スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

農林水産省賞典阪神ジュベナイルフィリーズ&食欲と心情の動揺

2018-12-09 19:19:46 | 中央競馬
 第70回阪神ジュベナイルフィリーズ
 クロノジェネシスはダッシュがつかず1馬身の不利。ベルスールとメイショウショウブが並んでいましたが,最終的には内のベルスールの逃げに。3番手はプールヴィル,スタークォーツ,ラブミーファインの3頭。6番手にウインゼノビアとローゼンクリーガー。8番手はレッドアネモスで9番手がジョディー。10番手はタニノミッション,ビーチサンバ,メイショウケイメイの3頭。13番手にサヴォワールエメとグレイシア。15番手がシェーングランツとダノンファンタジー。ここまで一団。2馬身差で注文をつけて控えたトロシュナとクロノジェネシスが追走。前半の800mは47秒0でミドルペース。
 目立った動きがないまま直線に入り末脚勝負。まずメイショウショウブが先頭に立ち,その外からラブミーファイン。ですがこの時点でこれらより大きく外を回ったダノンファンタジーとクロノジェネシスの勢いがよく,この2頭が前に。これらの内からビーチサンバ,大外からはシェーングランツも追い上げましたが,前の2頭には届かず。先に前に出ていたダノンファンタジーの方がそのままフィニッシュを迎え優勝。半馬身差の2着にクロノジェネシス。内のビーチサンバがクビ差の3着で大外のシェーングランツが4分の3馬身差で4着。
 優勝したダノンファンタジーは新馬は2着に負けたものの未勝利,ファンタジーステークスと連勝。重賞連勝で大レース制覇。基本的に無敗の馬が強いレースですが,2着だった新馬の勝ち馬は次にサウジアラビアロイヤルカップを勝ち,同じ牝馬ながら来週の朝日杯フューチュリティステークスに回って人気が予想される馬ですから許容範囲内。ということで優勝候補の1頭とみていました。このレースは人気で上位に入着した馬はその後も活躍するケースが多いので,来年のクラシック候補の1頭でしょう。ただ同じことは4着までの4頭すべてに妥当すると思います。父はディープインパクト
 騎乗したフランスのクリスチャン・デムーロ騎手は昨年のホープフルステークス以来の日本での大レース制覇。日本馬に騎乗しての大レース制覇も日本での大レース制覇もこれが3勝目で阪神ジュベナイルフィリーズは初勝利。管理している中内田充正調教師は昨年の朝日杯フューチュリティステークス以来の大レース2勝目。

 たとえば僕のようなⅠ型糖尿病の患者にとって,食事制限以上の量の食物を摂取すれば,確実に高血糖になります。このとき,目の前に食欲をそそるもの,端的にいえば好物があれば,それを食べたいという食欲は湧きます。ですが食べてしまえば血糖値が高くなるということを確知しているわけですから,そうならないためには食べたくないという感情affectusも生じ得るでしょう。後者の感情は必然的にnecessario生じるとはいえませんが,生じる場合があり得ることは論理的に確実で,この限りで双方の感情は相反する感情であることになります。
 同様に,適正な体型を維持したい,あるいは適性な値を超過した体重を適性値まで戻したいと思っている人もまた,好物が目の前にあれば食欲をそそられるでしょうが,それを食してしまえば適正な体重になることにとってマイナスであると確知している限りで,必然的necessariusではありませんが,それを食べたくないという感情が生じ得ることは明白です。これもまた相反する感情であることになります。
                                
 スピノザの哲学では,このような相反する感情がある人間のうちに生じるとき,その人間は心情の動揺animi fluctuatioを感じているといわれます。そしてこの心情の動揺は,長期化する場合もありますし,短期的に解決される場合もあります。心情の動揺の対象の一方が食欲という欲望cupiditasである場合,基本的にはこの状態は短期的に解消されます。なぜなら,食欲の方が強ければそれを食べるまでですし,相反する感情の方が強いなら食べない,他面からいえば食べることを我慢するまでだからです。どちらの感情からも同じ程度で刺激されるがゆえに,食べるか食べないかをいつまでたっても決定することができないということは,論理的にはあり得るのですが,その場その場で判断されるということが考慮されれば,非現実的に近いといえるでしょう。そもそも食欲をそそられる食物が,長時間にわたって目の前にあるという状況を想定しにくいからです。
 このようなとき,相反する感情の方が優勢のとき,他面からいえばその人間が食べることを我慢するとき,一般的にはそれを節制と僕たちはいうのです。ただし節制はそれ自体では感情ではありません。
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チャンピオンズカップ&寝坊

2018-12-02 19:06:20 | 中央競馬
 アメリカから1頭が遠征してきた第19回チャンピオンズカップ
 最内のアンジュデジールがハナに立って2馬身ほどのリード。2番手にルヴァンスレーヴ。3番手はヒラボクラターシュとインカンテーション。2馬身差でパヴェルとサンライズソア。2馬身差でアスカノロマン,ケイティブレイブ,ミツバの3頭。1馬身差でオメガパフューム。1馬身差でセンチュリオン。1馬身差でアポロケンタッキー。1馬身差でサンライズノヴァ。2馬身差でノンコノユメ。4馬身差の最後尾にウェスタールンド。最初の800mは49秒6の超スローペース。
 3コーナーからルヴァンスレーヴが内で控え続けたので,外を回ったヒラボクラターシュとインカンテーションの2頭がアンジュデジールを追う形に。しかし直線に入ってアンジュデジールとヒラボクラターシュの間に進路が開いたルヴァンスレーヴが追われると伸び,最終的には抜け出して優勝。外から脚を伸ばしたサンライズソアが一旦はルヴァンスレーヴに迫る勢いだったもののフィニッシュ前に失速。最後尾からインを回り,逃げ粘るアンジュデジールとサンライズソアの間を突いたウェスタールンドが内からサンライズソアを差して2馬身半差の2着。サンライズソアがクビ差で3着。アンジュデジールが1馬身4分の1差で4着。
 優勝したルヴァンスレーヴ南部杯に続き4連勝で大レースも4勝目。古馬との初対戦でいきなり撃破した力量の持ち主で,前走の2着馬が出走してくれば最大の強敵になると思っていたのですが,出走を回避。それなら大方の確率で勝つことができるだろうと思っていました。まだ3歳ですが間違いなくダートでは現役最強の日本馬。怪我などのアクシデントに見舞われない限り,大レースの勝利数をどんどん積み重ねていくことになるでしょう。父はシンボリクリスエス。母の父はネオユニヴァースファンシミンファンシーダイナの分枝で4代母が1986年に京成杯と牝馬東京タイムス杯,1987年にエプソムカップと新潟記念とオールカマーに勝ったダイナフェアリー。Le Vent Se Leveはフランス語で風立ちぬ。
                                     
 騎乗したミルコ・デムーロ騎手は南部杯以来の大レース制覇。第16回以来3年ぶりのチャンピオンズカップ2勝目。管理している萩原清調教師は南部杯以来の大レース6勝目。チャンピオンズカップは初勝利。

 住職をはじめとするお寺の人たちと意見を交換し合い,最終的に僕が最もよいと考えていた方法,すなわちさしあたって母の遺骨はお寺の納骨堂に納骨し,会堂が完成した後に会堂内の納骨スペースに移すことに決定しました。したがって母の四十九日法要は,仮ではありますが納骨を兼ねるものになるということも決定したわけです。ただし,その具体的な日時についてはこのときには決定することができませんでした。これはお寺の都合がこの時点では何も分からかったからです。
 この後,別室で精進落としが行われました。ただ,僕の住職に対する挨拶が長引いてしまった関係で,僕がその部屋に到着した時点では,すでに参列者の方々の飲食は始まっていました。散会後,父のきょうだいの三女の長男の自動車で家まで送ってもらいました。僕たちが帰宅したのは午後8時25分でした。8月16日のブログの投稿時刻が遅くなったのはこのためでした。
 この後,僕たちを送ってくれた従兄から電話があり,翌日の葬式のときには家まで行き,また自動車で送ってくれることになりました。ところが,普通ならあり得ないと思われるであろうことが起こったのです。
 8月17日,金曜日。僕が目を覚ますとすでに午前9時45分を回っていました。葬儀は斎場の順番の関係で午前10時からでしたので,これは寝坊です。
 僕は電波時計を使っていて,これを目覚まし時計としても用いています。この目覚まし時計にはスヌーズ機能がついています。というか,スヌーズ機能がついていなければ,僕にとっては目覚まし時計としての役割を果たさないのです。そして僕は就寝前にこの目覚まし時計をセットします。このときもセットをし忘れたわけではありません。ですから目覚まし時計は鳴ったのです。というか,鳴った筈なのです。ですが僕は無意識的にそれを何度も止めてしまったのでしょう。スヌーズ機能はある回数を超過すると機能しなくなるので,それが機能しなくなるまで同じことを繰り返したのだと思います。
 一方,携帯にも電話が入っていたのですが,通夜のときにマナーモードにしたまま直し忘れたので,こちらは鳴りませんでした。
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ロンジン賞ジャパンカップ&死亡の確認

