goo blog サービス終了のお知らせ 

blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

スパシーヴァ高岡

2009-10-30 20:56:31 | 日記
題名は、かつて高岡市のご当地ソングとして発表された曲の名前である。
いろいろ検索してみても大した記事に引っかからないので変だなと思っていたら、すでに廃盤になっているらしい。
残念ながら一過性のもので終わってしまったようである。

ところで、スパシーヴァというのはロシア語で「ありがとう」の意味である。
エラそうに書いてはいるが、今年の初頭までいた会社の経営者がロシア人で、人数的には日本とロシアが半々くらいの環境であった。
少しでも居心地よくと考え、簡単な教則本を購入したのがきっかけだ。
基本的な言葉だから、当然最初の方に出てくる。

今日限りで、わずかの間ながらお世話になった高岡市の職場を離れた。
いろいろな思いはあっても、まずは「スパシーヴァ高岡」という気持ちでありたい。
県都・富山市と違って戦禍に遭わなかったため、道路が狭いなどややこしい部分を抱えてはいるが、その分歴史や伝統という意味では貴重なものが多く残っている。
先ごろ開町400年のイベントがあったばかりだが、同じ名前でこれだけの期間続いている街もそうはないのだろうと思う。

以前、私の地元である魚津市の観光振興は「自然現象頼み」ではないかと書いたことがあるが、高岡市の観光はいまだ「古いもの頼み」の感がある。
私の母親などは、本人のせっかちな性格もあるのだろうが、万葉集の朗唱会あたりの映像を見て「高岡ってこんなタラタラしたイベントばっかやね」と言っていた。
仕事を通じて、ドラえもんを手がかりにしたまちづくりについても知ったが、作者である藤子・F・不二雄先生はすでに存命でない。
会社が主催したフォーラムには行政や企業のエライさんが5名来られたが、横で拝見していて、ドラえもんということに関しては、5名の間にかなりの「温度差」を感じたのが正直なところである。

ともあれ、親戚もなく同じ県内でもほとんど縁のなかった高岡近辺のことについて少しは勉強することが出来た。
うすうす感じていた「高岡人の気質」なるものも、私の中では確信に近いものになった。
良くも悪くも、高岡人の判断基準は、まず「損得」や「お金」である。
少なくとも外の人間から見て、好き嫌いのはっきり分かれる地域であることは間違いない。
今後この地域に縁があるのかないのか分からないが、仕事を通して今まで知らなかった観光資源を知ることもできたので、機会を見て訪れるくらいはあるのかもしれない。

明日は月の最終日。
いろいろあり過ぎた10月を振り返る。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 権力者たるもの | トップ | 10月を振り返って »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
万葉ジョーク (井上二士夫)
2012-04-28 08:06:15
 高岡におられたのですね。リンクしましたので、よろしく。

http://manyoarakaruto.web.fc2.com/honsai.html
返信する
ありがとうございます (管理人)
2012-04-30 08:41:38
しばらく高岡には行っていませんね。
去年秋のバドミントン日本リーグ以来でしょうか。

またお立ち寄りください。
返信する

日記」カテゴリの最新記事