高畠町のねほだれ大会、制限時間があるんだよ。8分以内、それを超えると減点だってさ、厳しいぜ。なにがなんでも賞搔っ攫おうって気ないから、無視したっていいんだが、進行表見ると分刻みのち密さ、出演団体も多いし、勝手に2分も3分もオーバーしてるわけにゃいかない。まずは時間内で演じ終えるように短縮バージョンを作った。
まずはYouTubeの動画見て欲しい。https://www.youtube.com/watch?v=V8j6ecOkNrQ
コント大会のものだが、13分以上!もかかってる!出はけに1分近く費やしてるからそれ差し引いたとしても、12分!ってことは4分、1/3もカットしなけりゃならんってことよ。こりゃかなりの難事業だぞ。
文字数を見ると元々のバージョンが3335文字、これを2/3にするわけだから、2223文字、これが縮小目標。うーん。厳しい。ギャグも相当カットせにゃならん。
まず、筋立てを理解させるセリフは生き、ギャグは笑いの大きかったものは残し、微妙だったものは不採用。同じ内容の繰り返しも大胆に削って、川西ネタは高畠ネタに書き換えて、・・・ワード画面の左下の文字数表示をチラチラ見ながら、減量作戦を続けた。
削りに削って、ようやく2458文字!限度だぜぇ。限界だ。究極のシンデレラスタイルだ。あっ、知ってる?シンデレラスタイルって、最高にスレンダーでカッコいいってことじゃなくて、継母や異母姉に苛め抜かれてぎりぎりまでやせ細った体形のことなんだって、昨日、ツィッターで教わった。勉強になるなぁSNS!
後は、ともかく役者たちにしゃべらせてみて、どうしてもオーバーするなら、その時は、その時!役者の早口言葉、突っ走ってもらって滑り込むしかない。
新たに印刷した短縮バージョン、まずは読み合わせして、変わったセリフ、無くなったセリフを確認。その後、読みでチェック。おお!6分40秒!短くし過ぎたか?いやいや、これに動きが付けば40秒は伸びる。さらに、役者がセリフに慣れてくればゆっくりまったり引っ張るようになる、とすれば、いいところかな。
今度は動きも付けてやってみる。やっぱりな、7分11秒!これだと本番は7分30秒から40秒の間ってところか。いいねぇ、上手く行った。これでタイムオーバーを気にせず演じられるし、見ていられる。
終演後の挨拶、ナオミの婆さんにアドリブかましてもいいぞ、なんてゆとりのダメだし。さっ、あとは役者たちが新バージョンしっかり自分のものにして、笑い取ってもらうだけだ。