2018-11-25 19:27:22 | 中央競馬
 アイルランドから1頭,イギリスから1頭が招待され,北海道から1頭が遠征してきた第38回ジャパンカップ
 サンダリングブルーは発馬後に寄られる不利を受けました。先手を奪ったのはキセキ。2馬身くらいのリード。2番手はアーモンドアイとノーブルマーズ。4番手にガンコ。5番手はスワーヴリチャードとウインテンダネス。7番手にハッピーグリンとシュヴァルグラン。9番手がサトノダイヤモンドとサウンズオブアース。11番手がサトノクラウンで12番手にカプリ。ここから3馬身ほど開いて13番手にミッキースワローで最後尾にサンダリングブルー。最初の1000mは59秒9のスローペース。
 キセキは早めにスパートし,4コーナーを回るところでリードは4馬身。2番手を内で併走していたアーモンドアイはキセキの外に進路を選択。この外からスワーヴリチャードが追ってきたのですが,直線ではスワーヴリチャードは逃げるキセキと追うアーモンドアイにまた離される形になり優勝争いは前の2頭。キセキも止まってはいないのですがアーモンドアイの脚がそれを上回り,差し切ってレコードタイムで優勝。逃げ粘ったキセキが1馬身4分の3差で2着。スワーヴリチャードは3馬身半差の3着でさらに後ろから伸びたシュヴァルグランがクビ差で4着。
 優勝したアーモンドアイ秋華賞に続いて大レース4連勝となる4勝目。ここまでの成績およびレース内容から,相手関係は一気に強化されるものの,能力は間違いなく通用するだろうと思われました。この距離に対する適性が高いとはみていませんでしたので,よほどスタミナを問われるレースになってしまうと崩れることもなきにしもあらずとは考えていましたが,メンバーをみればそういうレースにはなりそうもなく,実際にその通りでした。これまでの記録を大幅に更新するレコードタイムが出たのは,2着馬があまりペースを落とさずに引っ張ったことと,馬場状態の影響もあったでしょうが,この馬の能力の証のひとつといえます。日本最強のみならず世界最強クラスの馬の筈です。父はロードカナロア。母がフサイチパンドラで祖母がロッタレース
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手はJBCスプリント以来の大レース制覇。第29回以来9年ぶりのジャパンカップ2勝目。管理している国枝栄調教師は秋華賞以来の大レース15勝目。ジャパンカップは初勝利。

 すぐ看護師が病室に来てくれましたので,僕はどうも母が呼吸をしていないようだと伝えました。看護師は手首の脈と瞳孔を診察し,すぐに医師を呼んでくれました。医師もすぐに来て,母の死亡を確認しました。午前9時18分でした。
 こういうわけで,母の死亡診断書には死亡したのは午前9時18分となっています。ただ,僕はそれ以前から母を見守り,呼吸の間隔が長くなり,やがてそれが停止するのを目撃していたわけですから,妹を呼ぶのはともかく,看護師を呼び,医師が確認するといったことは,一連の儀式のようなものにすぎませんでした。それを儀式のようなものと感じたのは,おそらく父の最期の時に行われた一連の流れと完全に同一だったこともひとつの理由としてあると思います。
 母が死ぬということは前もって理解していましたから,悲しみの感情はさほど湧きませんでした。感慨としていえば,母は僕にとって「波の上」の人になったという気持ちが強かったです。このときは「永久欠番」になったのではなく,あくまでも「波の上」の人になったという気持ちでした。僕はこのときの感情についてはこれ以上はうまく説明することができません。
 母は自分が死んだときにだれに連絡するのかということをノートに書き残してありましたので,まずそこに連絡を入れました。お寺,親戚,母の友人たちです。ただ,ロサンゼルスの伯母には電話では連絡できませんので,メールで連絡を入れました。葬儀や通夜については,お寺の信者に葬儀社の方がいますので,お寺の方からそちらに連絡を入れてもらいました。少しするとその葬儀社から連絡があり,午前11時ごろに霊柩車で迎えに行くとのことでした。
 母は死化粧をするためにベッドに乗せられたまま別室に運ばれました。僕は前にいった一連の儀式のすべてを目撃させるために,ナースコールのボタンを押す前に家族控室で眠っていた妹を起こして病室へ連れてきたのですが,妹はこの時点ではまだ母が死んだということを理解できていなかったようです。ただ,妹がそれを理解していないということについては,僕はこのときには分からず,後で判明することになりました。
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マイルチャンピオンシップ&バスの遅延

2018-11-18 19:02:33 | 中央競馬
 第35回マイルチャンピオンシップ
 ブラックムーン,ヒーズインラブ,ジャンダルムの3頭はほかの馬より加速が鈍く,発走後は置かれました。アルアインとロジクライが並んで先頭,2列目にジュールポレール,ウインブライト,アエロリットの3頭,3列目にペルシアンナイト,レーヌミノル,レッドアヴァンセ,ケイアイノーテックの4頭。4列目に追い上げたヒーズインラブとモズアスコットとロードクエスト,5列目がカツジとミッキーグローリー。ブラックムーンが後方2番手でジャンダルムが最後尾という隊列で向正面の前半を通過。3コーナーにかけてさらに隊列に動きがあり,アエロリットが先手を奪って2番手はアルアインとロジクライとケイアイノーテックという並びに変化。前半の800mは47秒1のスローペース。
 直線に入るとこれら3頭の外からエアスピネルが追ってきましたが,逃げたアエロリットを外から追い抜いたアルアインが先頭に。そのすぐ外からミッキーグローリーが追い上げ2番手に。しかし内を回ったステルヴィオの伸びがよく,アルアインを捕えて先頭。さらに最内に進路を取ったのがペルシアンナイトで,この馬がステルヴィオを追い詰めたものの届かず,優勝はステルヴィオ。ペルシアンナイトがアタマ差で2着。直線先頭のアルアインは1馬身4分の1差で3着。外から3頭目を追い込んだカツジがアタマ差の4着でミッキーグローリーはクビ差で5着。
 優勝したステルヴィオはスプリングステークス以来の勝利で大レース初制覇。クラシックを走りましたが,距離適性はおそらくもっと短いところにあり,今秋の初戦に選んだ毎日王冠でも古馬を相手に2着に食い込んでいましたので,能力的には勝っておかしくないと思っていました。結果的にいうと内を回った2頭で抜け出す形になりましたので,1番枠に入ったことはかなりプラスの要素だったのではないかと思います。昨年に続いて3歳馬が勝利したことになりますので,レースの傾向がやや変わりつつあるのかもしれません。父はロードカナロア。母のひとつ上の半兄に2011年に阪神ジャンプステークスを勝ったクランエンブレム。さらに母のひとつ下の半弟に2011年に新潟ジャンプステークスを勝ったクリーバレン。馬名はイタリアの国立公園。
 騎乗したイギリスのウィリアム・ビュイック騎手は日本馬に騎乗しての大レースも日本の大レースも初勝利。管理している木村哲也調教師は開業から7年4ヶ月で大レース初勝利。

