仕事、多い!ともかく多い!やたら多い!装置の鬼Tさんは役者として出演の傍ら、連日ものつくりに精を出している。それでも間に合わない。任せっきりにゃできんだろう。みんなで頑張らにゃ!ってことで、今日は午後から装置作りの追い込み。蹴込みを仕上げ、書き割りを書き上げ、定式幕をバトンに吊る仕組みを考え、やり遂げた。
6間ものカーテンをどうバトンに吊るか?こりゃかなり難しい応用問題だ。ただ吊りゃいいってもんじゃない。劇中何度も開けたり閉めたりする。スムーズな開閉ができるとともに、強度も十分でないといけない。6間って言ったら、10メートル80センチだからね、髙さも3.5メートル、幕の生地だけでも相当な重さになるわけさ。
議論百出、結論は、何本もつなぎ合わせたカーテンレールを頑丈な角材に固定し、それをバトンに結束バンドで固定する。言うは易し、行うは難し、ってこと。様々難問をくぐり抜けて角材への取り付けは終わった。さらに、幕の上部を隠す別の横幕、これも吊らにゃならない。ここもああだこうだと言い合った後、どうにか完成。これで今回の舞台の一番の売り物、定式幕の準備ができた。
夜からは稽古。藤柳美香次社中の人たちも全員参加。ゲネで不十分だった所から最後エンディングまでを通した。やっぱり違うなぁ、外部の人たちからじっと見つめられると、数段緊張感が高まる。ドジも一部あったものの、全般に良い稽古ができた。
さっ、いよいよ明日は朝から仕込み。舞台上に芝居小屋が忽然と現れる。これ、絶対に見ものだから。てことで、25日14時開演、お待ちしてるからね。