スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

スプリンターズステークス&ふたつの無限の関係

2007-09-30 19:12:04 | 中央競馬
 事前に出馬表を眺めていますと,大抵の場合は何頭か,この馬だけはないだろうという馬がいるのが常ですが,今日の第41回スプリンターズステークスに関しては,僕は1頭も見つけることができませんでした。それくらいの混戦だったわけです。
 好発はローエングリンでしたがすぐに控え,アストンマーチャンの逃げ。前半の600メートルが33秒1で,不良馬場という今日のコンディションを考えれば超ハイペース。2番手以降が少し離れたのも無理からぬところと思います。
 4コーナー手前あたりから2番手のアイルラヴァゲインを筆頭に後続も差を詰めにかかりましたが,直線に入った時点でまだ3馬身ほどの差があり,これはセーフティーリードと感じました。かなり早いラップで逃げましたので最後はあっぷあっぷになりましたが,一杯に逃げ粘ってアストンマーチャンが優勝。2着は3頭の競り合いになりましたが,真中のサンアディユがゴール直前でぐいっと出て2着を確保。早めに追い上げたアイルラヴァゲインが3着で,中団から大外を回って追い上げたキングストレイルが4着でした。
 優勝したアストンマーチャンは2月のフィリーズレビュー以来の勝利で,重賞は4勝目ですが大レースは初制覇。昨年の阪神ジュベナイルフィリーズでウオッカの2着になっていますが,あれは同世代の牝馬同士でのもの。今日の1200メートルがこの馬に最も合っているということでしょう。鞍上の中舘英二騎手は主にローカル開催を中心に数多くの勝ち星を上げるベテラン騎手。どちらかといえば質より量というタイプで,大レースは実に1994年のエリザベス女王杯以来。逃げ・先行が得意なタイプで,アストンマーチャンはおそらく無理に折り合って控えるよりも最初からぐんぐんいった方がいいタイプの馬と思え,手も合っていたのではないかと思われます。管理する栗東の石坂正調教師は1月の川崎記念以来の大レース優勝です。
 馬場状態の関係で十分に力を発揮できなかった馬もいると思われます。これはちょっと残念な点でした。

 無限様態に対する神による限定が明らかになったことで,もっと一般的にふたつの無限,すなわち絶対に無限であるものと,自己の類において無限であるものとの関係が,実在的視点に立つ限りでどのようになっているのかということも同時に明らかになったのではないかと思います。
 すなわち,もしも絶対に無限であるというものをひとつの全体と考えた場合には,自己の類において無限であるものはその部分を構成します。これはもちろん自己の類において無限なものを無限様態と考えた場合でも属性と考えた場合でも同様であって,むしろ属性と考えた場合の方が,神全体の本性を各々の属性が構成するという関係にあるのですから,もっと理解しやすいといえるかもしれません。したがって,神による限定というのは,ただ無限様態に対してだけ妥当するのではなく,無限様態と同様に自己の類において無限である属性についても妥当するということになります。
 またこれは,たとえばそれぞれが共に神の本性の一部を構成するAの属性とBの属性について考えた場合に,Aの属性はBの属性ではないという命題と,この命題の主語と述語を入れ替えた,Bの属性はAの属性ではないという命題が,ともに真の命題であるという点に注意すれば,事物の限定と命題文との関係からも明らかでしょう。これにより,Aの属性とBの属性は互いに互いを否定し,限定し合うということが明らかだからです。ただ,第一部定義二により,同一の属性のほかのものによって限定されるものだけが有限であるといわれるので,この場合はAの属性もBの属性も,異なった属性のほかのものに限定されているだけなので,有限であるとはいわれないということです。
 なお,ここでは形式的な文法論に則って解釈しているのでこう結論付けますが,たとえば単にAの属性とBの属性は互いに否定し合うけれども限定はし合わないと考えても結構です。このふたつの解釈の間にある差異については,とくに問題にしなくてもいいのではないかと僕は考えます。
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深浦康市新王位&神による限定

2007-09-29 20:00:47 | 将棋トピック
 将棋キャリアについて書いたときにもいいましたが,現在の僕はどちらかといえば自分で将棋を指す将棋ファンというよりも,プロの将棋を観戦して楽しむ将棋ファンです。そういうわけもあって,僕は基本的にすべてのプロ棋士を応援しています。数多くの面白い将棋を見たいからです。
 しかし,そうはいってもやはり,どうしても特別に応援したくなったり,ほかの人より一層の期待をしてしまう棋士というのが出てきます。実は,先日の王位戦で初のタイトルを獲得した深浦康市王位は,僕がとくに応援している棋士のひとりなのです。僕が深浦王位を応援している理由は,順位戦という根幹の棋戦で,多くの悲劇を経験しているからです。
 深浦王位は1991年10月に四段昇進。1992年度から順位戦に参加しました。3年目の1994年,C級2組9位で9勝1敗。しかし順位の差で頭ハネをくらい,昇級できませんでした。
 そもそも,10戦して9勝した棋士が昇級できないなどというのは,制度に欠陥があるわけです。僕は現在の順位戦制度などは改善するどころか廃止すべきくらいに思っていますが,そこまでいわないにしても,特例を設けるとか,人数に応じて対局数を増やすとかはできるわけで,現在でもこれを放置しているのは将棋連盟の怠慢であると思っています。
 その後,1997年に3位で8勝2敗でC級1組に昇級を果たすと,このクラスは9勝1敗で1年で通過。翌1999年,B級2組でも9勝1敗の星を上げましたが,またも頭ハネをくらって昇級できませんでした。9勝1敗で順位戦を昇級できなかった棋士はほかにもいますが,2度も経験しているのは深浦王位だけです。
 B2は3年,B1は2年で2004年にA級昇級。4勝5敗とまずまずの成績でしたが今度は順位の差で降級。深浦王位自身,辛いものがあったと回顧していますが1年でA級復帰。しかし昨年も4勝5敗の成績を上げたものの順位の差で降級となってしましました。
 現在,B級1組で3勝1敗。全勝がふたりいますが対戦を残しているので自力です。ぜひまた1年でA級に復帰し,今後はA級に定着してほしいと思っています。

 明日はスプリンターズステークスです。レベルが高いとはいえず,まったく自信がありませんが一応はサンアディユ◎。スズカフェニックス○とプリサイスマシーン▲を相手に,メイショウボーラー△,ペールギュント△あたりも。

 また,取手記念は決勝です。並びは武田-神山-伊藤の茨城栃木,永井-富永の中部,佐々木-小倉の四国と,残った村上に山田で4分戦。地元ですしラインの長さを生かして武田選手。