 8月8日,水曜日。昼にYさんから電話があり,この日のうちに見舞いに行くとの報告がありました。これはYさんひとりではなく,もうひとり,Yさんが家を訪問してくれたときに来たUさんも一緒とのことでした。すでに母は話ができない状況に陥っていましたから,前夜の電話では僕からは見舞いには来なくていいと答えておいたのですが,YさんにしろUさんにしろ母の親しい友人ですから,母が死を迎える前にもう一度だけでも顔を見ておきたいという気持ちが湧いたとしても不思議ではありません。僕としても,来てほしくないから断ったというわけではありませんでしたから,このような申し出があったらそれを断るような理由はありませんでした。
 僕は午後から見舞いに行ったのですが,この日はどういう理由であったか定かではありませんが,病院に行くためのバスが20分以上も遅延していたために,病院の到着時刻もいつもより遅れてしまいました。そのときにはもうYさんとUさんは帰った後でした。母は話すことができませんから,当然ながらふたりが来たということを僕に教えることはできません。ただ,この日の担当の看護師が,それらしきふたりが見舞いに来ていたということを教えてくれましたので,来てくれたことは間違いありません。
 この日も母の傍らで夕食を摂ってから帰宅しました。この時間になりますと,病院の敷地内を通って根岸駅方面に向かうバスはありません。ですから大通りまで出て,みなと赤十字病院入口というバス停から乗車して根岸駅に向かうことになります。この日,僕がそのバス停に到着すると,見知った顔がありました。小学校と中学校のときの同級生でした。
 僕は以前はよく長者町に行っていました。始まりの日の直前に,ここが阪東橋に移転しましたので,今は長者町に行くことはありません。阪東橋は位置関係でいえば僕の家からなら長者町より近いですので,長者町に行くよりは阪東橋に行く方が楽です。ただ,母の病気があり,妹の面倒もみなくてはいけなくなりましたから,長者町の頃は週に3回ほどは行っていましたが,その後は概ね週に1回になり,これが現在の時点でも続いています。
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エリザベス女王杯&写真盾

2018-11-11 19:01:56 | 中央競馬
 第43回エリザベス女王杯。幸騎手が6レースで落馬し負傷したためプリメラアスールは藤岡佑介騎手に変更。
 プリメラアスールは騎手の手が動いていましたが,クロコスミアがハナに立つと控えました。2番手はプリメラアスールとミスパンテール。4番手にモズカッチャン,カンタービレ,ノームコアの3頭。7番手にレッドジェノヴァ,フロンテアクイーン,コルコバードの3頭。10番手がリスグラシューで11番手にレイホーロマンス,ヴァフラーム,エテルナミノルの3頭。14番手にアドマイヤリードとワンブレスアウェイの2頭で16番手がスマートレイアー。最後尾がハッピーユニバンス。17頭が一団での競馬。最初の1000mは61秒4の超スローペース。
 クロコスミアのリードは3コーナーではそれまでより広がっていました。ここから少しづつ差が詰まっていったのですが,直線に入るとまたクロコスミアが後ろを離す形に。これを追い掛けることができたのは中団から外目を伸びたリスグラシューだけ。直線の後半はこの2頭の優勝争いに絞られ,差し切ったリスグラシューが優勝。逃げ粘ったクロコスミアがクビ差で2着。内目を通って早めに3番手に上がったモズカッチャンが前とは離されましたが後ろからの追い上げは何とか凌いで3馬身差の3着。
 優勝したリスグラシューは東京新聞杯以来の勝利。重賞は3勝目で大レースは初制覇。牡馬相手に重賞を勝つ力があり,かつ牝馬路線では大きく崩れたことが少ない馬なので,ここは優勝候補の1頭。ただ,昨年のこのレースが8着でオークスも5着だったことから,距離適性はもっと短いところにあると思われ,個人的にはその点を不安視していました。しかし今日はペースの関係でスタミナよりも瞬発力を問われるレースになり,この馬の持ち味を存分に発揮することができての優勝といえるのではないでしょうか。本質的にはもっと短い距離が得意であるという評価は変えなくていいと思います。今後も大きく崩れてしまうケースは少ないのではないでしょうか。父はハーツクライ。Lys Gracieuxはフランス語で優雅なユリ。
                                     
 騎乗したブラジルのジョアン・モレイラ騎手が日本馬に騎乗して大レースを勝つのは昨年のクイーンエリザベスⅡ世カップ以来で5勝目。日本では初めての大レース制覇。管理している矢作芳人調教師安田記念以来の大レース8勝目。エリザベス女王杯は初勝利。

 この日はベッドを起こして話をしただけではありませんでした。昼食に出たものの残してあった梨のシャーベットと煎餅を食べたからです。
 シャーベットはデザートとして昼食に出されるものでした。煎餅はカルシウム入りのもので,味としていえば海老煎餅に近いものです。この煎餅は消化器内科の病棟に入院していたときにも出されたことがあります。いずれも母が管理栄養士と相談した上で,昼食として出されることになったもので,すべての患者に出されていたわけではありません。
 母が食べ終えた後で,前夜に電話があり,僕から母の近況を伝えたSさんが見舞いに訪れました。ひとりではなく,やはり同じ中学で同僚であったMさんも一緒でした。MさんからSさんに電話があり,母の話題が出たので,どうしているだろうと思ったSさんが僕の家に電話を掛けてきたとのことでした。ですからそうしたやり取りがなかったら,もしかしたらSさんもMさんも母とは会うことがなかったかもしれません。
 前夜に電話があったことは先に僕が母に伝えておきましたので,ふたりが見舞いに来たことについて母にはさほどの驚きはありませんでしたが,もし僕の見舞いより前にふたりが来ていたら,びっくりしたのではないかと思います。母はSさんに写真のことについて何か依頼をしていました。母がふたりと話をしている間,僕も病室にいましたが,内容を詳しく聞くということは控えていましたので,具体的にどのような依頼があったのかは定かではありませんが,後日,Sさんは母と妹がふたりで笑顔で写っている写真を盾に入れて僕に届けてくれました。これはまだ母の生前のことです。ただその時点でこれを妹に見せてしまうと,妹が変に感じるだろうと思われましたので,しまっておきました。現在はこの写真盾は妹がグループホームに持っていき,部屋に飾ってあります。といっても僕は通所施設には行きますがグループホームには行きませんので,どのように飾ってあるのかは分かりません。
 見舞いを終えて帰宅しますと,横浜地裁からの手紙が届いていました。諸事情を考慮し,裁判員の選定の手続きには来なくていいという内容でした。
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農林水産省賞典JBCレディスクラシック&死の前提

2018-11-06 18:57:20 | 中央競馬
 京都競馬場の1800mで4日に争われた第8回JBCレディスクラシック
 ビスカリアは加速が鈍く発馬後は遅れました。サルサディオーネが最も逃げたかったと思うのですが,最内のアイアンテーラーが譲らずにハナへ。2馬身ほどのリード。カワキタエンカ,サルサディオーネ,プリンシアコメータの順で続きました。この後ろは4馬身ほど開き,アンジュデジール,ラビットランの順。フォンターナリーリ,クイーンマンボ,ブランシェクールの3頭が併走。ここからは3馬身ほど開きジュエルクイーン,リエノテソーロの順。さらに2馬身ほど開きラインハートとアンデスクイーンの2頭。また2馬身開いてファッショニスタ。3馬身差でビスカリアとなり4馬身差の最後尾がディアマルコ。最初の800mは48秒0のハイペース。
 アイアンテーラーとサルサディオーネが並んで直線に。その外からアンジュデジールが抜き去るとこれを追ってきたのがラビットラン。その外からクイーンマンボで大外を後方待機のファッショニスタ。アンジュデジールとラビットランが激しく競り合い,後ろの2頭は届かず。差し返すような形になった内のアンジュデジールが優勝。ラビットランがアタマ差の2着。ファッショニスタが半馬身差の3着でやや伸びを欠いたクイーンマンボは半馬身差の4着。
 優勝したアンジュデジールマリーンカップ以来の勝利で大レースは初制覇。絶対能力ではクイーンマンボなのですが,今年に入って本調子を欠いていました。まだ立ち直っていなければ牝馬重賞路線で堅実な成績を残していたアンジュデジールはチャンスがある1頭で,このチャンスをものにしたという形。態勢的には不利だったのですが,それを跳ねのけた勝負根性が光った一戦であったと思います。父はディープインパクト。母の6つ下の半弟に昨年の川崎記念を勝っている現役のオールブラッシュ。Ange Desirはフランス語で天使の欲望。
 騎乗した横山典弘騎手は昨年のJBCスプリント以来の大レース制覇でJBCは全体で2勝目。管理している昆貢調教師は2013年の川崎記念以来の大レース9勝目。JBCは全体で初勝利。

