これ以上ないようないい天気になった。
早く目が覚めたこともあり、雑事を一通り片付けてもまだ10時前であった。
少し前に紅葉を見に行きたいと書いたが、山に行けば今頃はちょうどいいのではないかと思い立山山麓に車を向けることにした。
車のオイル交換をずいぶんナマクラしていたのを処置して準備も万端、あとは目的地に向かうだけだ。
最初の目的地は、日本一の落差(350m)を誇る称名滝(しょうみょうだき)であった。
いわゆるアルペンルートからは外れ、手前までは自家用車の乗り入れもOKだ。
駐車場からは1km半ほど歩かなくてはならないが、厳しい地形であり仕方がない。
最終的には標高1,000mくらいまで上がることからかなり涼しく、日陰に入ると寒いくらいだった。
今日は陽射しが強く下界ではわりあい気温が上がったため、ずいぶん薄着に見えてかわいそうな人もいた。
かなり久しぶりに行ったのだが、その迫力は他の場所で名所になるような滝とは比較にならない。
華厳の滝や那智の滝のような優美な感じはしないが、自然の力を感じさせるという意味では間違いなく日本ではここが一番だ。
その後はスキー場が点在するエリアに戻り、観光協会がある建物で昼食をとった。
人はまだまだまばらだが、トレッキングコースなども整備されており、健脚自慢の皆さんでそこそこ賑わいがあった。
称名滝以外は決まった予定がなくいろいろとパンフレット類を眺めていたら、「立山山麓ゴンドラ往復+近隣温泉での入浴」で1,200円という特別チケットが出ていた。
もともと紅葉に加え温泉も考えて出てきたので「渡りに船」のような切符で、思い切って使ってみることにした。
立山山麓にあるゴンドラは、小中学生の時代に冬のスキーで何度も乗ったことはあったが雪のない時期に乗るのは初めてで、乗ることそのものも25年ぶりくらいであった。
結果的にはこれが大正解で、標高1,200m近くからの素晴らしい景観を堪能できた。
山と海が非常に近いものの平野もかなりあるというのは富山県ならではで、日本の他の地域を探してもなかなかないだろう。
紅葉もシロウト目には十分にキレイで、好天も手伝いアルペンルートの美女平に向かうケーブルカーの線路まで見通すことができた。
写真は例によって後日ウェブサイトのほうにアップするつもりだ。
もともとゴンドラの往復だけの切符が1,000円で出ているので日帰り入浴はオマケのようなものだった。
近隣の5つの施設から選ぶことができたが、その中にはかつて私が立ち上げに関わった旅館もあった。
まったく畑違いの業種の会社が半ば無理やりっぽくスタートさせた感があったが、今は旅館業に精通した人間を支配人に置いて何とか順調に営業しているようだ。
自らが営業免許取得に関わった旅館だから「自分の子供」のような感覚はいまだにあるものの、部外者となっている今は「会えない子供」のようなものだし、中途半端に知っている人に会うのもイヤなので行くのは気が引けた。
少しクルマを走らせ、有峰林道に入る手前にある国民宿舎「白樺ハイツ」に行くことにした。
それほど新しい施設ではなく、情緒や雰囲気だけなら市街地にできている温泉のほうがよっぽどある。
ただやはり実際に山に来ているというだけで気分は違う。
文字通りの非日常を味わいつつ、じっくりと湯につかっているのは気持ちよかった。
お酒を飲んだり、馬券が当たった外れたと一喜一憂したりするのも休日の過ごし方ではあるが、たまには観光に目的をしぼって過ごすのも悪くない。
世界にも自慢できるような環境がすぐ近くにあるのは幸せだ。
それほど散財せず有意義に過ごせた今日のような日を少しずつ増やしていけば、マトモなミドルに多少はなっていくのかもしれない。
早く目が覚めたこともあり、雑事を一通り片付けてもまだ10時前であった。
少し前に紅葉を見に行きたいと書いたが、山に行けば今頃はちょうどいいのではないかと思い立山山麓に車を向けることにした。
車のオイル交換をずいぶんナマクラしていたのを処置して準備も万端、あとは目的地に向かうだけだ。
最初の目的地は、日本一の落差(350m)を誇る称名滝(しょうみょうだき)であった。
いわゆるアルペンルートからは外れ、手前までは自家用車の乗り入れもOKだ。
駐車場からは1km半ほど歩かなくてはならないが、厳しい地形であり仕方がない。
最終的には標高1,000mくらいまで上がることからかなり涼しく、日陰に入ると寒いくらいだった。
今日は陽射しが強く下界ではわりあい気温が上がったため、ずいぶん薄着に見えてかわいそうな人もいた。
かなり久しぶりに行ったのだが、その迫力は他の場所で名所になるような滝とは比較にならない。
華厳の滝や那智の滝のような優美な感じはしないが、自然の力を感じさせるという意味では間違いなく日本ではここが一番だ。
その後はスキー場が点在するエリアに戻り、観光協会がある建物で昼食をとった。
人はまだまだまばらだが、トレッキングコースなども整備されており、健脚自慢の皆さんでそこそこ賑わいがあった。
称名滝以外は決まった予定がなくいろいろとパンフレット類を眺めていたら、「立山山麓ゴンドラ往復+近隣温泉での入浴」で1,200円という特別チケットが出ていた。
もともと紅葉に加え温泉も考えて出てきたので「渡りに船」のような切符で、思い切って使ってみることにした。
立山山麓にあるゴンドラは、小中学生の時代に冬のスキーで何度も乗ったことはあったが雪のない時期に乗るのは初めてで、乗ることそのものも25年ぶりくらいであった。
結果的にはこれが大正解で、標高1,200m近くからの素晴らしい景観を堪能できた。
山と海が非常に近いものの平野もかなりあるというのは富山県ならではで、日本の他の地域を探してもなかなかないだろう。
紅葉もシロウト目には十分にキレイで、好天も手伝いアルペンルートの美女平に向かうケーブルカーの線路まで見通すことができた。
写真は例によって後日ウェブサイトのほうにアップするつもりだ。
もともとゴンドラの往復だけの切符が1,000円で出ているので日帰り入浴はオマケのようなものだった。
近隣の5つの施設から選ぶことができたが、その中にはかつて私が立ち上げに関わった旅館もあった。
まったく畑違いの業種の会社が半ば無理やりっぽくスタートさせた感があったが、今は旅館業に精通した人間を支配人に置いて何とか順調に営業しているようだ。
自らが営業免許取得に関わった旅館だから「自分の子供」のような感覚はいまだにあるものの、部外者となっている今は「会えない子供」のようなものだし、中途半端に知っている人に会うのもイヤなので行くのは気が引けた。
少しクルマを走らせ、有峰林道に入る手前にある国民宿舎「白樺ハイツ」に行くことにした。
それほど新しい施設ではなく、情緒や雰囲気だけなら市街地にできている温泉のほうがよっぽどある。
ただやはり実際に山に来ているというだけで気分は違う。
文字通りの非日常を味わいつつ、じっくりと湯につかっているのは気持ちよかった。
お酒を飲んだり、馬券が当たった外れたと一喜一憂したりするのも休日の過ごし方ではあるが、たまには観光に目的をしぼって過ごすのも悪くない。
世界にも自慢できるような環境がすぐ近くにあるのは幸せだ。
それほど散財せず有意義に過ごせた今日のような日を少しずつ増やしていけば、マトモなミドルに多少はなっていくのかもしれない。