ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

通してわかった、大変!!!菜の花座『流れ旅 匂うが紅』本番まであと2日!

2016-12-23 09:54:17 | 演劇

 本番直前の通しって、きついぃぃぃ!せめてもう1週間早くてしておきたかったぁ。相変わらずの稽古遅れ、役者や舞監の病気ダウンも重なって、どうにか漕ぎつけたのが一昨日。問題、課題がぞろぞろと出てきた。

 まずは着替えのタイムオーバー。舞台は進行しているのに、着替えに手間取って役者が出てこない。そんなロスタイムが3回ほどあった。でも、それは想定内のこと。早着替えをするのも初めてだし、サポートする着付け担当の2人も初顔合わせ、まっ、これで間に合うはずがない。2人が一人の役者に掛かってしまって互いに遠慮し合うとか、鬘を着けるのに手間取ったとか、聞けば楽屋でそうとうのてんやわんやが起こっていたそうだ。それがわかれば、それでいい。どこで滞るのか、どこを手抜きすれば切り抜けられるか、見通しがたった。

 

 生歌で踊るシーンがあるのだが、事前に踊り手に渡してあった音源の編曲が違っていて、踊り手が戸惑うなんて危機も出来。これはまったく私の手落ち。昨日、さっそく、生歌を録音して、お渡しすることで緊急脱出、できるはず。

 後は、役者たちの出はけ。何度かやってあったはずなのにぃぃぃ、もう。忘れちまうんだよなぁ、シニア役者は。殺陣もめちゃくちゃぎこちない。自信ないんだなぁ、初めての経験だから。作った動きが変わってしまっる部分もままあった。やれやれ。

 衣装チェックは事前にしてあったのだけど、いざ当人が着て出てみると、うっそー!そんな恰好なのぉぉぉぉ???ってものも幾つかあった。鬘も同じ。翌日、早速交換を指示。ともかく、一人3着以上の衣装変えだろ、やっぱり目が届きかねたんだ。

 一番の誤算は、時間超過。2時間10分と踏んでいたら、とんでもない。ラスト2シーンを残して稽古会場終了。大慌てで着替えを済ませ、道具を運び出したものの、なんせ、大量の小道具、大道具、結局大きく超過して、管理人さんから大目玉を食らった。

 て、ことだったので、翌日、残りの部分を通してみた。いや、通しが間に合わなくてよかった。とっても、前日にできる仕上がり具合じゃなかった。なんせ、ラストシーンだけで衣装箱とか鬘ケースとかの小道具類が10数個も出てきたんだもの。数日前にようやく集まってきた道具たち。この段取りだけで30分はかかってしまった。通しなんてとてもとても!

 ともかく、衣装が多い!道具が多い、初体験の立ち回りに踊り、そして、何より、他団体との共演!難問が多すぎるんだ。これに通しじゃ出てこなかった書き割りとか上げ幕とかも登場する。これはもうほんと、大変な舞台になった。

 あと2日!今日は昼から道具作りの仕上げ、そして、夜は稽古。どこまで仕上がるか、菜の花座の根性の見せ所だ。

コメント
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