ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

グラス

2014年12月27日 02時10分52秒 | ワインの事
ワインを扱う仕事にも色々ありますね。

生産者
輸入元
卸問屋
酒屋
我々のような飲食業
etc

其々美味しいワインを造ろう、勧めよう、飲ませよう、とするわけです。

そういう点では飲食店は目の前で飲んで頂けるのですから、しっかり研究、学習していればいい結果を出しやすい位置にいると思っています。

温度管理、グラスの選択、合わせる料理・・・・

しかし、生産者は末端消費者がどういう風に飲むのかは判りませんし、酒屋さんも難しいかもしれませんね。

少し前にカリフォルニアの名門、ナパのオーパスワンが「日本では折角造ったワインが正しく飲まれない。いい状態で飲ませる店や顧客にのみ卸せる術はないか?」と悩んでおりました。

気持ちは痛いほど判りますが、一度市場に出てしましたワインの行く先はコントロールできないものです。

ですから、折角「目の前で飲んで頂ける」我々は、その有難味を理解して、勿論生産者の熱意を汲み取って扱わないといけません。

とは言うもののグラスはいつでも最良のものを選択するほど沢山のアイテムを揃えている店は少ないですし、種類が増えて同じグラスの数量が足りなくても困ります。
グラスは場所をとりますしネ。

ですから「手持ちの中での選択」を頑張らないといけません。

価格帯によっては「気にしない」ってのもアリですが、それなりの価格ワインに関しては「値段の半分の価値もない」仕上がりになるものです。

以前(4年前)「クイズ紳介くん」で、それを訴えたくて出たことがありますが、まだまだ浸透してないことが多いのですね。


昨日も営業の終わり頃に同業者が来ていて話していました。


飲食業の皆さんは是非、グラスの違いでの実験をやって見て下さい。

楽しいし発見がありますよ!!!

                     樋口誠

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