ステージおきたま

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書き割り大公開!『流れ旅 匂うが紅』

2016-12-13 10:08:17 | 演劇

 装置作りの匠O君が顔を見せなくなってから、ひたすら手抜きに走っていた舞台装置。ここに来て一気に復活の兆しだ。

 道具作りの達人、装置製作の虫、装置マニア、Tさんが加わってくれて、菜の花座の舞台が格段にアップしつつある。前回菜の花プラザシニア団『クロスロード』では見事な出入り口や電飾華やかなステージで舞台を盛り上げ、シニア5期生公演では、車椅子ごと入れる棺桶を作って、観客をあっと言わせた。今回の『流れ旅 匂うが紅』でも、大衆演劇の書割8枚を美しく完成、さらに道具類も本物そっくりに仕上げてくれている。きっと、また、お客さんからは、装置が素晴らしかった!って声が上がることだろう。

 Tさんに刺激を受けて、ってわけじゃないが、これまでも舞台美術を担当してきたk画伯も日本おとぎ話風のほんわかと心温まる書き割りや、篭の鳥、「花嫁人形」のバックに飾る折り鶴なんかも清楚に書き上げてくれた。それから、花札の梅に鶯の札も。

 僕も負けずに、旅役者の衣装箱を4つも作ったが、手抜きは歴然!お客さんの目に晒されないよう配置を考えにゃならんなぁ、って、おいおい、何のための道具だよ。でも、まぁ、時間もないことだし、ここらで装置や道具は一段落して、本筋の芝居の方の質を上げて行くことにしよう。装置は立派だ、でも、演技がねぇ・・・・なんて言われないように。

 着実に力を付けて来てるなぁ、菜の花座。小道具はFさんに頼めば、いつだって驚くような見事な品物が届くし、装置はTさん、絵はKさん。役者の方も、シニアが加わって、ぐっと厚みを増した。あとは、若手だなぁ、欲しいのは。公演のたびに声を掛ければ、喜んで?駆けつけてくれる置農演劇部OBは増えてきているけど、腰入れて一丁頑張っかぁってのはまだ現れない。若さの勢いで、あれやりたい!これ挑戦したい!って言ってくれれば、全面的にバックアップできる体制はあるんだけどなぁ。外から見ると、そりなりにステータスとして近寄り難いものになってるのかもしれないな。

 まずは、この勢いを生かしながら、さらに良い舞台、多彩な芝居、愛される公演を作り続けるしかないのだろうな。

 

 

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