ステージおきたま

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ひらめき欲しけりゃ、ぼけっとしてろ!NHKスペシャル人体「脳」

2018-02-05 09:08:15 | テレビ

 NHKスペシャル人体、楽しみにしてたよぉぉぉ!今回は脳だって。又吉ゲストにその脳を丸裸?にして彼のひらめきの理由を探ってた。

 相変わらず、驚くようなCG動画の連続で、たっぷり脳内を見せてもらった。神経細胞の刺激伝達物質は幾つもあって、それと途方もない数の神経細胞との組み合わせで、反応の仕方は膨大な数に上る、その仕組みは一見無駄だが、多様性の保証という意味では、大いに有意義だ、なんて話し、改めて、脳の偉大さ、人体の摩訶不思議の前にひれ伏してしまった。

 今回のテーマは「脳」だが、そのアプローチは3方向、ひらめきはどう起こるのか?記憶はどう蓄積されるのか?そして、アルツハイマー認知症治療最前線だった。菜の花座次回台本に苦しんでいる身としちゃ、ひらめきが大いに気になるところだ。

 又吉をMRIにぶち込んで、ひらめきの瞬間の脳神経細胞のつながり方を映像にして、そこから、先端研究成果を紹介してくた。結論は、人は、デホォルト・ムード、つまりぼけっとしてる時にひらめきが起きる、ってこと!ぼけっとしてる時って、脳はお休み状態なんかじゃなくて、たくさんの神経細胞が互いに連携しつつ、大脳皮質細胞にアクセスしてる状態なんだって。そう、実はかなりアクティブ!大脳皮質って、過去の記憶のファイル、そこに幅広くつながって、何かがピンと来るのを待ってる、そういう状態なんだってさ。偶然だかなんだか、ある過去の記憶に触発される、それがひらめき!

 うん、そうか、そういうことか、納得だ!ってついつい画面に向かって親指立ててしまったね。ていうのは、午前中、次回台本のヒントがひらめいていたからなのさ。そのヒント到来の瞬間がNHKスペシャルの説明にピッタリ!車の運転中、過去のあるシーンが浮かぶとともに、そうか、これで行ける、これなら書ける!なんと、そのものずばり、まるで実証試験のような経験じゃないか。ふむふむ、てことは、ひらめき浮かばず悩んでる時は、必死に考えめぐらすんじゃなくて、ぼーっと散歩したり、ソファにふんぞり返ってた方がいいんだっとことだ。こりゃ楽でいいや!って言っても、いつでもひらめきはやって来るって保証はまったくないわけだから、ぼけっとしてる間に締め切りオーバーなんてことも成り兼ねない。うん、それもヤバい。

 ひらめきは「ぼけっと脳」から、って、ことは、人間その人が経験し記憶にとどめた事柄からしかヒントは浮かんでこないってことだ。天から舞い降りたりしやしない、すべては己の脳内に蓄えられている、ってこと。これ納得にゃ違いないが、恐ろしいことでもある。だって、記憶量って学習量ってことでもあるわけだろ、これ、絶対不足だから。

 そうかぁ、となると、これからでも記憶を増やして行くしかないな、この乏しい経験を補足するにゃ。えっ?もう耄碌して忘れるばかりだろって?それについては次の課題、記憶はどう蓄えられるのかで、年寄りにとって嬉しいニュースを伝えてくれていた。記憶は、一時海馬の神経細胞に収められ、それが大脳皮質に送られて蓄えられるのだが、海馬の神経細胞はなんと90歳でも新しく作られている!!ってことがわかったんだ。凄い、凄いぞ!これは期待できる!記憶力を鍛えていけば、ほぼ死ぬ直前まで脳神経再生可能なんだから。

 で、この記憶力を鍛錬するには、そう、前々回放送の「骨」で教わったねぇ、筋肉を鍛えることなんだよ、走ることなんだ!

 うーん、NHKスペシャル、いいぜぇ!ためになるぜぇぇぇ!

 見損ねた人には、再放送。2018年2月8日(木) 午前1時00分(50分) あるそうだから、ぜひ、ぜひ、ぜひ!

コメント
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