世間様はお盆まっただ中なのだが、我が現場は土日の13日14日以外は休みではない。
物を送る仕事、しかも相手はエンドユーザー向けの店舗となればお盆といえども対応が必要なのは仕方がない。
お盆期間は扱いとしては祝日と一緒で、定時までは拘束されず、その日の分量が片付きしだい帰ることができる。
今年は12日15日16日がそれにあたり、17日からは通常運転に戻る。
お盆については、7月の祝日に「実験」と称して社員だけで回そうとして盛大に失敗したために、8月以降はやはり我々の力が必要ということになった。
失敗を失敗として総括した上でお願いするのが筋とは思うのだが、ジカの管理者はプライドが高く我々に頭を下げることができない。
当然ながら失敗の事実にも決して言及しないから、明日以降出てくるメンバーも内心はモヤモヤを抱えていることだろう。
夕方まではいなくてもいいお盆態勢とはいっても一筋縄ではいかないと思われる。
ますます「妖精さん」化してきた管理者が戦力として計算できないからだ。
通常の稼働日でも午後になれば適当な理由を付けては現場を離れ会社の敷地内を子飼いの後輩くんを引き連れて所在なくウロウロするだけである。
かつて部署のトップを張っていた方の話では、事あるごとに注意はしてきたが今はほとんどあきらめているということだった。
私はお盆期間は建前上出席は任意である。
収入を考えると全休するのはさすがに苦しいのもあるが、ジカの管理者が働く気がなく出ないことにはどうにもならないというのがなかなかのプレッシャーではある。
幸いにして、会社のさらに上の部長さん課長さんクラスになれば、私のような立場の者にも威張るようなことはない。
一人のプロとして見ていただけているのはお世辞ではなく実感できるから、日々何とかやろうという気になれる。
それでも、いろいろあっても、働く場所があるのは幸せなことだ。
予想をしてもしょうがないので、特殊な態勢が取られる中でも与えられるものをひとつひとつ確実にこなしていきたいと思う。