ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

懐かしいと言えば懐かしい・・・・

2014年07月12日 03時02分49秒 | ちょっと休憩

深夜に帰ってくると、取り敢えずPCを立ち上げてテレビをつけて何やかやとアレをするでもなく、ソレをするでもなく過ごす私です。

いつ頃からか判りませんが、深夜に少女漫画風、或いは近未来系アニメが映されることが多い事に気づきます。

また、その中で主人公のライバル的な人物が実に難解なセリフを吐きます。

実は簡単に言えば済むようなことを哲学的な、いわゆる「形而上学」的な言葉を吐くのです。


なんて言う私も高校生の半ばあたりからハタチ過ぎまでは好んでそういう言葉を使っていたかも知れません。

懐かしいと言えば懐かしい・・・・・

しかし、ある年齢、ある立場に立つとそういう言葉を使わなくなりますね。

難解な言葉は覚える必要がないかと言えば、そんなことはなく、むしろ言葉を知るという事は大事だと思っています。

が、日常では(我々接客業の)より簡単な言葉が重要で、単語の数も減らす努力が必要です。

2012年の10月末に書いたブログで故藤本義一さんの事を書きました。

http://blog.goo.ne.jp/sommelier-tei2008/d/20121031

今でも私の大事な教訓です。

先般、全日本最優秀ソムリエコンクールの予選が行われ通過者が発表されました。

通過者は是非、晴れ舞台で頑張って頂きたい。

コンクールでは難しい言葉の意味を答えなければいけません。

が、難しく答えよ、とは言われません。

ワイン教育は以前に比べて圧倒的に難しい言葉を使い始めています。

お客様には必要のない言葉。

それは大事な言葉なんです。

が、お客様の前では要らない。

日本の協会の会長岡さんも世界の会長田崎さんも難しい言葉は使いませんね。

どうぞ、ワインの世界の若者たちは「簡単な言葉を見つける」を頭の片隅に置いてほしいな、と思います。(あ、樋口のダジャレは難解だ、というのは無し、ですよ!!!)


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