blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

夢と現実の同時進行

2011-07-03 20:25:32 | 日記
6月が過ぎたので、今年ももう半分終わったのかという思いだ。
もちろん全国的には「3・11」とも言うべき悲劇を避けて通るわけにはいかないが、その前にはニュージーランド地震で多くの県関係者が命を落とし、また最近では焼肉店での集団食中毒もあって、わが県があまりいい露出のしかたをしていない。
今年後半はわが県のみならず日本全体がいいニュースに包まれてほしいと思う。
例年、節目ごとに同じようなことが言われるが、殺した、盗んだ、騙したなどの話題はなかなかなくならないものだ。

7月に入り、仕事のほうは忙しい月初である金曜の一日だけ乗り越えて土日はゆっくり過ごした。
この週末は、弥彦での特別競輪、県内での女子プロゴルフ大会など、いろいろと興味をそそられるものがあったのだが、火曜にプロ野球観戦に行った関係で財政に余裕はなく、結局は金曜に魚津でお酒を飲んだのが唯一の遊びとなった。

金曜はいつも付き合いのある先輩と一緒に行くことになっていたのだが、実家で待機していてもなかなか連絡が来ず、じれてこちらから電話をしてみたら「熱くなりすぎてお金がない」という話だった。
パチンコか何かで使いすぎたのかとも思うが他人のことなので深追いはせず、しかし街に出たい気持ちだけはあったので、単独で市内のC店に行くことにした。

先週足を運んだ際は若いグループに囲まれて、よく分からないながらも最近の曲に乗っかって盛り上がった。
今回はやや年齢層も高めで、カラオケもフォーク系の曲など落ち着いた雰囲気だった。
私は一人だったが、お店はC店一軒だけと決めていたのでお酒が入ってなく、徐々に気分がよくなったところでようやくなじんでいけた感じだ。
いつも通り、好きな曲と爆弾ソングを取り混ぜて楽しく過ごした。

お酒が入ることもあって、ああいう場所では夢見心地になってハジけられるのがもちろん楽しくはある。
しかし、今回のように閉店近くまでダラダラといる時は、夢とは正反対の現実の世界も見せつけられる。
お店が閉まる直前は、女の子それぞれと「関係の深そうな人」が来店してペアができてしまい、閉店後のあれこれの段取りが始まる。
魅力的なメンバーが揃うC店だが、結局は「完売」なのかと思うと、勘定をして店を出た後に少しむなしい気分になった。
そんな思いをするくらいなら飲み屋に行かなければいいのだが、何だかんだで女性の笑顔には癒されるし、たまたま会ったアカの他人と一緒に盛り上がれる楽しさも考えると何とも悩ましい。
いくら歌が好きとはいっても「ひとりカラオケ」をする気にはならない。

それでも今は、ある意味こういう健全(?)な感情を持つことができるだけありがたい。
体に悪いところがあったり経済的な見通しが立たなかったりといった状況では、こんなささいな気持ちの浮き沈みさえ経験できない。
土曜に、魚津市内某所で偶然高校時代の同級生に会ったが、体調を崩して仕事もやっていない状況とのことだった。
自分の経験から、気力が起きなくて何もできない時のつらさは身にしみている。
心の燃料が切れていればどんなにがんばろうとしても無理だ。
今の彼にできることは、ゆっくりと休養を取りかつての活力が戻ってくるのを気長に待つしかない。
一時はやはり「燃料切れ」に陥った私でも、今は一人で飲み屋に乗り込んで楽しめるまでになった。
誕生日もごく近く、高校時代はずいぶん目立ってもいた彼がこのままで終わっていくことなどあり得ないと信じたい。

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