blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

一週早いお盆休み

2017-08-08 21:28:41 | 日記
まったくの予定外ながら、金曜日4日の仕事が終わってからすぐ富山に向かうことにした。
もちろんお盆休みがないわけではないし、家族に急を要する事態が起きたわけでもない。
ただ、富山に帰って楽しく過ごせる場所(飲み屋さんなりクルマ屋さんなり)の休みが軒並み自分のお盆休みと丸かぶりになっていたため、せっかく帰るのならと急遽帰省を一週早めることにした。
その週末はちょうど魚津の夏祭りもあるから、あわただしいながらわざわざ帰るのに「不足」まではないと考えた。

土日の2日しか休みがない週に帰ることはあまりない。
しかし、ひとたび帰ると決めたら疲れているはずの体もせっせと動いて、金曜の18時過ぎくらいには準備が整い一路富山へ出発となった。
週末の夕方で渋滞がひどいかと思ったが、一宮付近で若干時間を食った程度で、21時半前にはもう富山に着いていた。
夕食は帰る道中に済ませていたので、お世話になっている飲み屋さんにさっそく顔を出した。
無理やり押し込んでも20人も入らないが、ママも含めてお店側も3人態勢というちょうどいい空間である。
最初は団体さんがガヤガヤと騒いでいたが間もなく帰ったので、いつもと同じようにとりとめのない話題で楽しく過ごした。

お店側がいつも元気いっぱいに迎えてくれるので、こちらも日々のあれやこれやを忘れるには絶好の時間となるが、その日は話している中で、元気そうに見えるメンバーもそれぞれにやや体に不安を抱えながらの毎日であると知った。
妙齢の某女史あたりは、恋はしたいけど体のことでそこまで余裕が持てなくて、とのことだった。
彼女が近いうちに結婚するとして、今の時代ならば彼女くらいの年齢なら晩婚どころか至って普通だと思う。
本人も当然その気持ちは持っているが、自分のことで精一杯の現状ではなかなか、と言われて返す言葉が見つからなかった。
目に見える結果には結びつかなかったとはいえ、私が当地で一人の誰かを心の支えとして思い続け日々に前向きに取り組んでこれたことそれ自体が、体が健康で心に余裕がある証左であり実は大変幸せなことなのだと分かった。

金曜は遅くまで飲み、宿の手配もないままやってきた富山で久しぶりに郊外のサウナで一夜を明かすことになった。
大きなお風呂につかってホッと一息、しかし仕事の後にすぐにクルマを富山まで転がしてお酒も入った体は疲れていて、他人のイビキがガーガー聞こえる状況ながらあっという間に眠りについた。

一夜明けて土曜は実家に向かい文字どおりの骨休め。
夜は夏祭りのハイライトである花火大会が魚津の海岸であり、家族でぞろぞろと出かけ、短いながら余計な間合いも大げさなナレーションもなく淡々と上がり続ける花火を楽しんだ。
前週には豊田市で3万発というスケールの大きな花火を楽しんだ後なのに、3千発の魚津の花火もやはり楽しい。
小さい頃から慣れ親しんだものは、やはり簡単には頭からは消えないものだ。

日曜にはなぜか一週ズレて帰って来た私のために、母親がお墓参りに付き合ってくれた。
当たり前の話ながら、ご先祖様のおかげで大切な家族や私がいることをこの時期には思い出す。
人並みの人生もやや微妙になって来た私が努力してできることといえば、健康に気をつけ、毎日を悔いなく積み重ね、決して上の世代よりも早くこの世を去らないことくらいであろうか。
短いながら元気をもらった先週末の貴重な時間を、今までよりさらに毎日を明るく生きる糧としたい。

当地で過ごす予定のお盆は暑くなりそうだ。
混雑は心配だが、何日かは涼しい場所に避難することも考えなくてはならない。

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