写真は、今日の甲子園決勝で野球部が惜敗した仙台育英学園です。
去年のお盆は東北を旅し、楽天イーグルス戦を見るためJR仙石線・宮城野原駅で下りて出口を出たところにこの立派な校舎がありました。
会社には高校野球が大好きな先輩がいて、お盆明けにはこの写真を見ながら盛り上がりました。
校舎内には「逆転の仙台育英」という文字も見えました。
今日の試合ではよく追いつきましたが追い越すまではいかず、東北勢の春夏通じての初優勝の夢は持ち越しとなってしまいました。
最後は4点差がつきましたが、チーム力は紙一重の素晴らしい決勝戦で、勝った東海大相模の集中力も素晴らしいものでした。
実際に現地に行くと分かりますが、甲子園球場は小さな盆地のようなもので、中の気温は発表されるものよりもはるかに高いはずです。
その中で、競技の性質上半袖半パンというわけにもいかず、遮るものも何もないところで試合をする選手の苦労は並大抵ではないはずです。
真夏の炎天下でハードな日程ということに関しては以前から批判も多く、会場の分散化や日程の改革などが叫ばれてずいぶん経っています。
ただ、野球が人気スポーツだけに特別目立つだけで、例えばインターハイの他の屋外競技も日程的には似たようなものでしょう。
私は以前から、夏の甲子園と競馬の日本ダービーはよく似ていると感じています。
日本ダービーはその年の3歳馬の頂点を決めるレースですが、馬の3歳春はちょうど人間の高校生くらいです。
まだ若い馬たちが、東京競馬場の2400mというタフな設定で覇を競うことが夏の高校野球に何となくダブります。
関係者にとって最大の目標であり夢であることも共通していますので、体調のピークはそこにもっていきます。
その結果、時にはその時点で精魂使い果たし燃え尽きる者も出てしまうのもよく似た部分です。
甲子園の優勝投手がその後もプロで何百勝、ダービー馬がその後も年上の馬と伍して息長く活躍、などとは限らないのは過去の歴史が証明しています。
未完成な者を過酷な条件で競わせることについて賛否はあると思いますが、長年社会に定着し続いてきたものも多くあります。
先人の考えたことですのでそもそもの発想は分かりませんし、今さら変えることも難しいものもあります。
過酷だから見ているほうは面白いと言ってしまえばそれまでですが、観客の立場としては当事者の努力に対する敬意は忘れてはいけないのだろうと思います。
去年のお盆は東北を旅し、楽天イーグルス戦を見るためJR仙石線・宮城野原駅で下りて出口を出たところにこの立派な校舎がありました。
会社には高校野球が大好きな先輩がいて、お盆明けにはこの写真を見ながら盛り上がりました。
校舎内には「逆転の仙台育英」という文字も見えました。
今日の試合ではよく追いつきましたが追い越すまではいかず、東北勢の春夏通じての初優勝の夢は持ち越しとなってしまいました。
最後は4点差がつきましたが、チーム力は紙一重の素晴らしい決勝戦で、勝った東海大相模の集中力も素晴らしいものでした。
実際に現地に行くと分かりますが、甲子園球場は小さな盆地のようなもので、中の気温は発表されるものよりもはるかに高いはずです。
その中で、競技の性質上半袖半パンというわけにもいかず、遮るものも何もないところで試合をする選手の苦労は並大抵ではないはずです。
真夏の炎天下でハードな日程ということに関しては以前から批判も多く、会場の分散化や日程の改革などが叫ばれてずいぶん経っています。
ただ、野球が人気スポーツだけに特別目立つだけで、例えばインターハイの他の屋外競技も日程的には似たようなものでしょう。
私は以前から、夏の甲子園と競馬の日本ダービーはよく似ていると感じています。
日本ダービーはその年の3歳馬の頂点を決めるレースですが、馬の3歳春はちょうど人間の高校生くらいです。
まだ若い馬たちが、東京競馬場の2400mというタフな設定で覇を競うことが夏の高校野球に何となくダブります。
関係者にとって最大の目標であり夢であることも共通していますので、体調のピークはそこにもっていきます。
その結果、時にはその時点で精魂使い果たし燃え尽きる者も出てしまうのもよく似た部分です。
甲子園の優勝投手がその後もプロで何百勝、ダービー馬がその後も年上の馬と伍して息長く活躍、などとは限らないのは過去の歴史が証明しています。
未完成な者を過酷な条件で競わせることについて賛否はあると思いますが、長年社会に定着し続いてきたものも多くあります。
先人の考えたことですのでそもそもの発想は分かりませんし、今さら変えることも難しいものもあります。
過酷だから見ているほうは面白いと言ってしまえばそれまでですが、観客の立場としては当事者の努力に対する敬意は忘れてはいけないのだろうと思います。