スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ドバイマジェスティ&妹の認知能力

2021-06-11 19:17:06 | 血統
 今年の日本ダービーを勝ったシャフリヤールの母は2005年にアメリカで産まれたドバイマジェスティという馬で,この馬がシャフリヤールの輸入基礎繁殖牝馬になります。トップニュースⅡとデュプリシトと同じでファミリーナンバー2-s
                                       
 2010年にアメリカでGⅠレースを制覇してすぐ輸入され,繁殖生活は日本で開始しました。2012年と2013年に牝馬を産んだ後,2014年に牡馬が誕生。この馬が2017年に毎日杯と皐月賞,2019年に大阪杯を勝ったアルアインです。
 翌年の産駒も牡馬。この馬は現役のオープン馬です。
 2016年の産駒は競走馬になれず,2017年の産駒は牝馬。この馬は現役の1勝馬。
 2018年に産まれたのがシャフリヤールで,アルアインに続き,ドバイマジェスティの産駒として2頭目の大レース勝ち馬になりました。
 牡馬に活躍馬が多く出ていますが,牝馬もいますから,牝系が続いていく可能性はあるでしょう。また,これを機に近親の牝馬が輸入されるということもあるかもしれません。

 新型コロナウイルスに対する何らかの不安metusがあって,それに感染するリスクを高める行動を控えるというのは,一般的に示せば,Xに対するある感情affectusが,Xに関するある行動の原因causaとなるという意味です。僕がこれから悲しみtristitiaについて語るときには,それとは別です。つまり,たとえばAという事象に関する悲しみが,Xに関連する行動の原因となるという場合です。もちろんその場合,AとXとの間には何らかの関係性があるのでなければなりません。あるいは,AとXとの間に何らかの関係があるということを,人間の精神mens humanaが表象するimaginariのでなければなりません。したがって,そのことを論理的に示したところで,現にそうしたことが生じたことには必ずしもなりません。僕は論理的にそうなるのであれば,現実的にそうであった人が存在したといっていいと思いますし,これから説明する事象に関しても,確かにそういうことがあったのだと解釈しています。しかしそれを実証しろといわれれば無理ですから,この点について争うことはしません。この場合には,Xと関連すると表象されるAに関する感情が,Xに関する行動の原因となるということは,論理的に可能であるということだけを僕が示そうとしているというように解してください。
 僕の妹は知的障害者であり,そうでない人に比べると人を認知する能力potentiaというのは劣ります。妹はテレビ番組としては歌番組,演歌や歌謡曲を中心とした歌番組を好んで視聴しますので,そうした番組に出てくる歌手についてはかなり認知できています。いい換えればこうした番組に出演する歌手に関しては,知的障害をもたない人でも,妹ほどにはよく知らないという人もいるでしょう。しかしこれは妹の好みによる特殊な事例なのであって,たとえば妹は,総理大臣がテレビに出てきたとしても,それがだれであるかは分かりません。僕が妹は知的障害者であるがゆえに,人を認知する能力において劣る面があるというのは,おおよそこのような意味であると理解してください。
 だからといって歌番組に出演しない著名人の中にも,妹によって認知されている人も存在します。たとえばタモリさんとか明石家さんまさんなどです。
コメント
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