ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

まさかの小春日和!それ、キャベツを掘るぞ!

2016-12-22 13:45:13 | 暮らし

 先日の雪降りで、あっ、こりゃダメ!根雪だよ、もう冬ごもりしかないって、すべてを諦めた。すべてって何だ?畑の取り残しの野菜たちさ。中でもキャベツと赤カブ。虫たちに無残に食い散らされたからねぇ、結球するのも遅れに遅れてようやく、これキャベツって言えるほどになっていた。あと3日でも、いや1日でもいい、光合成に精を出してもらって、太ってくれぇぇぇ!ぎりぎり願っての日延べが凶と出て、あれよの間もなく雪の下。あぁあ、収穫しときゃ良かった。

 赤カブはすでに何度か取って赤カブ漬けで食卓を飾っていたのだが、あまりの美味さにあっという間に売り切れ状態。こんじゃもっと取っておきゃ良かったと悔やんでいたところ。

 ま、ま、まさかの晴天!驚きの小春日和!しかも、数日前からの暖かい雨で雪解けも進んでいるところに来てのこの春うらら。それっ、畑に直行だぁぁぁぁ!

 まずはキャベツ。畑全体、まだ10センチくらいの積雪がむらなく覆っている。キャベツの畝はどこぞいな?なぁぁぁに、発見はいとたやすきこと、ぽつぽつと膨らみが続いているもの。雪をかき分ければ、鮮やかな新緑!おお、雪の下でも精一杯生きていたんだ。

 よしっ、これは収穫、こっちは、そのまま冬越しか、一つ一つ雪をどけては見極めて掘り出した。そう、根っこがらみ掘り上げるのだ。土付きの根っこを付けて保存すると、かなり長持ちするのだ。本当は土に埋け直せば一番いい。でも、ネズミにやられてしまうから、仕方ない。堀上げて根っこ付きのまま小屋で保存する。小さくてふわふわだけど、20個ほど、これで冬越しの定番野菜、白菜、大根、キャベツ、ニンジン、ジャガイモが揃った。よしよし、これで豊かな冬眠生活が保障された。

 キャベツ取り終えて、ちらと横を見れば、ここも雪の膨らみが。たしか、ここには大根が植わっていたはず。種まきが遅れて生育不良のものがそのままほったらかしてあったんだ。念のため、これも引っこ抜いてみた。おおーっ、結構太ってるじゃないか。これは儲けもの、いただきぃぃぃ!

 最期は赤カブ。畝を間違えたりもしたが、すぐに発見、次々に掘りあげた。赤カブは皮がとても固いので、寒さの中でも日持ちがする。乾燥しないようにビニール袋に入れて保管すれば、一冬中、酢漬けの材料に事欠かぬことだろう。

 

 また

 幸せついでに、隣りの畝の小松菜も何株か切り取る。しっかりと逞しく育った小松菜、この秋シーズン、ビタミンの貴重な給源となってくれた。緑濃くがっしりと頑丈に育っているが、火を通せば柔らかい。実に好ましい菜っ葉だ。さすがに、これは小屋での保存は無理。1週間分を収穫。洗ったあと袋に入れて冷蔵庫に入れておけば、かなり長く新鮮さを保ってくれる。以前、冷凍したものにはまだ手を付けずに済む。

 予期せぬ小春日和、思いがけず嬉しい1日だった。幸せ気分に浮かれて7kmほど走り回ってしまった。また、こんな日が巡ってくるといいなぁ。

 

コメント
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