 無限であるものは属性であるという命題について,自己の類において無限であるという本性を有するものは属性だけである,と理解することによって,属性の場合の問題はこれで解決されたといっていいように思います。そこで再び,無限様態の問題に話を戻して,これを考えていきます。
 無限様態の命題文と無限であるものの関係からして,無限様態が無限であるものによって限定されてしまうというのがこの問題ですが,このうち,無限様態が,絶対に無限である神によって限定されるということに関しては,おそらくそれほど問題にならないであろうと僕は考えています。というのは,その原因がそれ自身の本性にあるのか,それ自身の原因にあるのかという点に相違はあるとしても,属性も無限様態も自己の類において無限であるといわれるわけですが,自己の類において無限であるものが,絶対に無限なものによって限定あるいは否定されるということは,第一部定義六説明の内容からして,スピノザ自身も認めているように思うからです。ただ,自己の類において無限なものが,絶対に無限なものによって限定されるからといって,それが有限であるといわれないのは,第一部定義二により,同じ属性に属するほかのものによって限定されるものだけが有限であるといわれるからにほかなりません。したがって,自己の類において無限なものが,絶対に無限なもの,すなわち神によって限定されるとしても,これは不思議ではなく,よって,無限様態が神によって限定されることについては,これ以上はとくに考察を深める必要がないものと思います。
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助さん格さん賞&命題文の理解

2007-09-28 19:23:22 | 競輪
 記念競輪には必ずサブタイトルが付いていまして,取手記念は水戸黄門賞。というわけで2日目優秀(動画)は助さん格さん賞という名前だったわけです。
 並びは昨日の予想通りで,残り2周のバックでまず前に出たのが村上選手。佐々木選手は内で下がり,外へ永井選手。そのまま永井選手が打鐘で村上選手を叩いて先行。このラインに新田選手が続き,村上選手は内で詰まって後退。バックに入ると早くも3番手から新田選手が発進。後方でもつれが生じ,佐々木選手と小倉選手が落車。この影響があったか,稲村選手は離れてしまいましたが,新田選手と神山選手できれいに捲りきって直線勝負。結局,新田選手が最後まで頑張って1着,神山選手が2着で,永井選手の番手から神山選手の後ろにスイッチした山口選手が3着となっています。なお,大塚選手は失格。
 永井選手の先行はこのメンバーでは予想されたところで,ほかの自力3人は3番手がほしかったところと思います。,中でも新田選手は器用なタイプで,うまくその位置を確保。発進も少し早いのではないかと思えましたが,先日まで自力を使っていた神山選手に抜かせなかったのですからベストのタイミングであっということでしょう。どちらかといえば自力型でも混戦に強いタイプで,決勝も今日のようなメンバー構成になれば,十分にチャンスがあるのではないかと思います。

 事物とその本性は等価関係にあるのですから,属性の本性に自己の類において無限であるということが含まれることに考慮して,属性は無限であるという命題を真の命題であるとみなすならば,このことの意味からして,無限であるものは属性であるという命題もまた真の命題でなければならないわけです。しかし,もちろんこの命題を,この命題文のままに素直に受け取るとすれば,これは無限であるものはすべて属性であるという意味になってしまいますから,これは偽の命題なのであって,真の命題であると考えることができません。よって,この命題の意味の理解には,属性は無限であるという命題を,属性の本性という観点に訴えてこれを真の命題であると結論付けたのと同様の方法が必要となると思います。
 すなわち,属性の本性に自己の類において無限であるということが含まれるのであれば,事物と本性との関係からして,その本性のうちに自己の類において無限であるものは,属性だけであるということが出てきます。そこで,無限であるものは属性であるという命題については,これをそのような意味で理解すれば,これは真の命題であると考えることができます。よって,各々の命題文を否定文に換えた,無限であるものは属性ではないという命題と,属性は無限ではないという命題については,それぞれを偽の命題と考えることができ,よって,属性が無限であるものによって限定されるということは,これらの命題文との関係においても生じていないといえるでしょう。僕が属性の場合には,無限様態と同様の問題は生じていないと考える理由は,以上のような点に依拠しているのです。
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ウイングアロー&命題文の意味

2007-09-27 20:08:26 | 名馬
 13日の戸塚記念を勝ったロングウェーブ。この馬はウイングアローの産駒です。
 デビューは3歳1月。3戦目に名古屋の交流レースで初勝利。阪神で2勝目を上げ,オープン3着を挟んで芝のダービー指定オープンに出走するも13着に大敗。この後,ダートに狙いを定め,オープンを勝った後,重賞を4連勝。降雪の影響で水沢での開催になったダービーグランプリは2着に敗れ,大レース制覇はお預けとなりました。ただし,3歳にしてこの年のJRA賞の最優秀ダート馬に選出されています。
 4歳時は5戦したものの2着2回,3着3回。5歳になって平安ステークス5着をステップにフェブラリーステークスを優勝。大レース制覇を果たしました。これで管理する工藤調教師が定年のために引退。3歳時の主戦騎手で,騎手引退後調教師に転向した南井厩舎に転厩。緒戦の帝王賞は武豊騎手で5着に負けましたが,岡部幸雄騎手に替わってブリーダーズゴールドカップを制覇。南部杯は距離不足もあり2着でしたが,記念すべき第1回ジャパンカップダートを優勝。大レース2勝で2度目の最優秀ダート馬に選出されました。
 6歳時はフェブラリーステークスから。検量のやり直しというアクシデントがあり2着。休養を挟みブリーダーズゴールドカップを連覇。南部杯5着を挟みジャパンカップダートへ。岡部騎手が休養のため横山典弘騎手で,クロフネには大きく離されたものの2着は確保。その後,2戦して引退しました。
 日本では芝である程度の実績を残していないと有力な繁殖牝馬に恵まれない傾向があり,種牡馬としてはまだ重賞の勝ち馬が輩出していません。

 明日は取手記念の2日目優秀,助さん格さん賞です。並びは僕の予想で,新田-神山-稲村の東日本,永井-山口の岐阜,佐々木-小倉の四国,残った村上に大塚で,4分戦ではないかと思います。

