blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

面倒な手段の効用

2007-10-22 22:25:08 | 日記
今年も年賀状の発売が近づいてきた。
いつも誕生日の近辺なので、この季節は「1つ年をとる」という事実を受け止めるユウウツな時期である。
最近はその重みが増してきたような気もする。

メール全盛の世の中で、手書きの郵便物といえば年賀状くらいしか書かないという人は多い。
大半は印刷でも、余白に手書きのメッセージがあると嬉しいものである。
表現は悪いが「やっつけ」で書いたのではないということは伝わる。

毎日ブログを書いていても、作業としてはキーボードを叩いているだけである。
難しい漢字は全部変換してくれるので考えることがない。
漢字の能力が落ちているとは思わないが、たまには手で字を書く機会も作らなくてはならない。

むしろITの時代だからこそ、手紙というものの効果は大きいのではないか。
普段メールで用事を済ませるような人から突然手紙をもらったら、私なら驚く。
何しろ、タダで済むものをわざわざ郵便料金をかけて伝えてくれるのだから、内容にはそれなりの重みがあることだろう。

遠いサラリーマン時代には、初めて訪問した会社などに逐一ハガキを送ってアピールしたことがあった。
そのおかげかは分からないが、自分も行きやすくなり、仕事につながったこともあった。

イザというときにはあえて面倒な手段に訴えるというのは、場合によっては相手が受ける印象を変えることもある。
何回もは使えないから、時と場合をよくよく考えピンポイントで仕留めるくらいがいいだろう。

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