blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

危険を自覚せよ!

2011-08-22 21:12:53 | 日記
わが職場はザックリ言っても言わなくても「物流倉庫」である。
世の中の人たちは倉庫と聞けば現場仕事と思う。
現場仕事といえば一般的には荒っぽいイメージも同時にある。
しかし、理由もなく荒っぽいのではなく、現場なり作業場なりといった場所は常に危険と隣り合わせだからだ。
乗り物や大掛かりな機械もあり一歩間違えばケガや事故につながるから、意図せずとも危ない動きをする人間には容赦なく罵声が飛ぶのが当たり前である。
職場によってはミスひとつが人の命にまで関わるようなことだってある。

かくいう私も30代の前半くらいまではいわゆる現場仕事に関わったことがなかった。
仕事に恵まれなかった時期、今日明日のお金を何とかと思って始めた派遣労働の中で様々な現場を経験した。
もちろんイメージ通りの荒っぽいところも多数あり、毎日ボロカスに言われながら働いたこともある。
現場では焦りや無理は禁物、経験の少ない私は懸命になるあまり空回りして逆に迷惑をかけることが多かった。
今から思えば地獄のような毎日だったが、危険に対する意識はその時に身に付いて今に生かされているように思う。

私と同年度に入ったM氏はもう50近いのだが、やはりかつての私のように現場仕事の経験がない状態で入ってきた。
本人なりに戸惑いがあったとは思うが、わが職場の仕事は特別な経験は必要なく、それほど習熟に時間を要するものはない。
とてつもなく重いものがあるわけでもなく、簡単な仕事と言ってしまえばそうである。
ただやはり経験不足というのは恐ろしいもので、やがて入って一年というこの時期に至っても何となく危ない動きが目立つので、今日あたりはまた大きな声をあげてしまった。
意識が何となく散漫で周囲が見えていないようにも思え、大きなケガでもしないかとヒヤヒヤする。
本質的に現場仕事は合わないのかもしれないが、最低限安全には気をつかってもらいたい。
この期に及んで同期とはいえ年下の私に怒鳴られているようではいけない。
上層部はともかく、本人が思っているより周囲の評価は驚くほど低いことに早く気づいてもらわなくてはならない。

毎日同じ仕事で気持ちもダレぎみになりがちだが、スピードは意識せず慎重に丁寧に確実にこなすことがわが職場の役目であるし、それが思わぬ事故やケガを防ぐことにもつながる。
ギリギリの人数でやっている中、そんなことで出られなくなるのがいちばん迷惑だ。
時間に追われて焦ることもあるが、気持ちが急いた時こそひと呼吸置く余裕を持ちたいと思う。

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