 分かりやすく,肯定文の命題の方で考えます。属性attributumは無限infinitumであるという命題は一見して真の命題です。そしてこれが真の命題であるというとき,僕はこの命題文が,属性の本性を含意した命題文であると考えるのです。つまり僕が理解するこの命題文の意味とは,属性はその本性essentiaにおいて無限である,あるいは,属性の本性には属性が無限であるということが属するというようなことになります。属性と同じように自己の類に無限であるにしても,その原因によって無限であるといわれる無限様態modus infinitusの場合には,この解釈が妥当しないことに注意してください。
 さて,第二部定義二によれば,事物とその事物の本性というのは,一対一で対応しあうということになっています。したがって,事物とその事物の本性の関係は,それを命題文の形で示した場合に,ここでいっている等価性というものがあることになります。よって,属性の本性に,属性が無限であるということ,より正確にいうなら、属性の本性に属性が自己の類において無限であるということが属するのであれば,この命題文の主語と述語を入れ替えた,無限であるものは属性であるという命題も,実は真の命題でなければならないのです。そこで,いかなる意味でこの命題が真の命題であるといい得るのかということが問題になっていると僕は思います。
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王位戦&属性の本性

2007-09-26 22:03:51 | 将棋
 王位戦七番勝負第七局。羽生善治王位の封じ手は,飛車を下に逃げるものと考えていたら,横に逃げる△4四飛でした。これには▲4七銀で後手がダメだと思っていたのですが,△6五銀と勝負する手がありました。これは昨日の段階で渡辺竜王が指摘されていて,本譜もそう進みましたが,飛車の位置はあまりよいと思えず,部分的には先手の深浦康市八段がポイントを上げているのではないかと思います。
 ここから激しい攻め合いになりましたが,60手目に△6五飛成とこの金を取り,62手目に△6二金打とここに投入しなければならないのでは,後手が辛い感じ。ただ,66手目の△7一角がよい頑張り方で,先手も一気に寄せきることができず,86手目には△6七桂と反撃する手が回ってきました。
 この後,90手目の△3一金は驚きました。有効な攻めがないので角を入手しようという意図でしょうが,▲2一馬△同金は,この段階の指し手としては面白い感じではありません。
 96手目,この角を△6六角と打ちましたがこれは詰めろではなく▲5一飛。そして103手目に▲2一飛成で,さっきの金を取りました。この後,105手目の▲7七桂というのが攻防兼備の手で,ここからは先手の勝ち筋に入っているのではないかと思います。△8八角成を防がれたので△6九銀不成でした(正確にいうなら,△6九銀不成だったので先手の勝ち筋に入ったという意味です。ここ△7六桂なら同じ手順で進展したときに,後手玉が△8四玉と逃げ越す順があり,これは僕の検討では後手の勝ちです。よって先手は△7六桂に▲6三金~▲6一龍とする順が考えられますが,この順があっても後手の勝ちではないかというのが渡辺竜王の結論です。羽生王位は△7六桂以下の手順に気付かなかったか,本譜の詰み手順をうっかりしたかのどちらかかと思われます)が,以下は即詰みで先手の勝ち。4勝3敗で深浦康市新王位の誕生となりました。羽生善治前王位は,王座と王将の二冠に後退となりました。
 僕の印象では,この将棋は先手が優勢の局面が長かったとは思いますが,どこかで後手が勝ちになる順もあったようには思え,かなり難しい大熱戦であったと思います。
 
 明日から取手記念が始まります。ここは地元の武田選手に注目です。

 なぜ属性の場合にも命題文の構成のされ方は一見したところ同一であるのに,無限様態の問題と同様の問題は生じていないと僕が考えるのか,その根拠を説明します。
 まず,第一部定義四から,属性というのは実体の本性を構成するわけですが,実在的視点に立つ限り,実在する実体は神だけであるので,この観点から,属性は神の本性を構成すると考えます。次に第一部定義六により,神は絶対に無限な実体であること,つまり絶対に無限であるという本性を有することが明らかです。よって,実在的視点で考える限り,絶対に無限である神の本性を構成する各々の属性は。それら各々の類において,つまり自己の類において無限であるということが出てきます。よって,属性がその属性において無限であるということが,その属性の本性に属すると僕は考えるのです。
 そこで,属性は無限ではないという命題に注目してみます。この命題が真の命題であるということは,裏を返せば,属性は無限であるという命題が真の命題であることを意味します。もちろんここまでは無限様態の場合も同じで,無限様態は無限であるという命題は真の命題であるといえます。
 しかし,それらふたつの肯定文の命題が含意しているところは,実は異なると僕は思うのです。というのは,第一部定理二三などからしても,無限様態はその原因によって無限であるといわれるのに対し,属性は,上述の説明から,その本性において無限であるからです。そしてこの相違が,無限様態の場合と属性の場合とで,異なった結論を導き出すと僕は思うのです。
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青森記念&属性の場合

2007-09-25 20:48:25 | 競輪
 地元地区の北日本勢が準決勝までで揃って敗退してしまった青森記念決勝(動画)。
 Sは渡辺選手が取りましたが,室井選手が上がってくるとこれを前に入れ,石丸選手の前受け。石毛選手が中団で荒井選手が後方。後閑選手は最後尾からの周回。残り2周から荒井選手が徐々に車を上げていき,打鐘で石丸選手に並び掛けるとホームでこれを叩き,後閑選手まで4車で出きりました。一旦は下がった石毛選手が巻き返す構えを見せると荒井選手も踏み出して先行。石毛選手は荒井選手に並び掛けるところまでいきましたが,荒井選手がうまく合わせきってこのラインでの争いに。番手から原選手が抜け出して優勝。内に行った3番手の浜口選手は伸びを欠き,4番手から後閑選手が2着に入り,逃げた荒井選手とバック9番手から直線は中をよく伸びた室井選手が同着で3着を分け合っています。
 優勝した佐賀の原司選手は5月の平塚記念に続いて2度目の記念競輪優勝。そのときも弟子である荒井選手の番手からの競走でしたが,自力発進のような形になった当時に比べれば,今日は荒井選手が直線まで先頭できましたので,もっと楽だったのではないかと思います。
 荒井選手は普段は前受けすることが多いのですが,今日は師匠が番手ということで後ろ攻め。メンバー的には平塚より先行しやすかったと思いますが,石毛選手を前に出させなかったあたり,力もみせたと思います。

 王位戦七番勝負第七局振駒で先手となったのは深浦康市八段。羽生善治王位の作戦はごきげん中飛車で,僕の予想は外れました。先手が穴熊にし,後手は飛車を浮いてから3筋に転換。封じ手はさすがに飛車が引く一手でしょう。羽生王位の方が1時間強,持ち時間を消費しています。

