ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

もう待てない!野菜取っちゃお!

2016-12-09 09:05:03 | 暮らし

 ぎりぎり我慢してきた。天気予報とにらめっこしながら、雪に埋もれる直前までと1日延ばしに日和を見て来た。でも、もう待てない!もう、堪えきれない!収穫だぁぁぁぁ!!

 ちょっとでも大きく育って欲しいって、毎日畑を見回っては、声を掛け続けて来た。大きくなれよ、まだまだ元気だ、君はもっと成長できる!って、野菜たちに。周囲の農家じゃとっくに取り入れ終わって、畑は冬の装い。我が家だけだ、まだ諦めきれず、野菜たちのさらなる肥大を願っているのは。なんとも、未練がましいことよ!

 失敗したからなんだ、白菜も大根も。白菜は、直播した種がほとんど発芽しなかった。慌てて、播き直してみたものの、これまたちょぼちょぼ。しかも完全に時期を失していた。複数出た芽生えを移植したりして、なんとか、株数だけは確保したが、その後の育ち具合は、遅々として追いつかず、収穫適期にそれらしく結球したのはわずかに3個。残りはようやく丸まり始めたばかりとか、葉を広げたままだったり。これじゃとっても冬越しできないよ。せめて、せめて、この半結球の連中が白菜と呼ぶにふさわしくなるまで、待つ!じっと見守る!ぎりぎりまで堪える!

 でも、さすがに、12月も前半を過ぎ、天気予報にゃ、雨傘マークならぬ雪ダルママークがずらーっと並ぶようになった。3日に一度は霜もびっしり降りるようになっている。先日の冷え込みじゃあ、大根の首が凍った。さすがに、ここまでだろう、もう取り入れしてしまわないと、万が一根雪になったら、これは目も当てられない。雪堀りしつつ手を悴ませて収穫作業なんて真っ平だぜ!

 一瞬の晴れ間を逃さず畑に出た。日差しはあっても風は西風、指先は凍える。まずは、これまた種まき時期を間違えた大根。霜にも耐え、凍結をものともせず、積もる雪をも跳ね返して、日1日と太くなって、どうやら、成人した大根として収穫できた。その数10数本ちょっと心細いが、なんとか冬中持つだろう。まだ生育途中の別品種もあって、そちらは凍らぬよう、突き出した首部分を土寄せして覆った。いざとなったら、こっちを掘ればいい。

 白菜の方は、うーん、結球完了とは言い難いが、まず、保存できる程度には丸まった。数えてみたらぴったり30個。まっ、なんとかなるか、待ちに待った甲斐があったってことだ。それと、この冬の暖かさのお陰だな。軒先に広げて軽く水分を飛ばしてから、新聞紙に1個ずつくるんで保存する。よしっ、これで鍋でもキムチでもなんでもござれ!だ。

 ニンジンもすべて抜いた。こちらはコンテナ1杯。食べきれないなぁ!掘らずに残すって手もあったが、ネズミのエサになるだけだからとすべて収穫。頑張って、お菓子とかジュースとかにして消費しよう。あと、赤カブとキャベツが残ったけど、これは収穫しやすいので、さらに数日日和見。

 どうやら、これで冬の備えは完了だ。自家製野菜と米と味噌、青菜も漬けたし、赤カブの甘酢漬けもできた。これで冬を元気に乗り切れる。さっ、畑が一面雪に覆われるのを心待ちするとするか。

 

コメント
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