 僕はすでに母は何があってもおかしくはない状況に入っていると判断していました。だからインスリンを常に携帯するようにしていたのです。母がどう感じていたかは定かではありません。ただ,母は父がそうであったように最後は緩和病棟で死にたいと考えていたのであって,実際にその緩和病棟に入院したのですから,死期が迫っているということは自分でも強く認識していただろうと思われます。このような状況になれば,死ぬということを前提として話をしなければならないことも多くなります。それは僕が感じたように確かに楽しいことではないでしょう。ただ,実際に経験した身からいえば,こうした楽しくない話はなるべく避けない方がいいと思います。僕と母の間でいえば,もしかしたらそれは少なすぎたのかもしれません。母の死後に困りそうなことについて,もう少し母自身の希望や判断を確認しておけばよかったと思うことも多々あります。
                                     
 それからこの日,母が緩和病棟に入院したことを,父のきょうだいのうち次男に伝えておいてほしいという依頼がありましたので,これは夜に電話をして伝えました。入院したときにKさんには伝えてありました。これは母自身の意向です。僕はKさんに伝えただけですが,Kさんに伝えるということはたとえばFさんにも伝わるということであり,つまり母の親しい友人たちには伝わったということです。この晩も僕はひとりの伯父に伝えただけですが,それは実際には父方の親族に伝わったということを意味します。
 7月25日,水曜日。伯父への連絡は前日の夜のうちに済ませましたが,介護ベッドの業者へのベッドの引き取りの依頼の電話はこの日にしました。これは躊躇があったからというわけではなく,時間的な都合です。前日は業者に電話をするにはもう遅いと思われる時刻になってからの帰宅でした。業者は翌日に片付けに来るとのことでした。時間帯が午後3時から5時の間と長くなっていましたので,その間は自宅に滞在している必要がありました。
 見舞いは午後からでした。この日に病室が有料部屋から無料部屋に移動になりました。この日の移動は事前には伝えられていませんでした。
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農林水産省賞典JBCクラシック&ベッドの処置

2018-11-05 18:53:02 | 中央競馬
 京都競馬場の1900mで争われた昨日の第18回JBCクラシック
 サンライズソアが逃げました。2番手はテーオーエナジー。少し控えたシュテルングランツがテイエムジンソクと並んで3番手。5番手がマイネルバサラで6番手にオールブラッシュとなりここまでが先行集団。2馬身差でセンチュリオン。また2馬身差でケイティブレイブ。アスカノロマンが続いてこの後ろはタガノゴールド,カツゲキキトキト,オメガパフュームの3頭。この直後にクリソライトがいてさらにサウンドトゥルーとアポロケンタッキー。4馬身ほど離れた最後尾にノンコノユメ。ミドルペースでした。
 サンライズソアとテイエムジンソクが並ぶ形で直線に。その外にはテイオーエナジー。コーナーで外を進出していたケイティブレイブは直線の入口では4番手。ここから直線でもじわじわと伸び,追っていた2頭を振り切ったサンライズソアを捕えて優勝。後方から外を伸びたオメガパフュームもサンライスソアを捕えて4分の3馬身差まで詰め寄り2着。サンライズソアは1馬身差で3着。離れた最後尾から大外を追いこんだノンコノユメが半馬身差まで迫って4着でした。
                                
 優勝したケイティブレイブは前哨戦の日本テレビ盃からの連勝。大レースは川崎記念以来の3勝目。ここではこの馬の能力が最上位。これまでの重賞勝利がいずれも地方競馬場のものであった点は一抹の不安でしたが,ここでそれを払拭する結果を残しました。ただ,この馬は現時点でのトップなのであって,歴代のトップクラスの馬ほどの能力はないようにも思えます。2着が3歳馬であったことを考えると,現3歳の世代がトップに立つのもそう遠くないような気がします。父はアドマイヤマックス。母の父はサクラローレル。母の12歳上の半兄に1999年に北海道スプリントカップ,2000年にガーネットステークスと黒船賞と群馬記念とかしわ記念と朱鷺大賞典,2001年にガーネットステークスととちぎマロニエカップを勝ったビーマイナカヤマ。7代母がマジックゴディスの3代母にあたります。
 騎乗した福永祐一騎手は日本ダービー以来の大レース30勝目。JBCクラシックは初勝利でJBC全体では2勝目。管理している杉山晴紀調教師は開業から2年で大レース初勝利。

 7月23日,月曜日。この日は伯母が友人と会うために横浜に出掛けました。家を出たのが午前8時20分です。僕はその後で妹を通所施設に送りました。午後は見舞いに。伯母は帰りも遅くなるとのことでした。伯母の来日後は母の入院前だけでなく,入院後もほとんどの家事をこなしてもらっていたのですが,この日は僕が僕ひとり分の夕食の支度をしました。
 7月24日,火曜日。この日は見舞いの最中に,入院した日に担当だった看護師,2階のエレベーターを降りたところから病室まで車椅子を押してくれた看護師ですが,この看護師に呼び出され,母のことについて何か心配なことはないかと尋ねられました。僕は母に対してのことで多くを望んではいません。ただ,痛みや苦しみを除去し,安らかに永遠の眠りに入ってくれればいいと思っていただけです。なのでこの点について努力をしてくれさえすればそれ以上のことは何も望んでいないと解答しました。
 母が在宅中に使用していた介護用のベッドはまだ家に置いてありました。もしかしたら母が帰ってくることがあるかもしれないと想定していたからです。実際に緩和病棟というのは一時的に帰宅することが可能な病棟でした。しかし一方で,ベッドを置いたままだと心配しなければならない点もありました。それはもしこのまま母が死んでしまった場合のことです。その場合には一時的にではあれ遺体で家に帰ってきてもらうつもりで僕はいました。その場合,家の中に遺体を安置しなければならないわけですが,その適切な部屋というのは介護用ベッドを置いてある部屋のほかにありません。そしてそのためにはベッドは邪魔になるのです。なのでこの処置に関してこの日に母に尋ねたところ,もう家に帰ることはできないだろうから返却していいとのことでした。
 僕は単にベッドの処置について尋ねただけです。しかし質問の背景には前述したような,母の死を前提としたことが含まれていました。なので質問するのも楽しくなかったのは事実です。一方の母も,僕の質問の背後には自身の死が前提されているということには気付いていたでしょうから,答えるのも楽しくなかったろうと思います。
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農林水産省賞典JBCスプリント&判断の理由

2018-11-04 19:06:29 | 中央競馬
 京都競馬場の1200mで争われた第18回JBCスプリント
 やや押してマテラスカイがハナへ。この後ろは集団になりましたが,グレイスフルリープとウインムートが2列目で,3列目にノブワイルド,ラブバレット,ナックビーナスに。ネロとセイウンコウセイがその後ろ。キタサンミカヅキ,テーオーヘリオス,ニシケンモノノフの3頭が続き,レッツゴードンキとモーニンがその後ろ。キングズガード,アンサンブルライフ,ノボバカラの3頭が後方集団という隊列。前半の600mは33秒7の超ハイペース。
 直線に入るところでマテラスカイが2番手集団との差を広げました。追い掛けることができたのはずっと内を回ってきたグレイスフルリープだけ。徐々に差が詰まっていき,フィニッシュ目前でついにグレイスフルリープがマテラスカイを差し切って優勝。マテラスカイがクビ差で2着。馬場の中央から追い込んだキタサンミカヅキが2馬身半差の3着。
 優勝したグレイスフルリープ東京スプリント以来の勝利。重賞は4勝目で大レースは初勝利。実績は今日のメンバーの中では上位の方だったのですが,いかにも重賞クラスという印象で,大レースを勝つまでの能力はないのではないかと思い,個人的には軽視していました。それは完全に誤った判断であったことになります。内を回ってくることができたという利があったとはいえ,このペースにある程度はついていった上で差し切ったのですから,高めの評価が必要です。少なくともマックスの能力は,2着馬はともかく差してきた3着以下の馬よりはずっと上位と考えなければならないでしょう。父はゴールドアリュール
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手は天皇賞(秋)に続き4週連続の大レース制覇。JBCは全体を通して初勝利。管理している橋口慎介調教師は開業から2年8ヶ月で大レース初勝利。