 この,事物がほかの事物によって限定されるということを,ある事物とほかの事物のそれぞれを主語と述語にした場合の,否定文の命題から考えることによって生じてくる問題というのは,無限様態の場合だけではなく,絶対に無限である神の本性を構成するものとしての各々の属性の場合にも生じていると考えられるかもしれません。つまり,神のある属性は無限ではないという命題は,一見して偽の命題であるのに対して,無限であるものは神のある属性ではないという命題は,一見して真の命題ですから,やはり同様に,神の属性は無限であるものによって限定されるということが,これらの命題文の検証によって生じているように思えるからです。
 しかし,僕は属性の場合には無限様態の場合と異なり,実はこうした問題は出現していないと考えています。そこで先に,なぜ命題文の構成のされ方は同様であるのに,無限様態の場合だけが問題を生じさせ,属性の場合にはそうではないと僕が考えているのかということを説明しておきます。また,先にこのことを説明しておくことによって,無限様態と無限であるものとの間に,どのような関係が生じてしまっているのかということについても,さらにその詳細が明らかになるのではないかと思います。
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日本テレビ盃&命題

2007-09-24 19:31:56 | 地方競馬
 例年は中央の馬を交えて行われますが,今年の第54回日本テレビ盃馬インフルエンザの影響で,地方と中央の交流がまだできないという現状から,このブログのレース表記における南関東重賞として行われました。当然のことながら,ここでも,今年のこのレースに関しては,南関東重賞という扱いでいきます。
 競り合いもやや懸念されましたが先手を奪ったのはサンキューウィン。掛かり気味でしたがナイキアディライトは何とか2番手に控えてのレース。前半の800メートルは49秒9でミドルペースになりました。
 後方2・3番手に控えていたコアレスデジタルが向正面で外をぐんぐん上がっていくと,中位にいたシーチャリオットも合わせて上昇。これを見てナイキアディライトも3コーナー過ぎに先頭へ。直線入口ではこの3頭の差はさほどなかったのですが,ここからナイキアディライトが追い出すとあとは差が広がる一方。最後は7馬身もの差をつけての圧勝となりました。2着争いはコアレスデジタルがシーチャリオットを競り落としたところへ外からサウンドサンデーが急追。僅かでしたがこちらが捕えきって2着。3着がコアレスデジタルでした。
 優勝したナイキアディライトは6月のグランドマイラーズに続く南関東重賞連勝。58キロを背負っていたとはいえここでは図抜けた能力の持ち主ですのでこの圧勝も当然。逃げるのがベストの馬ですが何とか2番手に控えてレースをさせた内田博幸騎手の手腕も見逃せません。内田騎手は7月のスパーキングサマーカップ以来の南関東重賞制覇です。
 逆にシーチャリオットは残念な結果。休養明けで太目を懸念しましたがその点は大丈夫でした。使ってよくなるタイプなのでしょうか。

 明日は青森記念の決勝です。並びは石毛-渡辺-加藤の南関東,石丸-室井の瀬戸内,荒井-原の佐賀師弟に浜口で後閑は単独運行。一応は荒井選手中心で。

 また,明日から王位戦七番勝負の第七局が指されます。勝った方が王位戴冠という重大な一局。先後は振駒で決まりますが,どちらが先手でも相矢倉になるのではないかというのが僕の予想です。

 この無限様態の問題というのは,実はある事物が別の事物を限定しまた限定されるという関係を,命題文との関係で考えてみた場合にも同様に生じていいるのではないかと僕は思っています。
 まず,無限infinitumであるものは無限様態modus infinitusではないという命題は,これが偽の命題であれば,無限であるものはすべて無限様態であるという意味になりますが,無限様態以外にも無限であるものが実在するので明らかに真の命題であると思います。次にこの主語と述語とを入れ替えた,無限様態は無限ではないという命題はどうかといえば,これはそれ自体で偽の命題であると断定できると思います。
 ところで,この関係というのは,無限であるものは有限finitumではないという命題についてこれを偽の命題とみなし,有限であるものは無限であるという命題については,この場合の有限であるものというのを絶対に無限absolute infinitumである神の変状,あるいはそうした絶対に無限な実体substantiaである神Deusの本性essentiaを構成するある属性の変状と考えることによって,この命題自体を偽の命題であると結論したのとまったく同一になっています。したがって,有限であるものについて,こうした命題文との関係から,有限であるものは無限であるものによって限定されるとしたのと同じ結論が,無限様態についても生じてきます。すなわち,有限であるものが無限であるものに限定されるように,無限様態も無限なものに限定されるということになってしまうのです。
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八甲田賞&無限様態の問題

2007-09-23 20:34:36 | 競輪
 青森記念2日目優秀の八甲田賞(動画)。
 前で受けたのは五十嵐選手で,佐藤選手が中団,矢口選手が後方からの周回。打鐘で矢口選手が五十嵐選手を叩くと,荒井選手がこのラインを追って4番手を確保。5番手に五十嵐選手,7番手に佐藤選手となって一列棒状のホームから矢口選手の先行。バックから佐藤選手が捲って出ると,小橋選手との車間を開けていた荒井選手が,佐藤選手が来る前に単独で発進。形の上では佐藤選手がこの動きに乗る形に。後閑選手も矢口選手と車間を開けて牽制し,直線から踏み出しましたが,荒井選手が捲りきって1着。後閑選手が2着で佐藤選手が3着でした。
 単独での運行でしたが,荒井選手がうまく立ち回りました。脚も溜められた感じで,先行する矢口選手の4番手を確保し,佐藤選手を後方に置くという展開もよかったのではないかと思います。佐藤選手も力はみせていると思うのですが,ホームの段階でもう少し前にいっておくべきなのではないかという気はします。

 明日は船橋で日本テレビ盃です。このメンバーならナイキアディライト◎が中心で相手もシーチャリオット○。ほかではベルモントギルダー△とサウンドサンデー△。

 第一部定義二の問題に関しては,神の変状ではなくて神の属性の変状という考え方を導入することによって,解決できたのではないかと思います。そこで,残るもうひとつの問題ですが,これはここでは無限様態の問題といっておきます。どちらかというとこちらの問題の方が厄介なのではないかと僕自身は思っています。
 まずはこれがどういった問題であるのかを説明しておきましょう。第一部定理一五により,様態が絶対に無限である神のうちにあることが,また第二部定理六により,様態というのはその様態が属している属性のうちにあるということが理解できます。このとき,この様態というのは,無限様態であっても有限様態すなわち個物であっても,同様のことが結論されるということが,問題を生じさせます。
 すなわち,Xが有限である場合,有限であるXは無限ではないという言明について,Xは神すなわち絶対に無限な実体の変状である,あるいは,Xは絶対に無限な実体である神の本性を構成するある属性の変状であるという観点を導入することによって,これを偽の命題であると考えてきたのですが,同様のことは,Xを無限様態と考えた場合にも適合することになります。したがって,有限であるものが絶対に無限である神,あるいは神のある属性によって限定されるという結論は,無限様態の場合にも妥当することになります。つまり無限様態は限定されるということが出てきてしまうのです。しかし,限定されるものは有限でしょうから,これは解決しないといけません。
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王座戦&属性の変状

