今年も呼んでもらった。高畠町和田地区の寿大学、笑学講座。
昨年はコントプラス手品で臨んだが、毎年同じじゃ芸がない。コント3本と歌とダンスで勝負した。歌の方は、菜の花シニアのスター歌手Fさん、素晴らしい歌声でお年寄りを魅了した。2曲のうち1曲は、「北国の春」、観客も一緒に楽しんだ。
ダンスは、「クロスロード」のオープニングダンス、男性陣の「マンボNO5」女性陣の「スィングスィングスィング」を軽快に。これまた途中お客さんも巻き込んで踊って、好評だった。
問題はコント。これは、かなり問題ありだったな。そう、笑いが取れない!三本ともに、完敗とは言わないものの、判定負けってところかな。
敗因の第一は、台本が必ずしもお年寄り向きでなかったこと。通じない言葉とか、ピンとこないギャグとかが多過ぎた。例えば、コンビニネタ。準山間地の和田地区、それも80歳前後のお年寄りにはとんと馴染みないもの、コンビニなんて。あっ、コンビニはあるんだけどね。来年は必ず1本はお年寄り向きの作品書くよう心がけよう。
次なる問題点は、演技かな。声が小さかったり、間を間違えたりすることが結構多かった。演出が手を抜かずに直前チェックをきっかり詰めておけば、こんなことにはならなかった。と、同時に、役者たちにはもっと笑いを取るセンスを磨いて欲しいと感じた。
もう一つ、MCとの関係。コントの内容をどこまで紹介するか、難しいところだ。内容に細かく立ち入ることなく、事前の興味を煽れれば、いいわけなんだが、うーん、ちょっと深入りし過ぎたかな。これもまた、経験を積んでもらうしかないな。
来年もまたぜひお願いします、と頼まれたものの、どこまでが社交辞令なのか?迂闊に喜んでいられない。作者も演出も役者も、もっともっと、笑いに徹する気構えが必要だよな。