ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

グラス拭き

2019年09月11日 01時38分02秒 | サービス
ワインのお店でもグラスワインに特化している店ですから、忙しい時はとんでもない数のグラスを使います。

そうすると洗い上げて、拭き上げての連続。

しかし、ヒマでグラス拭きがあまりないことを思うとありがたいなあ、と思って拭いています。


で、その光景を見たお客様から「手際良いですねえ!」とか「速いですね」「きれいに磨けますね」と言われることがあります。

しかし、実際のところは「磨いている」のではなく「水滴を軽くふき取っている」だけです。

強い力ではなく「軽く」「滑らすように」です。

たまに聞かれるのは「良いグラス磨きのタオルを買ったけど上手くいかない」です。


恐らく、そのタオルは「磨き専用」で通常の洗い立ての水滴がついたグラスには向きません。

どうぞ普通のグラスタオルと言われるものを買ってください。

吸水性が良く毛羽が少ないもの。

そして十分な長さがある「いわゆるタオルサイズ」


コツはグラスの中にあまりぎっちりとタオルを差し込まない事です。

「きれいに洗えている」が前提ですから、水滴を吸わせるだけでいいわけです。

詰め込み過ぎるともう一つ弊害があります。

左右の手でグラスの端をグラスタオルごと持つのですが「ちょっとダラッとした余裕」が無いとクルクル回せません。


ま、文字で書いても実感がないかもしれませんので、あとは店で拭き上げている様子を見てください。

ちなみに私、竹中さん、山本さん、それぞれ少しづつ拭き方が違ったりします。

「拭ければよい」のです。


あ、ご自宅の場合は飲んですぐ洗うのは危険ですね。

だって酔っているんですもんねえ。

軽くすすいで翌日の素面の時に洗ってください。

そしてお客様に出すのでないなら「お湯ですすいで」「タオルの上に伏せておく」で充分だと思います。


などと言いながら、何事も「慣れ」が肝心です。

「手際が良いなあ」な感じになるまで慣れていただく事です(笑)


             樋口誠