blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

音楽漬けの週末

2011-01-16 22:26:05 | 音楽
この週末は本格的を通り越して、地域によっては記録的な寒さになった。
しかしせっかくの週末、二日間終わってみて結果的に音楽漬けということになった。
部屋でゆっくりしていろと言わんばかりの荒れた天気の中でも、好きなものをあえて避ける選択肢は私にはない。

土曜の「ライブ鑑賞+飲み屋カラオケ」に続き、今日はお世話になっている「ダーリング29号」さんが主催するアマバンのオムニバスライブを見るため黒部市まで雪の中を行った。
毎年二回、今回が数えて12回目というイベントで、私もかつて「青春片道切符」というフォークバンドで何回か参加させてもらったが、そのバンドも私が離れてのち数回活動してなくなった。
私は今は取り立てて具体的な音楽活動はしていないので、今日は一人の観客として足を運んだ。

前座の高校生を除けば社会人バンドばかりだが、回数を重ねるうちにバンドの名前が変わったりメンバーが入れ替わったりと、第1回からバンドの名前として「皆勤」しているのは「ダーリング」さんだけらしい。
そのダーリングにしてもメンバー構成や人数は何回か変わっている。
社会人だから仕事がらみの原因ももちろんあるだろうが、アマチュアといえどもバンドという集合体を長続きさせることの難しさをあらためて感じることになった。

毎度のことながら、今回もカメラマンを頼まれるかもと思いつつ行ったらやはり頼まれた。
遠い黒部市まで来て「また仕事か」と思わなかったこともないのだが、いざ始めると少しでもいいショットをと考える。
私の中にある「アート魂」のようなものがそうさせているのだが、毎回なぜタダの観客である自分が撮っているのかと思うことはある。
本来、写真なり動画なりの記録は出演者で持ち回りでするのがスジではないかという気もしないではない。
半分は調子に乗って撮っているので大層なことは言えないが、たまの機会でいいから素晴らしくまた楽しい演奏は「仕事」抜きで味わいたいと思っている。

オンとオフの切り替えはもちろん、少し落ちた気分を立て直す時も音楽の力を借りる。
聴くにしろ自分で歌うにしろ音楽に関わっている時が最も自己を表現できる気がする。
ある意味「素」に一番近いものが出ているところに何かを感じてくれる人がいたら、それは間違いなく自分にとって大切な人のはずだ。
音楽そのもの、また音楽がつなぐ人間関係は、今後「一生モノ」の宝となっていくだろう。
今の時点で「切り離せないもの」を持っていることは、ずいぶん幸せなことと思う。
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