2007-09-22 22:33:57 | 将棋
 王座戦五番勝負第二局。僕の予想に反して先手の羽生善治王座が三間飛車に振りました。後手の久保利明八段はまず居飛車はやりませんのでこうなれば相振飛車。後手は向飛車を選択しました。
 先手が早めに動いて,後手がこれを封じ込めにいったように僕には思えます。観戦を始めたのは5時くらいで,54手目に後手が△4四角と引いた局面。一歩損ですが,2筋をへこませているので後手の方が指しやすそうに僕には思えました。
 夕食休憩を挟み65手目の▲4五歩から先手が動き69手目に▲3五歩と桂馬の頭を狙いにいって本格的な戦いに。1回は△同歩と取るのではと予想してましたがすぐに△2五桂。後手は73手目に角筋を止めつつ▲4六桂と据えました。対して後手も負けじと△7五桂(渡辺竜王はこの手を辛い手と表現されていて,また,現地の解説でもこの手が問題とされたようです)。
 この後,先手は5筋に厚みを作り,79手目に▲7六歩と打ちました。△8七桂成▲5三角成△同玉は先手に分があるというのが両対局者の判断だったようで△9五銀。この後の折衝で後手に香車が入り△4六香が生じたので,先手は89手目に▲6四歩と角筋を遮断しました。
 91手目に▲6五桂とこの桂馬を活用できたのは先手にとって大きかったと思います。△5五銀は▲5三銀と打たれ△4一玉では▲5五飛が詰めろですし,△6一玉は6二で清算され▲7四桂が王手角取り。よって△同銀▲同金で銀との交換に成功しました。これで後手が悪くなったというわけではないのかもしれませんが,ここでは僕には先手が有望のように思えます。
 98手目の△1九角成は,後の王手角取りを避ける意味だったかもしれませんが少し響きの弱い手。▲6二銀から寄せにいき,ここからは先手の勝ち筋に入っていると思われます。即詰みはありませんが117手目に▲7四桂と打たれてあとは受けても一手一手。先手玉も詰みませんので羽生王座の勝ちとなりました。なお,最後,後手には何か狙い筋があったのかもしれませんが,僕には分からず,ただ無意味な王手を掛け続けただけのように思えました。これについては何か説明がほしいところです。
 これで羽生王座の2連勝。今回はホームともいえる大阪での対局でしたので,久保八段には残念な結果でした。第三局は10月3日に指される予定です。
 なお,今日はLogical Spaceさんのリアルタイム中継がありました。手についてはそちらの方が参考になりますのでご一読ください。また,Logical Spaceさんにkuroumaさんを紹介していただきました。こちらも参考になります。

 明日は青森記念の2日目優秀の八甲田賞があります。並びは佐藤-有坂-坂本の北日本,矢口-後閑-小橋の上越,五十嵐-渡辺の南関東で荒井は単騎。矢口選手の先行で後閑選手が狙い。

 第一部定義二の問題を解決するためには,第二部定理六に訴えるのが最も簡潔なのではないかと思います。すなわちこれによれば,有限であるXがYの属性の様態として自然のうちに実在するとき,Xは第一部定理一五の考え方からして,絶対に無限である神のうちに,つまりそうした絶対に無限なものを全体とした場合の一部を構成するものとしての部分として実在するわけですが,実際にXを認識する場合に必要であるのは,絶対に無限なものとしての神ではなく,神の本性の一部を構成するものとしてのYの属性であるということが理解できるからです。
 したがって,ここでもまた全体と部分の考え方には注意しなければなりませんが,これを一種の構造として考えれば,次のようになるのではないかと僕は思います。まず,絶対に無限な実体としての神の部分を構成するものとして,無限に多くの属性があって,たとえばYの属性はそうしたものであるということになります。そして次に,そうした各々の属性をひとつの全体として考えた場合に,その部分を構成するものとして,それら各々の属性の様態があります。つまり有限であるXがYの属性の様態であるとすれば,XはYをひとつの全体と考えた場合の一部を構成します。したがって,Xを限定しているのは,絶対に無限である神ではなく,Xと同一の属性であるYの属性であると理解することができ,この問題は解消されると思うのです。
 これは,Xが神の変状であると考えるのに対して,神のある属性の変状であると考えていることになります。つまり,神の変状に対して,属性の変状という考え方を導入することによって,この問題は解決されると僕は考えます。
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藤波辰爾&第一部定義二の問題

2007-09-21 19:08:15 | NOAH
 GHCヘビー級の挑戦者決定戦が行われたNOAHの日本武道館大会には,もうひとつの目玉がありました。それが藤波辰爾選手のNOAH初参戦。藤波選手は他団体にはほとんど上がらない選手ですので,これは貴重といえると思います。
 これは日本テレビの放送で知りましたが,三沢選手がタイガーマスクから三沢光晴になった日,藤波選手は観戦していたそうです。この日は僕も東京都体育館で観戦していましたが,藤波選手がいたことは今まで知りませんでした。
 三沢選手は僕のプロレスキャリアが始まる少し前に全日本プロレスに入団。中学生の頃からの全日本ファンで,全日本志望でしたが,藤波選手には憧れがあったとのこと。藤波選手は新日本プロレスの所属で,全日本と新日本はほとんど交流がありませんでしたので,接点はありませんでした。
 NOAH旗揚げ後,一時期は新日本と良好な関係にありましたので,2005年の5月には三沢選手が新日本に参戦し,藤波選手とタッグを結成。ふたりが同じ試合に出場したのはこの1度だけ。その後,NOAHと新日本の関係は断絶しましたので,もうないかと思われましたが,藤波選手が新日本を退団し,無我に合流したので,この日の初対決が実現しました。
 試合はタッグマッチで,三沢選手は潮崎選手,藤波選手は,これもかつて新日本時代に1度だけNOAHに参戦したことがある無我の西村選手がパートナー。無我のプロレススタイルは比較的クラシカル。僕などは昔のNWAチャンピオンが得意としたものを思い出します。この試合はNOAH勢がそれに乗る形で,無我に近いようなスタイルで進展。西村選手を孤立させるなどチャンスもありましたが,最後は潮崎選手がムーンサルトプレスを自爆。そこで西村選手が足4の字固めを決め,カットに入ろうとした三沢選手にも藤波選手がドラゴンスリーパーを決めて阻止し,無我チームの勝ちになりました。潮崎選手は右膝を負傷中で,執拗な足攻めも食らっていましたのでかなり響いた感じです。
 正直,僕が想像していたよりこの試合は盛り上がりましたし面白かったです。藤波選手は三沢選手よりさらに年上ですので,三沢選手もこの後の防衛戦に向けて力になったかもしれません。

