画像は、富山駅前にある商業ビルを使って催されたプロジェクションマッピングです。
細長いビルなので東京駅のような広がりはありませんが、こういうものをナマで見るのは初めてでした。
金曜と土曜の2日間、各々7回ずつくらいやったようなので、催しを知らなくても偶然目にした方も多いかもしれません。
催しの後は、人波も落ち着いていたので富山駅の新幹線ホームを見てみたくなり、入場券を買って何枚か写真を撮ってきました。
さて、土曜の昼間は魚津に所用があり、済んだ後は実家に寄りました。
昼ごはんをいただき、クルマのタイヤも履き替えてノンビリとしていたのですが、夕方前には例によって父親と近くの回転寿司店に行くことになりました。
仕事柄、黒部市にも出入りの多い父親ですが、自然に北陸新幹線の話になりました。
富山県内にある3つの新駅のうち、黒部市のそれは「黒部宇奈月温泉」という長ったらしい名前です。
地元である黒部市でこの駅名がフルネームで定着しているかというとそんなことはなく、もっぱら「新幹線駅」か「新幹線」ということになっているようです。
全国の例にならえば、在来線併設でない新幹線駅は「新⚪︎⚪︎」になるのが普通ですので、すんなり新黒部でもよかったと思いますが、その名前は富山地方鉄道の新駅が持って行ってしまいました。
新幹線が開業する数年も前に、黒部市が主催する商工フェア的な催しに足を運んだ時のことを思い出しました。
当時は駅名が決まる前で、候補として5つくらいがあがっていて、アンケート調査も行われていたような気がします。
黒部宇奈月温泉もその中に含まれていたと記憶していますが、どちらかというと「なってほしくない」名前だと思っていたので、実際に決定した時にはガッカリしたものでした。
駅名は形の上ではJRが決めるのですが、当然ながら地元の要望をまったく無視というわけにもいかず、結局は合併自治体(旧黒部市+旧宇奈月町)ならではの「いいとこ取り」のような駅名が要望として出されたと推測できます。
おまけの話として、新幹線駅の周辺に宿泊施設が建つ気配すらないのは、宇奈月温泉街からの反発があるからだそうで、駅名の話にしても何にしても、田舎らしい醜い足の引っ張り合いが露呈しているということです。
新幹線の駅に限らず、高速道路のインターチェンジ、平成の大合併時代の新しい自治体の名前など、小さな地域同士でのエゴがぶつかって訳の分からない名前になっているところは黒部宇奈月温泉駅ばかりではなく全国にあります。
小さなパイを何としてでも我が方にと思うから足の引っ張り合いになるのであって、自分のところだけ良ければという視点はそろそろ捨てなくてはなりません。
今後数十年、逃げてはいかないものの名前は本来もっと慎重に決められるべきでしたが、地元にすら定着していないという事実を知るにつけ、あらためて名前というものは大切だなと思うのです。
細長いビルなので東京駅のような広がりはありませんが、こういうものをナマで見るのは初めてでした。
金曜と土曜の2日間、各々7回ずつくらいやったようなので、催しを知らなくても偶然目にした方も多いかもしれません。
催しの後は、人波も落ち着いていたので富山駅の新幹線ホームを見てみたくなり、入場券を買って何枚か写真を撮ってきました。
さて、土曜の昼間は魚津に所用があり、済んだ後は実家に寄りました。
昼ごはんをいただき、クルマのタイヤも履き替えてノンビリとしていたのですが、夕方前には例によって父親と近くの回転寿司店に行くことになりました。
仕事柄、黒部市にも出入りの多い父親ですが、自然に北陸新幹線の話になりました。
富山県内にある3つの新駅のうち、黒部市のそれは「黒部宇奈月温泉」という長ったらしい名前です。
地元である黒部市でこの駅名がフルネームで定着しているかというとそんなことはなく、もっぱら「新幹線駅」か「新幹線」ということになっているようです。
全国の例にならえば、在来線併設でない新幹線駅は「新⚪︎⚪︎」になるのが普通ですので、すんなり新黒部でもよかったと思いますが、その名前は富山地方鉄道の新駅が持って行ってしまいました。
新幹線が開業する数年も前に、黒部市が主催する商工フェア的な催しに足を運んだ時のことを思い出しました。
当時は駅名が決まる前で、候補として5つくらいがあがっていて、アンケート調査も行われていたような気がします。
黒部宇奈月温泉もその中に含まれていたと記憶していますが、どちらかというと「なってほしくない」名前だと思っていたので、実際に決定した時にはガッカリしたものでした。
駅名は形の上ではJRが決めるのですが、当然ながら地元の要望をまったく無視というわけにもいかず、結局は合併自治体(旧黒部市+旧宇奈月町)ならではの「いいとこ取り」のような駅名が要望として出されたと推測できます。
おまけの話として、新幹線駅の周辺に宿泊施設が建つ気配すらないのは、宇奈月温泉街からの反発があるからだそうで、駅名の話にしても何にしても、田舎らしい醜い足の引っ張り合いが露呈しているということです。
新幹線の駅に限らず、高速道路のインターチェンジ、平成の大合併時代の新しい自治体の名前など、小さな地域同士でのエゴがぶつかって訳の分からない名前になっているところは黒部宇奈月温泉駅ばかりではなく全国にあります。
小さなパイを何としてでも我が方にと思うから足の引っ張り合いになるのであって、自分のところだけ良ければという視点はそろそろ捨てなくてはなりません。
今後数十年、逃げてはいかないものの名前は本来もっと慎重に決められるべきでしたが、地元にすら定着していないという事実を知るにつけ、あらためて名前というものは大切だなと思うのです。