多くすると、手間もかかって大変!午前中フルにパン焼きした。でもな、あのネギ苗がもらえるなら、頑張っちまうぜ。

 メロンパンは前回の反省、格子目を残すには、ビス生地を厚くすりゃいいんじゃねえか?ってことで、1回目の1.5倍のビス生地をのせてみた。が、やっぱりスケッパーでつけた跡はすべて消えちまった。ははぁぁん、これ、バターの量が多すぎるってことだぜ。油脂分は窯で融けるからな。要は安い配合にすりゃいいってこよ、小麦粉とか牛乳とか卵とか増やしてね。まっ、見目より味を取ったってことで我慢しておこう。

 焼き上げてさっそく米沢の野菜プロのところに直行。置農卒業して6年、もういっぱしの野菜農家だ。今年のネギ苗も緑濃く元気いっぱい、これなら立派に育って、半年以上、たっぷり楽しませてもらえるな。

 そう、このネギにゃもの凄くお世話になった。いや、今だって、春先掘り上げたものが米袋2袋分も冷蔵庫に入っていて、蕎麦の薬味や煮物にとても重宝している。本当に長持ちするネギだ。もちろん、味も良い。逞しく育つのに、決して筋っぽくならない。だって、ほら、5月の今でさえ美味しく食べられるんだから。

 冬前に収穫したネギをどう保存したらいいのか?長年の課題だった。旧鶏舎や薪置き場の空間にいけてみたりしてみたが、寒さや乾燥にやられとても冬を通して利用することができなかった。ええいっ、なら、根っこ付きでコンテナに詰め込んで、倉庫で放っておけ。食える時期まで食えりゃいいさ。凍ってダメになったらそこが縁の切れ目、と割り切って、コンテナ3つに詰め込んで倉庫の一角に持ち込んだ。覆いを被せるでなし、保温するでなし、置きぱなしのほったらかし。使う時には、そこから必要なだけ取り出すことにした。この放任主義が大成功!秋から冬、冬から春にいたるまで贅沢なネギ三昧に浸ることができた。たくさんの人にも分けた。蕎麦屋さんにも上げた。 一部畑で冬越ししたものは今も役に立ってるってわけだ。なっ、このお役立ち度なら、パンだってばんばん焼いちまうぜ。

 技術を身に着け、しっかりとプロの道を歩んでる知り合いが近くにいるってほんと!幸せなことだなぁ。彼は演劇部の教え子、今、仲間たちと芝居つくりを始めたそうで、大変ですよぉぉぉ!と嘆きの言葉も漏らして来る。そうだろ、演劇が求める熱量は半端じゃないんだぜ。でも、仕事と舞台、なんとかどちらもやってみようってその気迫はいつまでも大切にしてくれよな。

コメント
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