ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

オーストラリア紀行Ⅱ

2011年02月26日 04時37分38秒 | ちょっと休憩

バロッサヴァレーを見た後、クレアヴァレーに向かいます。やや北に上がった所です。

ここでは私達が訪れたワイナリー「グロセット」があります。このワイナリーこそ近年のオーストラリアワインの印象を変えたといって過言ではありません。

酸とミネラルがピシッとある、いわばヨーロッパのワインにあるべきものがあるワイン。

その象徴的な葡萄がリースリングですね。少し前、といっても10数年前ですが世界のワインメーカーで行ったアンケートで「ワインメーカーズワイン」言わしめたのがグロセットのリースリングを指してのこと。

冷涼な気候と丁寧な栽培でこれまでのオーストラリアのイメージを一変させた産地。ペトロールの香りは強調されないアルザスやドイツのそれに近い品格のあるワイン。

見事です。

それだけでなく、ピノノワールもいいものです。シラーズよりスマートなボルドーブレンドも秀逸。

ちなみにオーナーのジェフリーグロセットは元ラリードラーバー。彼の畑は厳しい位置にあるのですが、そこを私たちを乗せた車を疾走させてジェットコースター気分を味合わせてくれました。特に雨の中、ぬかるんだ泥道をタイヤを滑らせながらのドライビングは中々経験できるものではない楽しさですね。

ここでも鳥の多さは変らず。そのさえずりで目を覚ましたことなど大阪にいては考えられませんよね。いい体験です。


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