ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

加入者あれば退団も!それが劇団!

2018-02-03 09:54:48 | 菜の花座

 3月から入りたい!ってお二人に気を良くしてたら、今度は、活動休止します、とか、辞めます、なんて連絡も入ってきたりして、菜の花座、右肩上がりの成長曲線とは縁遠いなぁ。

 理由はいろいろあって、通うのに時間がかかり過ぎって人もあれば、他の活動が忙しいから整理したいって理由も、先日連絡もらった男優は、今年始めるパラグライダーに集中したいから、って。それぞれ事情はあるから否応は言えない、残念だけど。

 一人、また一人と抜けていくと、なんだか取り残された気分で滅入るよなぁ。つまんない芝居付き合ってらんねえよ、時間の無駄!って暗に拒絶されてるんじゃないかって要らぬ勘ぐって、弱気になったりもする。せっかく演技のこつ掴みかけたのに、勿体ない!なんて、思いはこっちの身勝手ってもんだな。

 まっ、仕方ない!出た、まっ、仕方ない!そっ、この言葉で顔を上げて前を向けるんだ。起きてしまったことをいつまで引きずってもどうにもならない。過去は過去、踏み出すのは今から明日への第一歩、立ち止まっちゃいられねえぜ。

 人生、楽あれば苦あり、七転び八起き、なんて処世訓持ち出すこともない。20年近い劇団の活動、いつだってこんな調子で目の前の課題乗り越えて、新しい舞台、創り続けてきたんだ。ぎりぎり4人になったことだってあったんだ。

 見渡せば、3月の稽古開始を心待ちしてるメンバー少なくないわけだし、新加入もある。あるもの数えて元気を出そう!ってことよ。ゲームだって人生だって、手持ちの札で勝負だぜ!ってね。うむ?これ、たしかシニア演劇学校2期生のミュージカル『ラグリンシャ・クロニクル』で書いた詞の一節だよ。

 後ろは振り返らない、逃げたもの、失くしたものは、諦める。今立つ周囲を見渡して、残ったものを見つめ直す、そのこからしか明日は開けないんだからさ。

コメント
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