スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

日刊スポーツ賞黒潮盃&スピノザ 人間の自由の哲学

2024-08-15 19:03:38 | 地方競馬
 昨晩の第58回黒潮盃
 好発はスマイルナウでしたが逃げたのはオーウェル。2番手にムットクルフェ。1馬身半差でシシュフォスとケンタッキースカイ。1馬身半差でサーマウントとスマイルナウ。1馬身差でマコトロクサノホコとバハマフレイバー。2馬身差でイモノソーダワリデとミライヘノシンゲキ。3馬身差の最後尾がクリコマ。前半は後方にいたダテノショウグンは向正面で外から追い上げ,3番手まで上昇しました。最初の800mは52秒0の超スローペース。
 3コーナーからオーウェル,ムットクルフェ,ダテノショウグンの3頭で併走。3馬身差でシシュフォスが続き2馬身差でケンタッキースカイ。直線の入口でも3頭は並んでいましたが,ほどなくダテノショウグンが単独の先頭に。そのまま抜け出して快勝。シシュフォスが外から追い上げ3馬身半差の2着。オーウェルを競り落としたムットクルフェが1馬身差で3着。
 優勝したダテノショウグンハイセイコー記念以来の南関東重賞2勝目。デビューからの連勝を7に伸ばしました。5連勝でハイセイコー記念を制した後,蹄に故障を発症したため休養に入り,春のクラシック戦線は出走がかないませんでした。復帰戦は先月のオープンで5馬身差の快勝。ここも斤量面での恩恵はあったものの,これだけの差をつけて勝ちましたので,少なくとも南関東生え抜きの3歳馬の中ではこの馬の能力が傑出しているということでいいと思います。重賞でも通用の余地があるでしょう。父はバンブーエール。母の父はマンハッタンカフェ。3代母がノースフライト
 騎乗した大井の御神本訓史騎手はサンタアニタトロフィー以来の南関東重賞71勝目。黒潮盃は初勝利。管理している大井の森下淳平調教師は南関東重賞18勝目。黒潮盃は初勝利。

 12月6日,水曜日。この日がお寺の奥さんが席主となる御講の日でした。事前に連絡を受けていましたので,僕も出席しました。前にいったかもしれませんが,総講というのは朝参詣の場合を除くと午後10時半に開始されます。これに対して御講は原則的に午前11時の開始で,この日もそうでした。なお,この日はお寺に常駐している住職の奥さんが手術をする当日でした。なので御講の後に,その手術の成功を祈願する読経が30分ほどありました。この関係で僕の帰宅もいつもの御講の日よりも30分ほど遅くなりました。
 12月14日,木曜日。個別支援計画書が送付されました。これは中間報告です。そして僕はこの日に1冊の本を読み終えました。吉田量彦の『スピノザ 人間の自由の哲学』です。吉田は光文社版の『神学・政治論Tractatus Theologico-Politicus』の訳者なので,それに付せられている解説などの文章は読んでいますが,基本的には訳書なので,分量はそう多くありません。まとまったものを読んだのはこれが初めてです。2022年2月20日に,講談社現代新書から発売になったものです。
                           
 この本の終わりの方に吉田は,『スピノザの世界』,『はじめてのスピノザ』に続いてスピノザに関する入門書・概説書的な著作が講談社現代新書から3冊並ぶことになったという意味のことをいっています。つまり吉田にとってはこれは入門書という位置づけなのでしょう。ですが僕が読んだ感覚でいえば,この本は入門書という枠は超えているように思えます。もしもスピノザの哲学にまだそこまで詳しくないのであれば,上野の本や國分の本を読んだ後で,この吉田の本を読むことを僕はお勧めします。
 著書の元になっているのは吉田が大学で行った講義です。これはひとつではなく,まず2004年に慶應義塾大学の通信教育課程の夏季集中講義です。次に2015年に千葉大学で行った秋学期の講義です。そして最後に2020年の春学期に慶應義塾大学で行った講義です。これらの講義ノートが著書の元になっています。このうち,千葉大学での講義は専門課程の科目だったそうで,専門的な話になってもいいと吉田は思っていました。この関係で入門書の枠を超えているのでしょう。

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