スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

瑞峰立山賞争奪戦&利便性

2021-07-26 19:15:45 | 競輪
 富山記念の決勝。並びは堀内-小原の神奈川,藤井‐竹内‐宮越の中部,稲垣‐三谷の近畿で阿部と柿沢は単騎。
 スタートを取りにいったのは竹内,稲垣,小原の3人。枠なりとなり,前受けは藤井。4番手に稲垣,6番手に堀内,8番手に柿沢,最後尾に阿部で周回。残り3周のホームから堀内が上昇。バックで藤井と併走になり,誘導が退避。藤井は突っ張り,堀内は竹内の外で併走。3番手は宮越と小原の併走になり,4番手に稲垣。柿沢と阿部は堀内が上昇したときには続いていましたが,藤井が突っ張ったのをみて引いたため,三谷の後ろに阿部で,最後尾に柿沢という隊列になりました。番手と3番手が併走のままバックに入り,打鐘の少し前から一旦はペースを落としていた藤井が先行。番手戦は堀内がホームで奪いましたが,すぐさま稲垣が発進。バックでは藤井を捲りました。堀内はこの3番手に続いた阿部の内に競り込み,ここでは堀内が前に出ましたが,さらに内に行った柿沢に最終コーナーで外に振られました。その後ろで阿部と小原が接触してふたりとも落車。このあおりで前にいた柿沢が外に振られ,堀内と接触してこのふたりも落車。捲った稲垣と番手の三谷の争いは,稲垣が制して優勝。マークの三谷が4分の3車輪差の2着で近畿のワンツー。後ろで落車が相次いだこともあり,逃げた藤井が3車身差の3着に残りました。
 優勝した京都の稲垣裕之選手は前々回出走の奈良のFⅠ以来の優勝。記念競輪は昨年の富山記念以来の優勝で通算8勝目。富山記念は連覇で2勝目。この開催はS班の出走がなく,シリーズの主役は浅井。しかしその浅井が準決勝で失格となったため,決勝のメンバーがやや脆弱になりました。ライン構成からは竹内が有利でしたが,こういうメンバー構成になると過去の経験が生きるケースが多いのも競輪の特徴で,実績だけなら断然の稲垣の優勝もあり得るというのが僕の見立て。堀内と竹内で競り合いになって,内の竹内が番手を奪われてしまうというのは正直なところ意外だったのですが,その競り合いで隊列が短くなったところをすぐさま発進していった稲垣の勝負判断がよかったということになるでしょう。

 僕たちは根岸駅からみなと赤十字病院へ通うわけですが,当然ながら逆方向,横浜や桜木町の方から通うという人もいます。
 この場合,これまでは1時間に3本だったバスが,2本に減少することになりますから,利便性は減少したかのようですが,必ずしもそうではありません。というのは,横浜や桜木町からみなと赤十字方面に向かうバスは,従来からこれ以外に,このバスと同じルートで本牧まで来て,そこから根岸方面には向かわずに本牧車庫へ行くバスが走行していたからです。運行の本数でいえば,そちらの方がそれ以前から磯子や根岸へ向かうバスよりも多かったので,根岸経由の磯子行きが1時間に1本だけ減少したくらいでは,極端な利便性の低下はないのです。むしろ,みなと赤十字病院の敷地内に入るバスが,1時間に1本から2本に増便されたという見方ができるわけで,そう考えれば,むしろ利便性は増したといっていいかもしれません。
 この運行の改変によって,利便性が低下する乗客として考えられるのは,ふたつのパターンです。ひとつは,横浜や桜木町から,本牧より先まで向かう人で,これは1時間当たりの本数が純粋に3本から2本に減少したことになります。ただ,本牧というのは横浜や桜木町と比べれば根岸の方が近く,横浜から根岸までは電車で行けばバスを利用するよりずっと早いので,こうした利用の仕方をしていた乗客というのは,実数としては少なかったのではないかと思います。もうひとつは,磯子や根岸,あるいは本牧の手前から,みなと赤十字病院よりも先,たとえば山下町とか中華街までバスを利用するというパターンで,この場合も1時間に3本だったのが2本に減少しています。おそらくこちらのパターンの方が,利用実数としては多かったと推測されますので,利便性の低下を感じた人の数も多かったように思います。
 僕あるいは妹についていえば,実際の利便性の向上をより感じるのは,行くときよりも帰るときです。これまでは1時間に1本だけが病院の敷地内に入っていたのが,この改変以降は1時間に4本,つまり15分に1本が敷地内の停留所から根岸駅に向かうようになったからです。
コメント
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