blog Donbiki-Style

筆者:どんびき(地域によりカエルの意)

無知は恐ろしい

2010-05-04 21:52:14 | 日記
抑止力の何たるかも知らない一国の首相が、沖縄にノコノコと行ってボコボコにされた。
日帰りの日程ということで今頃は東京に戻っているのだろうが、下手に長居すると暗殺されていたかもしれないから、7日の徳之島ではせいぜい気をつけることだ。

テレビでは絶対に映らないが、もしかして那覇空港の通常のゲートは市民が封鎖していて通り道がなかったのではないか。
空港の滑走路の真ん中に黒塗りの車が入ってきて、海自の飛行機から降りてきた首相をそのまま乗せている映像が出ていたのでそう思った。

この基地問題を通じて、外交上の大失策を犯したことはもとより、沖縄県内の「基地やむなし」で収まっていた層にまであらぬ期待を抱かせて結局は裏切るという、通常の言葉では表現のしようがない醜態をさらした。
とにかく自民憎し、自民党の政策はみんなひっくり返してやるんだという、まさしく子供じみた「思い」とやらは、この問題に関しては左右関係なく冷たい視線を浴びる結果を招いた。
そんな状況にあって、今日に至っては、「最低県外」は「党の代表としての意見で公約ではない」などと言い出した。
無知の上にウソや開き直りが平気とあっては、早々に地位を退いていただいて、さっさと病院送りにしたほうがよいのではないかと思う。

アメリカは現行案を譲る気配はなく、沖縄県民は約束を守れと言い、腹案であったはずの徳之島も行く前から結論は見えている。
5月末にはどう考えても決着しない。
アメリカは、とうに「現状維持」を見越して、4月の間に普天間の滑走路の修繕まで済ませているという。

野党時代の党首討論などのオタオタぶりを見て、鳩山という人物がどう考えても「首相の器」にはないことが分かったので、私は昨夏の総選挙は民主党を支持しなかった。
それ以前に、民主党の本心はいわゆるマニフェストには書かれていない(政策集INDEX2009には記載)社会主義的とも思える政策にあることも知っていたからである。

マニフェストを信じて民主党に投票した方々を「無知」とか「愚民」などとは言いたくない。
しかし、この8ヶ月ほどで日本は大きな大きな代償を払ってしまったことは、民主党を支持した方々も感じていることだろう。
昨夏の政権交代によって、少なくとも投票によって政治を変えられるということを学び、また民主党の本質も徐々にではあるが明らかになりつつあるので、次は「よりよい」方向に行動されることを願ってやまない。

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