 僕はこのように,選択の判断を他に委ねるということを,部分的には推奨します。全面的にではなく部分的にであるのは,たとえばある選択が善bonumであることが確実であるならそれを選択するのが賢明であり,逆にある選択が悪malumであるのが確実であるという場合にはそれを避けるのが賢明であるからです。しかしそれ以外の場合,すなわちどの選択が善でありあるいは悪であるかを確実に判断することができない場合には,むしろ自分自身ではそれを選択しないのが賢明であると僕は考えるのです。
 たとえば第三部諸感情の定義二七の後悔は,自分自身で選択することによって発生する悲しみtristitiaです。この感情affectusは第四部定理五四備考では害悪より利益を齎すといわれていますが,それは人間が理性ratioに従わない限りにおいてです。むしろ理性に従うなら,いい換えれば自由の人homo liberからみれば,第四部定理五四にあるように後悔をする人間は二重の意味で不幸でありまた無能impotentiaです。そこでもし決断を他に委ねてしまえば,後悔という感情を回避することができるでしょう。ただしここで注意しなければならないのは,他人の決意とみなすことができるような事柄に委ねてはならないということです。これは結局のところ後悔を感じない代わりにその他人に対する憎しみodiumを感じることになるからです。選択を他に委ねるのは単に後悔を避けるためというより,悲しみを避けるためです。第三部諸感情の七にあるように憎しみも悲しみなので,これも避けなければなりません。
 一方で,無用の喜びlaetitiaも避ける必要があります。これはたとえば第三部諸感情の定義二八の高慢superbiaは喜びではあるけれど,第三部定理二六備考が示すように狂気の一種であるから避けなければならないというような意味です。高慢の定義Definitioから分かるように,僕たちはある喜びの原因が自分自身にあると表象するimaginari場合には高慢を感じる場合があり得ますが,他にあると表象するなら感じることは絶対にありません。したがって判断を他に委ねてしまえば,少なくともそのことについて高慢になるということは絶対にないのです。ここから分かるように判断を他に委ねることは,高慢になることを絶対的に回避する方法のひとつなのです。
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天皇賞(秋)&入口

2018-10-28 19:03:30 | 中央競馬
 第158回天皇賞(秋)。ダンビュライトが馬場入場後に放馬してしまい,疲労が著しかったために競走除外になり12頭。
 発馬直後にマカヒキが左によれたため,隣にいたスワーヴリチャードが不利を受けました。外からハナを奪いにいったキセキが向正面の入口で単独の先頭に。2馬身差でヴィブロスとアルアインの2頭。2馬身差でステファノス。2馬身差でミッキーロケット。2馬身差でレイデオロ。3馬身差でサングレーザー。4馬身差でブラックムーン。1馬身差でサクラアンプルール。1馬身差で追い上げたスワーヴリチャード。1馬身差でマカヒキ。3馬身差でアクションスターと縦長の隊列に。前半の1000mは59秒4でこれは超スローペース。
 3コーナーを回るとアルアインが単独の2番手となり,2馬身差でヴィブロスとステファノス。1馬身差でミッキーロケットとレイデオロという隊列に変化。直線は逃げるキセキをアルアインが追い,内に行ったヴィブロスは一杯になり代わってミッキーロケット。アルアインの外からレイデオロで大外をサングレーザー。優勝争いはこの5頭。ペースが緩かったので苦労しましたが,最後まで脚を使ったレイデオロが抜け出して優勝。1馬身4分の1差の2着争いは接戦でしたが,わずかに大外のサングレーザー。逃げ粘ったキセキがハナ差で3着。最後は逃げ馬と同じ脚色になったアルアインが1馬身差の4着で最内のミッキーロケットがハナ差で5着。
 優勝したレイデオロは前哨戦のオールカマーからの連勝。昨年のダービー以来となる大レース2勝目。ここはスワーヴリチャードに対して人気は譲っていましたが,同世代のこちらはダービー馬。秋のジャパンカップでも2着でしたから,実績はこちらの方が上で,勝つ可能性は最も高いのではないかと考えていました。このペースでの1馬身4分の1差は大きな差と考えてよく,スワーヴリチャードに不利があったのは事実でも,基本能力はこちらが上とみなしていいのではないかと思います。ただ,今日のように時計が早くなる馬場に対する適性が高いと思われ,馬場が悪化した場合には割引が必要かもしれません。父はキングカメハメハ。母の父は第126回と128回を連覇したシンボリクリスエス。3代母がウインドインハーヘア。母のひとつ下の半弟に2012年に帝王賞を勝ったゴルトブリッツ。Rey de Oroはスペイン語で金の王。
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手は菊花賞に続き3週連続の大レース制覇。天皇賞は春秋を通じて初勝利。管理している藤沢和雄調教師は昨年のダービー以来の大レース制覇。第114回,126回,128回,130回,150回に続き4年ぶりの天皇賞(秋)6勝目。天皇賞も6勝目。

 6月12日に退院したときに使用しましたが,みなと赤十字病院の正面玄関の脇には何台かの車椅子が置いてあり,院内では自由に使用することができるようになっていました。ですからもし緩和病棟の入口が不明であれば,その車椅子を利用して緩和病棟に向うということも考えてありました。しかしタクシーが病院の敷地に入りますと,緩和病棟の入口を示す看板がありました。バスやタクシーはこの敷地内を右回りで走ります。この場合,入口の方が大通りより遠く,出口の方が近いという位置関係にあります。ですから大通りの方から歩いて病院に行く場合には,この看板を目撃することはありません。僕は母と一緒にタクシーで来たことが何度もありますし,通院のときに敷地内まで運行するバスで来たことも何度もあります。ですがこの看板があるということには気付いていませんでした。このときにそれを発見することができたのは,よく注意していたからだと思います。
 緩和病棟の入口というのは,正面玄関からみるとちょうど反対側の,最も遠いところでした。病院は平面的にみると長方形になっていて,一方の短い一辺に正面玄関があるとすれば,それと平行の短い一辺に緩和病棟の入口があるという位置関係です。この中間,長い一辺には救急用および,通常の診察がない土曜や休日用の出入口があります。この出入口は母の見舞いのときなどに利用していたわけですが,正面玄関からは遠いところにあり,したがって緩和病棟の入口はそれよりさらに遠いところにあったことになります。
 タクシーはその入口の前まで乗り入れることが可能になっていましたので,そこで降車しました。これも事前に言われていたことですが,入口の横にはインターホンが設置してあり,それを押しますと担当者が返事をしました。入院することは決まっていましたのでこちらは名乗るだけです。すると,迎えに行くので入口で待機しているように言われました。
 建物に入ってすぐのところにソファーがありましたので,母をそこに座らせて待っていますと,ほどなくしてクラークが車椅子を持って現れました。母をそれに乗せ,エレベーターで2階に移動しました。
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菊花賞&血圧低下の原因

2018-10-21 18:54:37 | 中央競馬
 第79回菊花賞
 オウケンムーンは今日も加速が鈍く1馬身以上の不利。ジェネラーレウーノがハナに立つとほかの馬は控え,2番手にカフジバンガードで3番手にエポカドーロとコズミックフォース。ここまでが先行グループ。好位にはアイトーン,メイショウテッコン,アフリカンゴールドの3頭。8番手以下は単独でフィエールマン,ユーキャンスマイル,グロンディオーズの隊列。その後ろはグレイル,タイムフライヤー,エタリオウ,ブラストワンピースの4頭。グローリーヴェイズが単独で追走し,シャルドネゴールドとステイフーリッシュ。最後尾にオウケンムーン。最初の1000mは62秒7の超スローペース。
 直線に入るところでジェネラーレウーノ,カフジバンガード,コズミックフォース,アフリカンゴールドの4頭が雁行に。内を回っていたエポカドーロはジェネラーレウーノの内に進路を選択。しかしこれらの外からエタリオウが伸び,一旦は先頭。この外から追ったタイムフライヤーとブラストワンピースは見せ場は作りましたがエタリオウには追いつけず。迫れたのは馬群を捌いて内から伸びたフィエールマンで,こちらがフィニッシュ直前でエタリオウを差し切って優勝。エタリオウがハナ差で2着。勝ち馬と同様に内目から伸びたユーキャンスマイルが1馬身半差で3着。
 優勝したフィエールマンは今年の1月に新馬を勝利。一息入れて4月に2戦目も勝つとまた一息入って7月に重賞を2着。このときの勝ち馬が前哨戦で3着に食い込んでいましたので,能力的には通用しそうでした。ただ僅か3戦のキャリアでまた休養明けということで,強気にはなれない部分もあったのは確かです。まだ底をみせてはいない点,そして悪条件を克服して勝った点を考慮すれば,2着馬に対して着差以上の能力差があるとみることもできなくはないと思います。父は第66回を制したディープインパクトで父仔制覇。Fierementはフランス語で誇らしげに。
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手は先週の秋華賞に続いての大レース制覇。第77回以来2年ぶりの菊花賞2勝目。管理している手塚貴久調教師は2013年の朝日杯フューチュリティステークス以来の大レース5勝目。菊花賞は初勝利。

