ステージおきたま

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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

出演者16人+エキストラ?8人!菜の花座公演『流れ旅 匂うが紅』

2016-12-08 09:16:45 | 演劇

 稽古が進まないっ!さぼってんのか、って?そんなこたぁない、みんな一所懸命だ。週3日の稽古に装置作りも入って、もう完全に、時間は菜の花座とともに動いてる。やることが多すぎるんだよ。出る役者の数もこれまでで一番。16人の出演者てのは、菜の花座としちゃ新記録だ。その他大勢、なんて役も数えての話しじゃない。一人一人大切な役割を担っている。芝居も股旅ものに、母子もの、コントのおまけまでついてる豪華版。そこに日本舞踊が5曲、藤柳美香次社中の本格的なのもあれば、劇団員の初挑戦なんて冒険もある。そこに殺陣も入る。それぞれの稽古や打ち合わせだけでも、どんどん時間を食い尽して行くってわけだよ。

 それにエキストラを8人、これ、最低の話し。場合によっちゃ10数人が加わるんだ。こっちは現在募集中。シニア演劇学校の生徒たちや置農演劇部のOBOGに声を掛けている。この人たちには第2部の観劇シーンで、観客になってもらうことになる。舞台上に舞台があり、その前、てことは、客席の前に桟敷を設けて、そこで踊りや芝居を見てもらうっと趣向だ。どうだ、斬新だろ!冒険だろ!

 時代設定は昭和の初期、ってことは、エキストラも当時の服装・装いしてもらわにゃならんわけで、主に紡績工場の女工に扮してもらうから、今はその着物集めが大変なんだ。着物の柄、今と全然違ってるからね、なかなかそれらしいものが集まらない。団員の何人もが、置賜中のリサイクルショップ回ってる状況だ。

 もちろん、本役の役者さんたちの衣装も大変だ。一人最低で3回は着替えがある。それも着物が中心。八方手を尽くして古着を集めてはいる、が、こっちも旅役者の衣装なので、普段着や今どきの訪問着なんか使えない。こんなの売れっこないよなぁ、なんてど派手なものを苦心して集めている。

 手作りするものもある。舞台の進行役には、大相撲の呼び出しさんのような服装してもらうつもりで、あの独特の裁着袴、ほら、膝から下がすぼまってるやつ、あれがなんとしても欲しい。ばあちゃんのたつきとはデザインも材質も違うから、これは布地を買ってきて作るしかない。昨日は、服地屋さんに行って、それらしいど派手な和柄の生地を2本買って来た。ひざ下をすぼめるのが難しそう。上下別拵えじゃだめですか?って泣きも入ったが、非情にダメ出し。

 もう、稽古と言えば、連日、衣装のチェックに始まり、稽古場一面広げた衣装のダメ出しで終わる。早着替えもたっぷりあるので、本番には着付けスタッフもプロ二人にお願いしてある。

 衣装関係だけでもこれだけの大騒動だ。これにさらに、さらに、・・・・・

コメント
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