ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

雪、来たぁぁぁぁ!ってどこも同じだろ

2016-12-17 09:59:01 | 暮らし

 ついに根雪!さすがに、も一度畑に、なんて未練は断ち切られた。あーぁ、キャベツまだ取ってなかったのにぃぃぃ。明日からまた暖かくなるって予報だけど、ダメだろねぇ、ここまで積もっちゃ。ひざ上だもの。

 で、雪が降れば、何はともあれ、除雪だ。そんなこたぁ、みんな同じだ、書くほどのことじゃねぇ!そうだよな、みんなうんざりしながら、スノーダンプ押したり、除雪機動かしたりしてるんだ。ブログに取り上げるほどのオリジナリティなんてない。あっ、言うなって、いつの記事だって、それほど真新しい内容はないぜ、なんて。ありきたりの話題でも、なんか新味を加えるように書いてるんだから。

 でも、雪ネタはねぇ、除雪大変です!話しなんかここらの人間にゃありきたり通り越して、今さら言うな!って話題だから、そんなことぐだぐだまき散らすのは、大いに気が引けるんだけど、うーん、やっぱり書いちまおう。

 まるまる1年ぶりの除雪機出動だ。どうだ?エンジン掛かるか?今年はシーズン前整備を頼まなかったから、ちょっと心配。ほらほら、チョーク引いてスターター回しても、うんともすんとも言わない。これ、ヤバイかも?と焦り出した瞬間、ドドーンと回り出した。

 えー、これがアクセル兼用、前進・後退レバーで、こいつがオーガの上下作動バー。で、こっちが雪投げスロートの回転首振り、さらに吐き出し口の上げ下げのレバー。うーん、ややこしい。久しぶりの運転、急かず慌てず、安全第一で行こう。特に、バック時は厳重注意だ安全装置がついてない。機械と壁に挟まれて内臓破裂!なんて事故、毎年聞こえてくるからね。えっ、クラッチのレバー放せば止まるだろ、って?そうなんだよ、それが安全装置を手抜きしている理由なんだろう。でも、人間って突発事態に遭遇すると、とんでもないことし兼ねない。クラッチつないだまま、他の操作しようとしたり、なんて、あり得ないことなんだけど、大いにあり得ることなんだ。

 さ、そろりそろり除雪開始。車が出入りする小屋の前をまず払って、次に玄関までの通り道。

 よしっ、これで何とか出入りに不都合はなくなった。調子も出て来たし、屋根から落ちた塊もぶっ飛ばしておくか。我が家の屋根は急傾斜、雪は積もるそばから軒下に落ちる。除雪に上がらずに済む分、軒下はすぐにうず高く雪に埋もれる。窓がすべて覆われないよう、時折除雪する必要がある。これが意外と面倒。と言っても、北側は雪囲いして万全だし、西側はヒマラヤ杉が防いでくれている。残るは東側。

 除雪機を移動して、除雪開始。途端に、オーガのピンが飛んだ!これだもの!エンジン保護のため、オーガに回転を伝えるボルトは柔らかい鉄でできている。石とか、コンクリートとか木株とかに当たると、簡単に折れる。だから、用意周到な人は、雪降り前に除雪範囲の安全確認を怠らない。が、僕はそんなことするわけない。よくよく見てみると、なんと古い電信柱が横たえられていて、そこからぶっとい電線の切れっぱしが、飛び出している。こいつだよ、これを噛んじまったんだ。そりゃ折れるわ。

 除雪機始動初日にして、早くもピンの交換。これがほんと!苦手。手袋脱いで細かいボルトを差し込み、反対側でナットで迎えるんだが、すぐに指がかじかむ。指先の毛細血管が細いんだよ。我慢のできない冷たさ。穴に突っ込めずぐずぐずしているうちに、指先の感覚がなくなる。足も寒さで痺れて来る。凍傷寸前!指先を襟元から突っ込んで肌の体温で温める。指が動くようになったら、再度挑戦。またまた、凍える。襟元突っ込む、温める、作業続行。もう、完全に厳冬期登山隊だ。ダメだ、絶対、俺は冬山には登れん。冬の戸外作業も出来ぬ。現場作業員、尊敬だぁぁぁ。

 なんとかボルトを付け替えて、どうにか終了。しばし快適に雪飛ばし。と思った矢先、またもやボルトが折れた。今度は、針金。

 もう、どうして、こんなとこにほっぼらかしておくんだよ、って怒ったって、それ手前の所為だから。またも、ぐだぐだとボルトピンの交換。

 やれやれ1時間以上を掛けてようやく、完了。でも、まだ降り続いてる。てことは、午後にはまた除雪作業が待ってるってことだ。農作業から解放されて、のんびりゆったり読書の時、なんて、雪降るまでのはかない幻想なんだよな。

 

 

コメント (2)
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