 看護師によれば,血圧が低下しているのは利尿剤の影響があるのではないかとのことでした。母が処方されていた2種類の利尿剤の説明には,フロセミドは尿を出してむくみを取る薬という説明のほかに,血圧を下げる薬という説明があります。同様に,スピロノラクトンは尿量を増やす薬という説明のほかに,むくみを取り血圧を下げる薬という説明があるのです。これでみると利尿剤は降圧剤を兼用しているかのようであり,おそらく母の血圧が低下したのは,これら利尿剤の服用の影響だったのではないかと思われます。
 母が入浴する意思を示しましたので,入浴の介助も行われました。僕はその途中で,妹の迎えに行きました。
 7月2日,月曜日。妹を送りました。
 7月3日,火曜日。この日は午後1時半の訪問看護と,午後1時45分の訪問医療とが重複しました。本来は重複するのは好ましくないことのようですが,このときはそれぞれの都合で重複を避けることができませんでした。訪問医からは,現状の腹の張り具合からすると,あと1週間から10日くらいで入院した方がよいのではないかという話がありました。ということで,また1週間後には往診するということになりました。最初の契約では訪問医療は月に2回ということだったのですが,実際には訪問医療は毎週ありましたし,週に2回ということもありました。このあたりは契約に縛られず,臨機応変に対処したということになります。
 処方箋が出ましたので,薬局に提出してきました。
 7月4日,水曜日。午前11時15分ごろ,父のきょうだいの次男の奥さん,僕からみると伯母が来訪しました。伯父と墓参りの途中で,伯父の方は自動車を停車させて待っている状況でしたので,5分ほど話をしてすぐに戻りました。
 前日に処方された薬剤はこの日の午後に取りにいきました。フェンタニルパッチ,フロセミド,スピロノラクトンは前回と同じで,そのほかにオプソ内服液の処方もありました。
 7月5日,木曜日。午後3時過ぎにKさんが来訪しました。この日は1時間ほど話をして帰りました。
 7月6日,金曜日。午後1時半に訪問看護がありました。
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秋華賞&椅子

2018-10-14 19:04:46 | 中央競馬
 第23回秋華賞。スカーレットカラーが右の後ろ脚を跛行したため出走取消となり17頭。
 サトノガーネットは加速が鈍く半馬身ほどの不利。先手を奪ったのはミッキーチャーム。向正面に入るところでリードは1馬身ほど。2番手にオスカールビー。1馬身差の3番手をランドネとハーレムラインで併走。1馬身差でサヤカチャン。1馬身差でラテュロスとラッキーライラック。1馬身差でゴージャスランチ。1馬身差でサラキアとオールフォーラヴ。1馬身差の11番手がアーモンドアイ。1馬身差でカンタービレ。1馬身差でトーセンブレスとダンサール。1馬身差でパイオニアバイオとプリモシーンで1馬身差の最後尾がサトノガーネットと一団でのレース。前半の1000mは59秒6のスローペース。
 ミッキーチャームは向正面でリードを広げていき,3コーナーでは3馬身。2番手のオスカールビー,3番手のランドネとハーレムラインは4コーナーまでは追い掛けましたが,直線に入るとミッキーチャームが完全に振り切り,抜け出しました。アーモンドアイは道中に位置していた外目のままコーナーを回ったため直線入口ではまだ後方。しかし直線ではその外目を真一文字に伸び,逃げ切り態勢のミッキーチャームをあっさりと捕えて優勝。ミッキーチャームが1馬身半差で2着。内目から勝ち馬マークのようなレースになったカンタービレが最後はアーモンドアイの外から脚を伸ばして1馬身差で3着。
 優勝したアーモンドアイはここがオークス以来のレースで大レース3連勝となる3勝目。この中で能力が図抜けていることははっきりしていましたので,ぶっつけ本番となったことだけが課題。内回りの後半のラップの方が速いレースで外を回ってこれだけの差をつけたのは能力の証以外の何ものでもなく,出走態勢がきちんと整っていたということでしょう。この後はエリザベス女王杯ではなくジャパンカップに向ってほしいところです。父がロードカナロアで母がフサイチパンドラ。祖母がロッタレース
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手は帝王賞以来の大レース制覇。第22回からの連覇で秋華賞2勝目。管理している国枝栄調教師はオークス以来の大レース14勝目。第15回以来8年ぶりの秋華賞2勝目。

 業者の方が来訪された意図は,介護用ベッドの使用に問題がないかを確認するためでした。これには何も問題がありませんでしたので,本来ならそれで事足りました。ただ,僕たちの方からもうひとつ,別に依頼したいことがあったのです。
 前日に訪問看護師と訪問医が来訪し,訪問看護の内容として,入浴の介助を行うことが決定していました。入浴は毎日ではありませんが,入院中にも行なっていました。そのときは介助用の椅子を使用していました。これを利用すると母はとても楽だったようです。ですがそのような椅子は家にはありません。そこで,この椅子を入手することができないかという相談をしたのです。
 ベッドを借りたのはベッドの専門店ではなく,介護用品を扱う業者です。ですからこのような椅子の在庫はあるということでした。ただし,椅子はベッドと異なり,レンタルすることは不可能で,買取が必須でした。そう長く使用するものではない筈ですが,あった方がよいものですから購入することにしました。いろいろなタイプがあって,母にとって最もよさそうなものはこの日のうちには手に入れることができませんでしたが,偶然にも業者の方は見本として椅子を社用車に積んでありましたので,この日はそれを置いていってくれました。次の訪問看護は金曜でしたから,その日に使用することができるようにとの配慮でした。実際に購入するものが用意できたら持ってきて,そのときにこの見本と交換することになりました。
 業者の方が帰った後で,薬局に薬を取りにいきました。その後,午後3時ごろにFさんが来訪し,30分ほど母と話をして帰りました。
 6月14日,木曜日。午後4時ごろに地域ケアプラザのNさんが来訪し,母と僕の3人で20分ほど面談をしました。これは今後,もし何か困ったことが生じたときに,地域ケアプラザとしてどのような手助けをすることができるのかということの説明でした。この中に,車椅子のレンタルというのがあり,1日くらいであれば貸し出すことが可能であるという話がありました。これは利用することができそうと思ったのですが,実際にレンタルすることはありませんでした。
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スプリンターズステークス&現実的本性の発露

2018-09-30 19:12:54 | 中央競馬
 香港から1頭が遠征してきた第52回スプリンターズステークス
 逃げる意欲をみせたのはワンスインナムーン,ラブカンプー,ナックビーナスの3頭。まずワンスインナムーンとラブカンプーが出てナックビーナスは控えました。さらにワンスインナムーンが飛ばして控えた2番手のラブカンプーとの差を広げていく形に。4番手にラインスピリット,5番手にセイウンコウセイでここまでが先行グループ。3馬身離れてアレスバローズ,ファインニードル,ヒルノデイバローと続き,その後ろはスノードラゴン,キャンベルジュニア,ラッキーバブルズの3頭。ダイメイプリンセスがその後ろでさらにレッツゴードンキとレッドファルクス。後方2番手にティーハーフで最後尾がムーンクエイクという隊列。前半の600mは33秒0で,最近のスプリント戦としては超ハイペース。
 逃げたワンスインナムーンと2番手のラブカンプーの差はコーナーで詰まっていき,外のナックビーナス,内のラインスピリットも射程圏内に。直線はワンスインナムーンが一杯になりラブカンプーとナックビーナスの競り合い。これはラブカンプーが振り切りましたが,馬場の外目をファインニードルが楽々と伸び,差し切って優勝。ラブカンプーがクビ差で2着。最内からラブカンプーの外へ進路を変更したラインスピリットが半馬身差で3着。
 優勝したファインニードルは前哨戦のセントウルステークスから連勝。高松宮記念以来の大レース2勝目。着差は大きくありませんでしたが,楽勝といっていいくらいの内容で,文句なしに現時点でスプリント路線では日本のトップでしょう。このレースは馬場が悪くなると前の馬が残る傾向が高く,稍重までしか悪化しなかったのは幸いだったかもしれません。父はアドマイヤムーン。Fine Needleは細い針。
                                     
