ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

シニアコント新作はヴァーチャル不倫!

2018-02-14 09:02:19 | コント

 よくあることなんだ、これで書ける!って安心してた題材が、いざ、書き始めたらたちまち行き詰まっちまうってこと。思いついた時にゃ、面白ぇ、これ行ける!ってやったぜ!感に浸ってたのに、どうしよ?閉め切り明後日だし、他にストックないし。

 不倫セールス、これ書けるぜ、ぜったい!最近の不倫騒動、聖人君主面で責め立てる連中を笑いのめしてやろうじゃないか、って思惑だった。なぁに、非難して炎上させてる奴らだって、どっこいどっこいってもんでさ、場合によっちゃ妬みやっかみの裏返しなんじゃないか、ってね、これがベーストーン。だが待てよ、そんなのこっちの思い過ごしで、けっこうマジに憤ってる人多いのかもしれない、特に、ここら田舎じゃなおのこと。うーん、となると、このテーマは独りよがりか?笑いがいつの間にか凍り付く、なんて恐ろしい事態にぶち当たらないとも限らない。

 はて、弱ったぞ。代わりに使えそうなネタ、まるっきり準備できてないぞ。まるまる1日、頭をふりふりうろつき回った。今さら、不倫ネタ以外のもの書けないし、かと言って、思い描いてた筋立てじゃどう考えたって無理だし。まっさらなアイディアなんてそんな簡単に浮かぶわけねえだろ。なんとか、せにゃ!

 そうか、不倫とセールス、二つのキーワード生かしつつ、それとは別のギャグを着せられればいいんじゃないか?

 バシバシっと来たねぇ、アイディア!降って沸いたぜ。ヴァーチャルリァリティ、VR!不倫そのものの売り込みじゃなくて、VR3Dヘッドセットの売り込みセールスにしてやるんだよ。もちろん、最新型を語るインチキ品だ。視覚、聴覚ばかりじゃなく触覚も得られるっての売りにした製品。最初は真っ当なVR機器でも可能な体験を少し羽目を外して体験させる。例えば、スカイダイビングで高度設定を10メートルに間違えて、付けた途端に地面に激突とか、F1レースの事故とか、金庫破りとか、VR体験はさらに過激になっていって、遂には不倫プログラムに行き着く。で、その体験の内容は、・・・これは、こればっかりは教えられないぜ。この部分のギャグが実は最初のアイディアなんだ。よかった、よかった、書けたぞ、締め切り前に!

 だがなぁ、書けたは書けたが、長い!多分20分を超えて30分に近づくかもしれない。中身の面白さで引っ張れる自信はあるんだが、問題は演じる役者だ。このコント、シニア6期生の修了公演ように書いたものなんでね、シニア男優二人で30分!やり通せるかねぇ、セリフ覚えきれるかねぇ、そこが大いに不安だ。

 まっ、せっかく1年かけて鍛えた役者脳、しっかり使いこなして、有終の美とやらを飾ってもらおうか。

 フレンドリープラザシニア演劇学校6期生修了公演。3月18日(日)プラザ舞台上特設舞台・会場。開演は、多分、14時だったと思う。写真は6期生修了公演のチラシが手元にないので、7期生の募集案内で。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする