blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

バレーボールの番組

2010-10-12 20:53:43 | 日記
わりあい仕事を早めに上がることができたので、19時過ぎにはもう自宅に着いた。
テレビのチャンネルをいじっていたら、NHKのBSハイビジョンで「アインシュタインの眼」という番組をやっていた。
様々な事柄の奥深さをハイスピードカメラを駆使して明らかにしようという内容で、今日は全日本女子バレーボールチームが全面的に協力してその技術の粋を解明するものだった。

最近のバレーボール中継といえば、テレビ局が大きな大会の時だけ大騒ぎして、結果が良かろうと悪かろうと終わってしまえば「感動ありがとう」でバッサリ、という全く進歩のない番組作りを長年見せられていい加減ウンザリしている。
選手自身も知らないようなキャッチフレーズばかりが一人歩きし、日本以外の国の戦力分析などは本当にオマケ程度、ひたすらに「がんばれニッポン」で押し通し、ポッと出のアイドルまで動員するに至っては、主役である選手たちがあまりにかわいそうである。
全日本の指令塔である竹下佳江選手(JTマーヴェラス)が、某スポーツ誌のインタビューで「もっとバレーボールの奥深さ、面白さを取り上げてくれないかな」と漏らしたのは偽らざる本音であろう。

そういう意味で今日の番組は、現在世界の中では「第二グループ」と思われる全日本女子が再度世界と伍していくためにどのような技術を追求しているのか、また世界一のセッターと言っていい竹下選手のトスの解剖など、ファンとしては興味深い内容であった。
決してアイドル的な扱い方は望まない彼女たちにしてみても、協力のしがいがあったのではないかという気がする。

あまり運動が得意ではない私だが、バレーボールはわりあい「できたほう」の競技である。
学校の体育で実際にやり始める前からバレーはけっこう好きだった記憶があり、ワールドカップでの松倉悦郎アナ(フジテレビ)の品のある実況が思い浮かぶくらいだから、けっこうファンとしては長い。
今でもシーズンが始まれば国内リーグ(Vプレミアリーグ)の結果に目を通すし、CSフジテレビONEで放映される「バボChannel」もよく見る。
バボChannelは、国内リーグから学生の大会まで丹念にフォローしてくれる良質な番組だ。
現MCの森昭一郎アナは非常にバレーを愛し、また精通もしているので見ているほうは安心感がある。
解説の大林素子さんも、決して選手を腐すようなことは言わない丁寧な解説で好感度は大である。
前任のMCである竹下陽平アナの、先の五輪での冷静で抑制のきいた実況はまた素晴らしかった。

今の自宅では地上波、BS、CSが見られる環境にあるが、個人的に良質と思える番組はBSやCSに集中している。
テレビ局としてBS・CS部門が花形なのかどうかは別問題だが、万人向けという制約がゆるい分、いいものができるのだろうと思う。
テレビもまだまだ捨てたものではないというところをぜひ見せてほしいものだ。
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