 騎乗した川田将雅騎手は高松宮記念以来の大レース16勝目。スプリンターズステークスは初勝利。管理している高橋義忠調教師は高松宮記念以来の大レース2勝目。

 母の場合で考えましょう。
 母は家にいるときはかつて入院していたときのことを想起します。そこに喜びlaetitiaを発見すれば,それを実現しようというコナトゥスconatusが働きます。ですから喜びを見出す限り,家にいるときに病院の方がいいと感じることになります。さらにここには単なる想起memoriaだけでなく,表象の種類でいう想像が加わるケースがあります。すなわち,家で痛みを抱えて生活している場合,入院すればその痛みから解放されると想像する,他面からいえば痛みから解放されている自分を想像するなら,入院したいという思いはさらに強くなるでしょう。このことは論理的には第三部定理二五から明らかですが,むしろ経験的に僕たちがよく知っているところでしょう。
 入院すると,家にいたときの喜びが想起される限りで,同様のことが生じます。なので病院にいる場合には,家の方がよいと思うようになるのです。第三部定理三六は,かつて享楽したものを同様の条件で希求すると述べられていますが,このことはそもそも僕たちには失われた喜びを取り戻そうとするコナトゥスがあると理解できるわけで,家にいるときは入院しているときの喜びが,逆に病院にいる場合には家にいたときに感じることができた喜びが,少なくとも部分的には失われているわけですから,こうしたことがなお生じやすいのは当然といえるでしょう。すなわちこれはごく自然な人間の現実的本性actualis essentiaの発露であり,我儘というのとは異なるのです。
 こうした傾向conatusは,自分が悲しみtristitiaを感じている場合になお発現しやすいといえます。なぜなら僕たちは悲しみを忌避し喜びを希求しようとするので,現にある悲しみよりかつて感じた喜びの方を追い求めるからです。したがって,僕たちは,現に悲しみを感じているという場合には,現に起こっていない事柄についてわりと楽観的に表象するimaginariという傾向をもっていることになります。なぜなら現に起きていることが悲しみであれば,現に起こっていない事柄は希求されるべき喜びであると表象されやすくなるからです。
 たぶんこのことは,他人のことばかりでなく,自分自身について考える場合にも,よく覚えておいた方がいいでしょう。
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宝塚記念&薬局

2018-06-24 18:55:06 | 中央競馬
 香港から1頭が遠征してきた第59回宝塚記念
 サイモンラムセスがハナに立ち,押さえようとしたところでタツゴウゲキが並び掛けてきたのでまた仕掛けるという形での逃げに。その分もあって2馬身ほどの差がつき,タツゴウゲキが2番手。3番手はストロングタイタンとスマートレイアー。好位集団にミッキーロケット,ダンビュライト,ゼーヴィントの3頭。中団馬群にノーブルマーズ,サトノクラウン,ヴィブロス,サトノダイヤモンドの4頭。以下はステファノス,パフォーマプロミス,ワーザー,キセキの順で続き,少しだけ離れた最後尾にアルバート。最初の1000mは59秒4のミドルペース。
 サイモンラムセスは3コーナーを回っても3馬身ほどのリードがありましたが,向正面で外に出していたサトノダイヤモンドが外を捲り上げ,直線の手前で2番手に。この動きに呼応して各馬が動き,内を回っていたミッキーロケットが一杯になったサイモンラムセスに代わって先頭に。コーナーで脚を使っていたサトノダイヤモンドには余力がなく,先行・好位グループの各馬も脚を使えず,一旦はミッキーロケットが抜け出す形に。追ってきたのは大外を追い込んできたワーザーで,この2頭の優勝争い。フィニッシュまで凌いだミッキーロケットが優勝。ワーザーがクビ差で2着。勝ち馬と同様にロスなく内を回ってきたノーブルマーズが3着。最後でこれに迫ったヴィブロスがクビ差の4着。
 優勝したミッキーロケットは昨年1月の日経新春杯以来の勝利で大レース初制覇。大レースを勝つ能力があることは間違いなく,このレースはややメンバー構成が弱化していたこともあり,そのチャンスを掴んだという形。2着馬とはコース取りの差も大きく,枠順も味方しての勝利といえるでしょう。馬場が悪化すると明らかに成績が悪くなっていた馬で,稍重馬場まで回復していたのもプラスに作用していたのだろうと思います。父はキングカメハメハ
 騎乗した和田竜二騎手は2015年のかしわ記念以来の大レース10勝目。第41回以来18年ぶりの宝塚記念2勝目。管理している音無秀孝調教師は一昨年のマイルチャンピオンシップ以来の大レース10勝目。宝塚記念は初勝利。

 僕が妹の通院に付き添っている間に,母は磯子区役所内にある福祉事務所に出掛けていました。これは妹の今後について相談するためでした。母も具体的にどのような対処をすればよいのかは分かっていなかったようなのですが,休日に妹をカラオケやらボーリングやらに連れて行ってくれるガイドヘルパーの方に相談してみたところ,福祉事務所に行くべきであるという助言を受けたようです。母の死後に妹をどのように処遇するのかということについては,僕はノータッチでした。母がそのことについてあまり心配することなく死ぬことができるためには,それについて母がすべて決めるのがベストだと思ったからです。もちろん母がどのような決定をしようとも,僕はそれに従うことに決めていました。
 9月22日,金曜日。この日は妹の日帰り旅行がありました。観光バスを利用し,しながわ水族館を見学してホテルで食事をするというものです。観光バスは通所施設の前から出発することになっていましたので,その出発時間に間に合うように僕が妹を送りました。その帰りにI歯科に寄り,歯科検診の予約を入れてきました。また,前日の妹の通院の帰りに在庫が不足していた薬局にも寄ったのですが,この時間にはまだは届いていなかったので,入手することができませんでした。なお,薬局は共に根岸駅の近くにあるのですが,僕がインスリンなどを入手している薬局と,妹の薬を入手している薬局は別の薬局です。これはそれまでは妹の薬は母が取りに行っていたからで,僕が使っている薬局は個人営業のような形態の薬局であるのに対し,妹の薬を入手しているのは,チェーン店で,薬剤以外の品揃えが豊富なのです。このために母は僕が使っているのとは別の薬局に寄っていて,その流れで妹の薬はこちらの薬局で入手しています。ですから母が自分の薬を入手するというときにも,こちらのチェーン店の薬局を利用していました。一方,死んだ父はⅡ型糖尿病で,薬を服用していましたが,父は僕が行っているのと同じ薬局を使っていました。
 9月23日,土曜日。福祉事務所の方が来訪しました。午後4時半の予定でしたが,3時ごろに早まりました。
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農林水産省賞典安田記念&第四部定理七三

2018-06-03 19:04:27 | 中央競馬
 香港から1頭が遠征してきた第68回安田記念
 好発のレーヌミノルが一旦は抜けましたが,大外のウインガニオンが押していき,こちらの逃げに。譲ったレーヌミノルが2番手。3番手がアエロリットで4番手はキャンベルジュニア。この後ろにスワーヴリチャード,ペルシアンナイト,ウエスタンエクスプレス,サングレーザーの4頭。その後ろにダッシングブレイズ,モズアスコット,リアルスティールの3頭でしたが,モズアスコットは向正面で控えるシーンがあり,やや位置取りを下げました。ここまでは一団。2馬身ほど離れてヒーズインラブとリスグラシューが追走。また2馬身ほど離れて発馬で1馬身ほどの不利があったサトノアレス,レッドファルクスの順で続き,2馬身差の最後尾がブラックムーン。前半の800mは45秒5のミドルペース。
 4コーナーを回ってウインガニオンが一旦はリードを広げました。レーヌミノルはここで一杯になり,アエロリットとその外に持ち出したスワーヴリチャードが追ってくる形。この2頭が競り合いながらウインガニオンを捕えると,2頭の間からモズアスコット,スワーヴリチャードの外にサングレーザー,さらに大外からサトノアレスも追ってきて優勝争いは5頭。最後に脚を使うよう形になった内から2頭目のモズスコットがこの競り合いを制してレコードと同タイムで優勝。最内のアエロリットがクビ差で2着。真中のスワーヴリチャードが4分の3馬身差で3着。大外のサトノアレスが半馬身差の4着で外から2頭目のサングレーザーがクビ差で5着。
 優勝したモズアスコットは重賞初制覇を大レースで達成。デビューが3歳6月と遅く,3戦目となった7月に初勝利をあげるとそこから500万,1000万,1600万と立て続けに勝ってオープンに。オープン初戦の阪神カップで勝ち馬から約2馬身半差の4着に入り,キャリアからしてこの時点で将来の大レース優勝馬候補になったと思っていました。今年の3戦はいずれも2着と勝てていませんでしたが,安定して走っていましたから,ここも優勝候補の1頭。人気がやや下がっていたのは前走が先週のオープン特別だったためでしょう。ただ,競り合った馬たちの中では脚を最後に使うことができるようになった展開が味方したのは事実で,大レースを勝つ能力はあるけれども,抜けた能力があるというわけではないと思います。8代母がクヰックランチの半姉にあたります。
                                     