 明日は王座戦五番勝負第二局です。今度は羽生王座の先手ですので,相振飛車にはならないものと思います。

 また,競輪は明日から青森記念の開催になります。オールスターから間がなく調整の難しい面もありますが,ここは岩手の佐藤友和選手が中心でしょうか。

 同様のことは第一部定理一五からもいえるかと思います。あるものがすべて神のうちにあるのであれば,有限なものも当然のことながら絶対に無限である神のうちにあるということになり,このとき,部分の考え方には注意が必要ではあるものの,絶対に無限な全体に対して有限な部分と考えることが可能であると思われるからです。
 しかし,これで有限であるものは無限ではないという命題が偽の命題であるということについて,すべての問題が解決したというようには僕は考えていません,大まかにいってここにはまだふたつの問題が残っているように思います。そこでまず,最初の問題についてこれを便宜的に第一部定義二の問題ということにして,これについてさらに考えていくことします。
 この問題というのは,簡単にいえば次のようなことです。この定義二によれば,ある事物は同一属性のほかのものによって限定されるから有限であるといわれます。ところが,ここで有限であるものは無限ではないという言明を偽の命題であると考えることもできると結論したとき,この無限は神,すなわち絶対に無限なものであって,自己の類において無限であるものではありません。したがって,たとえばXは神の変状ではないという命題が偽の命題であることによって,Xが神によって限定されるということは説明できたとしても,だからXが有限であるとは,定義二を厳密に考える限りではいえないのではないだろうかということです。正直なところ,この疑問が正当であるかどうか僕には不明なのですが,正当である可能性がある以上,解決しておく必要があるかと思いますので,これについて考察していくことにします。
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トゥインクルレディー賞&部分の考え方

2007-09-20 18:44:47 | 地方競馬
 大井のナイター競馬にはトゥインクル競馬という愛称がついています。ですので毎年ナイター競馬の期間中にトゥインクルレディー賞という重賞が行われます。今年は昨日でした。
 カネショウメロディがよい発走でそのまま逃げる態勢に入りましたが,外からナイススマイルワンが交わしてこちらの逃げ。前半の800メートルは48秒4でハイペースになりました。
 3コーナー入口あたりでペースが緩み,パフィオペディラムとチヨノドラゴンが並ぶように前を交わしていき先頭に。トーセンジョウオーはこれについていこうとしましたが,いつもの伸びがみられずここで脱落。直線に入るとチヨノドラゴンも徐々に力尽き,代わって外からベルモントノーヴァとグリーンベイが末脚を伸ばしました。結局,ベルモントノーヴァがパフィオペディラムを楽に捕えて優勝。2着は接戦になりましたが,パフィオペディラムがグリーンベイの猛追を凌ぎきりました。
 優勝したベルモントノーヴァは4月のしらさぎ賞以来となる南関東重賞2勝目。石崎駿騎手は5月の羽田盃以来の南関東重賞制覇。末脚で勝負するタイプの馬ですので,どうしても展開に左右される面がありますが,今日はハイペースでしたし,能力でいえばトーセンジョウオーに次ぐものがありますので,トーセンジョウオーが走れなかったということを考慮すれば,順当な勝利といえそうです。
 パフィオペディラムは結果からみると,先頭に立つのが少し早かったようです。トーセンジョウオーは斤量が厳しかったことに加え,今日は休み明けということもありましたし,距離も現状はもう少しあった方がいいのかもしれません。

 有限であるものが神の変状であるという観点から,有限であるものが無限であるもの全体の一部を構成する部分であると考えることによって,有限であるものは無限であるという命題を真の命題であると考える場合には,全体と部分の関係というのを,僕たちが普通に認識する場合とは異なった仕方で考えているということに,少し注意が必要かもしれません。
 というのは,僕たちは大抵は全体は部分なしに,部分は全体なしにあることも考えることもできないと思っています。あるいは数学における微分と積分の考え方などからしても,部分とは全体を砕いたかけらのようなものであって,全体とはごく小さな部分の塊であると認識しているといえるかもしれません。これには,僕たちには全体と部分というのを,ある空間的なものを利用して把握しようとする傾向があることが影響しているのではないかと思います。
 しかし,ここではそのように全体と部分を考えることができません。なぜなら,部分は全体がなければあることも考えることもできないようなあるものですが,全体というのは,ある部分がなくてもあることも考えることもできるようなものになっているからです。
 このことは,動物と馬との関係においても,形式的にはいうことができます。というのは,馬の本性は動物の本性なしには考えることができませんが,動物の本性は,別に馬の本性がなくても考えることができるからです。
 ここでいっている全体と部分というのは,あくまでもこのような関係にあるものとしての全体と部分に関しての考察ですので,その点には十分に注意してください。
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竜王戦&神の変状

