blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

北陸新幹線雑感

2015-03-22 21:19:35 | 休日
先週開業した新しい富山駅に行ってきました。
新しいものがオープンする時は、どうせなら当日、もしくは当週という気持ちは私も人間ですので持っています。
でも、さすがにこれだけの話題となると、すぐの時期はあまりにつらいかもと考え、あえて開業当週は別のところに出て行くなどしました。
今週末も天気には恵まれましたので、いよいよガマンもきかず、土曜の真っ昼間に足を運びました。

一週後とはいえ、人が多い状況は変わらなかったようで、まさか富山駅で人をよけながら歩くとは思いませんでした。
入場券を求める方の列も依然多かったため、新幹線ホームには行かず、しかし駅舎周辺は一通り見て歩きました。
市内電車が高架駅の下に潜り込む形で入ってくるなど、さらに数年後に予定される駅の南北の直結の前段階を見ることになりました。
南北直結に関しては、自動車道路も含めた事業そのものが大幅に遅れていて、全てを新幹線開業に間に合わせることは以前から無理でしたので仕方ありません。

直近の問題としては、新幹線客が駅の北側に出るときに一度南口から出て地下道を通らなくてはならないことがあります。
並行在来線がJRから分離され、上下線すべての高架化にも時間がかかるためですが、経営主体が分かれるとこのような誰も得をしない事態が起こります。
あいの風とやま鉄道にしてみれば、JRの新幹線駅から下りてきた客が自社のホームを通過だけして北口に行かれるのは気持ちのいいものではないでしょうが、数年後の高架化完成まで漫然と今の状態を続けていいのかとは思います。

昨夜は富山市内で飲んでいて少し話題にしたのですが、富山県に関しては、新幹線ができたからといって空の便の客が激減するかというとそうではないような気はします。
市街地に近い便利な場所にあることに加え、立山などの有名観光地は空港の方が近い場合も多いからです。
市内中心部に観光地を多く抱える金沢まで距離がある小松空港のほうが、対新幹線では切実ではないでしょうか。

今のところはせっかくできた新幹線を利用する予定はなく、早く機会を作りたいところです。
東京まで2時間あまりなら、一泊でも十分すぎる予定が組めそうな気もします。
忘れてはいけないのは、これまで富山からは長らく不便だった長野・軽井沢方面が再び便利になったことです。
何でも東京東京ではなく、行きやすい場所が増えたわけなので、そこを起点に新たに見聞を深めることもできそうです。
単なる乗客の立場ですから、せっかくできたものは、好きなように、楽しんで使えばいいと思います。