 騎乗したクリストフ・ルメール騎手は先々週のオークス以来の大レース制覇。安田記念は初勝利。管理している矢作芳人調教師は一昨年のジャパンダートダービー以来の大レース7勝目。安田記念は初勝利。

 第四部定理三五は,人間は理性ratioに従う限りでは本性naturaが一致するといっています。これはすべての人間が自由の人homo liberであるなら,すべての人間の本性が一致するという意味です。第四部定理四から,そうしたことが実際に生じることはあり得ないことになりますが,もし現実的に存在する人間のすべてが,自身の理性に従うのであれば,いい換えれば現実的に存在するすべての人間が自由の人として振る舞うのであれば,すべての人間の本性が一致するのですから,現実的に存在する場合の本性を意味する人間の現実的本性actualis essentiaもまた一致することになるでしょう。
 現実的本性が一致するということは,何が喜びlaetitiaであり何が悲しみtristitiaであるのか,他面からいえば何が善bonumであり何が悪malumであるのかということもすべての人の間で一致するということです。したがって何を希求し何を忌避するのかという意味で,何を欲望するのかということも一致することになります。このために人間は理性に従う限りでは,自分自身に対して欲望することのすべてを他人のためにも同じように欲望することになります。これを具体的に示しているのが第四部定理三七であるということになります。
 したがって,現実的には不可能な理想的な状態ではあるものの,このような状態においては一人ひとりの人間が万人に対して自身の自然権jus naturaleの一部を譲渡し合うようになるでしょう。なぜならそうした方がより自由libertasにまたより安全に生活することができるようになることは自明であるからです。他面からいえばより多くの喜びを享受でき,より多くの悲しみを忌避できることは明白であるからです。これはひとりのなし得ることよりふたりのなし得ることの方が多く,したがってすべての人によってなし得ることは,ひとりでなし得ることより遥かに強大になるということから明らかでしょう。
 よって理性に従う人は,より多くの人間が共同で決定する集団での生活を希求します。それを示したのが第四部定理七三です。
 「理性に導かれる人間は,自己自身にのみ服従する孤独においてよりも,共同の決定に従って生活する国家においていっそう自由である」。
 ここに自然権の譲渡の意義があります。
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東京優駿&食あたり

2018-05-27 19:06:21 | 中央競馬
 第85回日本ダービー
 エポカドーロの逃げになりました。ジェネラーレウーノが2番手でダノンプレミアムが3番手。コズミックフォースが4番手でしたがこの3頭は集団。その後ろもテーオーエナジー,ワグネリアン,ブラストワンピースの順ではありましたが3頭が集団。ゴーフォザサミットとサンリヴァルがその後ろ。タイムフライヤーとステイフーリッシュがその後ろ。この後ろは単独でオウケンムーン。以下,ジャンダルム,グレイル,エタリオウ,と続き,キタノコマンドールとステルヴィオの2頭が一団の最後尾。少し離れてアドマイヤアルバが最後尾を単独で追走という隊列。最初の1000mは60秒8の超スローペース。
 直線に入って逃げるエポカドーロに並んでいったのがコズミックフォース。そしてその外にワグネリアン。ダノンプレミアムは内にいたため進路の確保が難しく,最終的にはエポカドーロとコズミックフォースの間へ。コズミックフォースが並ぶとエポカドーロがまた伸びるという感じで,エポカドーロはコズミックフォースの追撃は凌いだものの,コズミックフォースの外のワグネリアンが坂を上り切ってからまた伸び,エポカドーロを差し切って優勝。よく粘ったエポカドーロが半馬身差で2着。コズミックフォースがクビ差の3着。先行馬が上位を独占する中,差し脚を発揮したエタリオウがハナ差で4着。ワグネリアンとエタリオウの間のブラストワンピースがハナ差の5着でダノンプレミアムがアタマ差で6着。
 優勝したワグネリアンは昨年11月の東京スポーツ杯2歳ステークス以来の勝利で大レース初制覇。そこまで3連勝してクラシックの有力候補に。そのまま休養して今年の2戦は弥生賞が脚を測るような内容で2着。皐月賞は何らかの理由でまったく力を出せずに敗戦していましたので,巻き返せれば有力候補の1頭。スローペースになることを見越したのか,それともそうしなければダノンプレミアムを負かすことは難しいと判断したのかは不明ですが,今日は今までよりずっと前の位置でのレースになりました。それがこの優勝の大きな要因になったといえるのではないでしょうか。ペースの関係でどうしても着差がつかないレースになってしまいましたが,2着馬は皐月賞馬ですから,少なくともこの2頭は現3歳世代でトップレベルにあるのは間違いなさそうです。父は第72回を制したディープインパクトで父仔制覇。母の父は第71回の覇者であるキングカメハメハ。祖母は2000年にシルクロードステークスと根岸ステークス,2001年にかきつばた記念とシリウスステークスとプロキオンステークス,2002年にガーネットステークスを勝ったブロードアピール。Wagnerianはワーグナーのファン。
 騎乗した福永祐一騎手は川崎記念以来の大レース29勝目。日本ダービーは初勝利。管理している友道康夫調教師は昨年のジャパンカップ以来の大レース10勝目。第83回以来2年ぶりの日本ダービー2勝目。

 人間の現実的本性actualis essentiaは喜びlaetitiaを希求し悲しみtristitiaを忌避するようになっています。いい換えれば第四部定理八により,人間は現実的本性に則す限りでは善bonumを追求し悪malumを忌避するようになっているのです。したがって,ある人間にとっての悪が,その当人の現実的本性だけを原因として生じることはありません。すなわち,ある人間の現実的本性が,その人間にとっての悪の十全な原因causa adaequataであることはないのです。ですから現実的に存在するある人間に悪が訪れることがあるとすれば,それはその人間が何らかの外部の物体corpusと接触する,関係を有する限りでのことです。
                                     
 ドゥルーズGille Deleuzeは『スピノザ 実践の哲学』の中で,スピノザの哲学において悪とは喩えるなら食あたりのようなものであるという意味のことをいっています。これは喩えとして非常に秀逸であると僕は考えます。これは悪が外部の物体との関係の中でしか生じ得ないということを示すとともに,悪が諸個人によって異なり得るということも示すからです。実際,あるものAを食べたとしても,食あたりを起こす人間もいれば起こさない人間もいます。よってAは,食あたりを起こす人間にとっては悪であるでしょうが,起こさない人間にとっては悪ではあり得ません。むしろその人がAを食べて美味であると感じるなら,その人にとってAは善であるでしょう。このように,同一の物事が異なった人間によって善とみなされたり悪とみなされたりすることがあるのです。したがって,何か普遍的な善とか普遍的な悪というものがあるわけではないのです。ですから彼女の行動をある人は不快と感じ,よってその行為ならびにその行為をなす彼女を悪と判断するでしょうが,彼女自身にとってはそれは善であるということは前提にならなければなりません。その行為を彼女自身に対して否定することが誤りである,少なくともナンセンスであるということは,このことからより明らかであると思います。
 もう少し食あたりの例を用いましょう。もしあるものXがあって,そのXを食べれば万人が食あたりを起こすとします。ある種の毒はこの例を成立させる筈です。この場合には万人にとってXが悪であるということは成立し得ます。
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