2007-09-19 22:25:03 | 将棋
 竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第三局。振駒で先手となったのは佐藤康光二冠。後手の木村一基八段が追従したので相矢倉。途中,少しの変化はありましたが▲3七銀の形になりました。どちらかというと後手が受身の姿勢を採ったので,先手が攻め,後手は受けつつカウンターを狙うという,相矢倉によくある戦い方に。83手目の▲1三香成まで,1筋を破ることには成功しましたので,少なくとも部分的には,先手の攻めがうまくいった形かと思います。
 ここから△1四歩▲同成香という進展は僕には意外でした。単に△4一玉だと▲2二成香を嫌ったのかと思いますが,本譜の進展は後手が一歩ただ損しただけのようにも感じます。しかもこの後89手目から▲3二歩△同玉となりましたので,△4一玉の一手もパスに等しくなってしまった感じで,ここは先手がリードしていると思われます。
 97手目の▲1四歩を放置して後手も△9七歩から攻め合いに転じました。先手が101手目に▲5四金と上部から押さえると,後手はと金を外して頑張りました。しかしこれには105手目の▲3三歩が軽妙な好手だったようで,ここからは先手の勝ち筋に入っているのではないかと思います。結局,後手は反撃の暇がなく,そのまま押し切った佐藤二冠の勝利となりました。
 相手の攻めをある程度まで呼び込んで,危ういところを凌いで勝つというのは木村八段の真骨頂ですが,この将棋は少し呼び込みすぎたきらいがありますし,途中の反撃も効果的ではありませんでした。全般的に先手の快勝といえる内容ではなかったかと思います。
 展望の通りに右の山から佐藤康光二冠が竜王戦の挑戦者に。1組優勝者は挑戦者になれないというジンクスを,今年の木村八段も破れませんでした。佐藤二冠は2年連続の挑戦で,昨年渡辺明竜王に3勝4敗と奪取に失敗していますので,雪辱戦となります。一方の渡辺竜王は今期の棋聖戦では佐藤棋聖に敗れていますので,両者にとって,決着をつける七番勝負となります。

 第一部公理一の意味というのは,これを名目的に最も単純に考えれば,自然のうちに存在するのは実体であるか様態であるかのどちらかであるということになります。しかし実在的視点で考えれば,自然のうちに実在する実体は神だけであるということになっていますので,同じ視点から,自然のうちに実在するのは絶対に無限である神か,そうでなければ様態であるかのどちらかであると理解してもいいだろうと思います。したがって,神は絶対に無限なわけですので,もしも有限であるものが自然のうちに実在する場合には,それは有限である様態が実在するということになります。
 実はこのことだけで,有限であるものは無限であるという命題を,真の命題であると理解することが可能になっているといえるのかもしれません。なぜなら,有限であるものは実在する,あるいは実在し得るなら様態として実在しますが,様態というのは実体の変状のことです。ところが,実在する実体は神だけですので,結局のところ,有限であるものは神の変状であるということになります。つまり,Xがあって,Xが実在的で有限なものであるなら,XはXに変状した限りでの神であるということになります。つまり一般に有限なものは,その有限なものに変状した限りでの神であって,神は絶対に無限ですので,有限であるものは,それに変状した限りでの絶対に無限なものであるという命題は,実在的に考える限り,真の命題であるということになります。よって,有限であるものは無限であるという命題を,このように理解する限りでは,この命題は真の命題であるといえるのではないでしょうか。
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挑戦者決定戦&実在的視点

2007-09-18 19:19:08 | NOAH
 AブロックBブロック,それぞれのブロックの結果を受けての次期GHCヘビー級の挑戦者決定戦は,同じ日本武道館大会で,森嶋選手が秋山選手を降した直後に行われました。つまり丸藤選手は試合を終えた後,森嶋選手の試合の間だけインターバルがありましたが,森嶋選手は連戦となったわけで,その分だけ丸藤選手は有利な状況にあったといえると思います。事実,試合前には改めてリングアナウンサーにより両選手がコールされましたが,その間も森嶋選手は両手を膝についたままで,しっかりとコールを受けることすら困難な状況でした。
 状況からいっても丸藤選手は速攻をかけるのが得策で,開始直後に決め技ともいえる不知火を敢行。秒殺とはいかなかったものの,優勢に試合を進めていきました。ただ,丸藤選手と森嶋選手では体格が違いますので,ラリアットで森嶋選手が何とか凌いでいくという展開。僕の印象ではこの試合は丸藤選手のトラースキックがかなり有効であったという感じで,最後はフィッシャーマンバスターとパイルドライバーの複合技であるようなポールシフトの前に森嶋選手が力尽き,丸藤選手の勝利となりました。
 丸藤選手はこういった大きな選手を相手にする場合には,丸め込んで勝つケースが多かったので,状況的に有利であったとはいっても,NOAH随一の大型選手である森嶋選手を持ち上げて投げて勝ったというのは,ひとつ収穫であったといえるのではないかと思います。
 三沢選手に丸藤選手が挑戦する選手権試合は,29日に大阪で行われることになっています。丸藤選手はこの師弟対決に敗れて失冠していますので,これは雪辱戦ということになります。

 明日は竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第三局。当然のことながら勝った方が渡辺竜王に挑戦。先後は改めて振駒で決定されます。

 大井ではトゥインクルレディー賞が行われます。斤量は厳しいものの力を信頼してトーセンジョウオー◎が中心。相手はベルモントノーヴァ○とパフィオペディラム▲で,グリーンベイ△とカネショウメロディ△も。

 有限であるものは無限であるという命題を,何らかの意味で真の命題とするために,有限であるものは無限であるものを全体と考えた場合の,その一部を構成する部分であるということをいうためには,『エチカ』においてはまず次のような実在的視点に立つのが最も容易な方法なのではないかと僕は考えています。
 まず,第一部定義六により,神は絶対に無限な存在です。次に第一部定理一一により,神,すなわち絶対に無限なものが実在するということが証明されます。もっとも,僕の理解では,第一部定義六そのものが,実在的な定義ですので,神が実在するということはこの定義だけから明らかであって,したがって,もしもこの定義六を実在的定義であると理解する場合には,定理一一に関連した手続きは不要であるということになるでしょう。なお,絶対に無限な実体は,第一部定義六説明により,無限に多くの属性によってその本性を構成されますので,第一部定理五により,神,すなわち絶対に無限な実体が実在する以上,それ以外の実体が実在するということはないということにもなります。
 さて,同じ第一部定義六説明により,無限であるものには絶対に無限であるものと自己の類において無限であるものの二種類があるわけですが,少なくとも絶対に無限であるといわれるものについては,ただ神だけが自然のうちに実在するということがこれで明らかになりましたので,もしも有限であるものが,この神を全体と考えた場合に,この全体の部分を構成すると考えることができさえすれば,有限であるものは無限ではないという命題を偽の命題と解することができ,無限であるものに対する有限による否定という矛盾からも逃れることができるのではないかと思います。

 今日は完全な予定稿でした。明日は竜王戦の観戦のため,長くネット環境にありますが,どうなるでしょうか。
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オールスター&部分としての有限

