ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やり遂げた出前公演20回!認知症サポートコント

2016-12-15 10:47:48 | コント

 大変だった、と思う。こっちは台本書いて演出して終わりだから大したことないが、続けた役者たちは偉い。半年で20回公演!てことは、月に3回以上。時には週2回なんてこともあった。回った先は川西町内の小中高すべてと敬老会や地区公民館。どこの会場もほぼぶっつけ本番状態。反応も様々で、受けては喜び、白けては落ち込みの日々だったようだ。

 出演者は3人と時々駐在さん。

 主演の認知症老人は代役など考えられず、代表の雄太朗さんが演じ通した。脇役の妻役、娘役は、5人の役者が交代しながら務めた。学校だけということで、気楽に受けた町からの申し出だったが、予算がついたとかで、一気に20回公演にノルマが跳ね上がった。上演時間は10分前後と短いものの、その都度出かける手間を含めればほぼ半日仕事、みんなよくやった。中でも、雄太朗さんの頑張りは、お見事!さすが菜の花座代表!

 回数多すぎて途中気が滅入る時もあったようだ。そりゃそうだ、菜の花座としての公演は同時進行しながらのことなんだから。でも、半分を超えるあたりから、メンバーたちも楽しんで出かけるようになっていったみたいだ。なんたって、お客さんの前で演じられるてのは、役者の喜びだからね。

 見た人たちの反応も良好、やればやるほど役者たちの知名度も上がって、これもまた気持ち良かったんだろう。やり通すことで学んだことも多かった。お客さんの反応を見ながら進めるアドリブ力とかもアップしたし、演技力も向上した。何より自信がついた。20回完投を報告した時の代表の満足そうな表情。無理してやって本当に良かった。

 依頼主の町健康福祉課も予期した以上の成果に気を良くしたようで、来年もぜひお願いしたいとの話しになっている。有難い提案だ。主演者もその気十分のようだし、また、新作を準備して町内を回らせていただこう。

 こうやって、菜の花座も力をつけていく。やっぱり、外に出なくっちゃ。殻を破らなくっちゃ。

コメント
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