2007-09-17 19:43:55 | 競輪
 僕が住んでいる横浜はこのところ連日暑い晴天の日が続いていますが,オールスター競輪の行われた高知は雨も多く,今日も朝は土砂降りであったとのこと。それでも決勝の時間には雨も上がっていました。
 Sを取ったのは佐藤選手で山崎選手の前受け。飯嶋選手は初手から佐藤選手と競る構え。豊田選手が北日本の後ろに続き,新田選手が後方からの周回。残り2周のバックから新田選手が上昇していくと,山崎選手は出させずに打鐘から突っ張り先行。番手はすんなりと飯嶋選手が回る形になり,新田選手が3番手に斬りこもうとしましたが,ここは佐藤選手が確保。バックから単騎の豊田選手が捲っていくと,これに合わせる形で3番手の佐藤選手が外へ,4番手の伏見選手は内へ。しかし結果的に無風で回った飯嶋選手が直線に入って踏み込むと,鮮やかに抜け出して優勝。直線で山崎選手の外に出した伏見選手が2着で,自力を出した豊田選手がこれと僅かな差で3着に入りました。
 優勝した栃木の飯嶋則之選手はこれがGⅠ初の決勝進出でしたので,当然ながら初優勝。昨年の10月に観音寺記念を優勝していますが,このときも記念競輪初の決勝進出で優勝を成し遂げています。オールスター男の異名を持つ神山選手の弟子。昨日の段階から北日本分断を宣言し,今日も周回中から山崎選手の後ろにつく強気の姿勢をみせたことが最大の勝因でしょう。結果的にすんなりと番手を回って,絶好の展開になりました。
 新田選手が上がってきたとはいえ,山崎選手の打鐘からの突っ張り先行はいくらなんでも早すぎる感じ。もっともこれは自分よりはむしろ後ろの北日本勢を引き出そうとした作戦かもしれず,そういう意味では佐藤選手が少し失敗したという印象です。4人が4人とも自力を打てるメンバーでの連携でしたから,もう少しやりようはあったと思います。

 これで無限と有限の関係について,命題文からこれを類推する材料が揃ったといえるのではないかと思います。
 まず,無限であるものは有限ではないという命題については偽の命題でなければなりません。これは絶対です。一方,有限であるものは無限ではないという命題については,これが真の命題である場合には,無限であるものと有限であるものが,相互に限定し合うということになってしまいますので,前の無限であるものは有限ではないという命題が偽の命題でなければならないという理由によって,偽の命題でなければならないことになります。いい換えれば,有限であるものは無限であるという命題が,真の命題でなければならないのです。もちろん一見しただけでは,これが真の命題であるとは考えられないですし,事実,多くの方がこの有限であるものは無限であるという命題については偽の命題であると判断するのではないかと思います。しかし,繰り返しになりますが,この命題は偽の命題であってはならない命題ですので,いかなる意味でそれが真の命題であるといえるのかということを探っていかなければなりません。
 このとき,全体と部分の関係が大きなヒントになるであろうと僕は考え,これについて詳しく分析してきました。つまり,もしも無限と有限の関係というのを,ある全体と部分という関係に置き換えて考えることができるとすれば,すなわち,有限であるものを,無限であるものの一部を構成するような部分であると考えることができれば,この命題は真の命題であるともみなせるのではないだろうかと思うのです。

 昨晩からパソコンが好調です。いつまで続くか分かりませんが。
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Bブロック&第二部定理九系との関係

2007-09-16 19:59:58 | NOAH
 リーグ戦のBブロックの方は森嶋選手が参加。アメリカのROHのチャンピオンでもある森嶋選手は頻繁に遠征がありまして,このシリーズも途中でアメリカにいっていた関係で,9日の日本武道館大会までリーグ戦が残っていて,Aブロックの優勝決定戦の直後の試合で秋山選手と対戦しました。ただ,ここまで,秋山選手が6点,森嶋選手が5点でしたので,勝った方が挑戦者決定戦に進出という状況で,そういう意味では事実上はBブロックの優勝決定戦でした。
 森嶋選手の最大の得意技といえばバックドロップ。この日も場外で鉄柵越えのバックドロップを放っていました。ただ,これはこの日の試合中であったかどうか僕には定かではありませんが,どうも腰を痛めてしまったようで,普段のきれはなかったようです。もちろん相手が強敵の秋山選手ということもありますが,いつもは一発で確実に仕留めているのに,この日は何発打ってもスリーカウントを奪うには至りませんでした。
 それでも身体の大きさ,そして年齢面での体力の差を生かし,最後は激しい打ち合いからラリアットをヒットさせ,森嶋選手の勝利。森嶋選手が秋山選手からスリーカウントを奪ったのはこれが初めて。秋山選手も完敗だったと認めている内容で,森嶋選手にとってはひとつ壁を超えたといえるのではないかと思います。これでこちらのブロックは森嶋選手が優勝。丸藤選手との挑戦者決定戦に進出しました。

 明日はオールスター競輪の決勝です。4人の北日本は山崎-佐藤-伏見-菊地と並ぶそうです。関東単騎の飯嶋このラインのが番手で競り。もうひとつが新田-鈴木-遠沢の南関東で,西日本ひとりとなった豊田は単騎。予断は許しませんが,北日本勢が有力でしょう。

 実はこの認識論的視点というのは,僕が『エチカ』の中ではなはだ疑問に思っている第二部定理九系に関する僕の理解と関連していると思っています。
 僕は第二部定理九系が,スピノザがそこで証明しているように第二部定理九から直接的に帰結するとは考えません。なぜなら,ある事物の中に生じることの原因はその事物であるということは,あらかじめ前提できる事柄であるとは考えないからです。このことはちょうど,全体と部分との関係において,ある全体の一部を構成している部分の原因が,その全体であるということについてはそれを前提することができないという点に対応します。
 しかし,第二部定理七あるいはその備考に従う限り,ある事物の中に生じることの観念は,その事物の観念を有する限りでの神のうちにあるといえます。これは逆に考えれば明らかで,ある事物をX,その中に生じることをYと考えた場合には,もしもXがなければYは生じえませんから,Yの観念はXの観念のうちに含まれていなければならないからです。
 そこで,ある事物をひとつの全体,そしてその事物の中に生じることをその全体の一部を構成する部分であると考えれば,全体と部分との関係は,定理九系で示されているこの関係と,いわば相似した関係にあるといえると思います。よって,ある事物の中に起こることの観念がその事物の観念を有する限りでの神のうちにあるように,ある部分の観念というのはそれが一部を構成している全体の観念を有する限りで神のうちにあるということになると思うのです。また,ある事物の中に生じることが,その事物がなければ生じ得ないように,部分というのは,それが部分を構成している全体がなければ,あることができないということになるとも思います。

 昨日はすべて,今日はオールスターの紹介以外は予定稿でした。明日はそうもいかないのでどうなりますか。
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