ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

唄は世につれ、世は唄につれ

2018年05月02日 02時23分25秒 | ワインの事
表題のようなことは誰にとっても当然のこと。

私なら私なりに「中学生のあの時に聞いていた」とか「東京のホテル学校時代に口ずさんでた」

「あの道を通ると思い出す」等々・・・

それは人それぞれの人生です。

ワインも同じように人それぞれの歴史がある筈です。


唄にもワインにも、むろん他の色々な事象に関しても同様なんでしょう。



少し話がそれますが・・・

私はワインを表現するときに唄を使うことがあります。


私「このワインは濃いですよ」

ゲスト「どれくらい濃いんですか?」

私「松山千春さんの唄くらいコイんです」

ゲスト「えっ?」

私「だって・・・・それでも~~コイはコイ~~~って・・・」


ま、今のそむりえ亭の客層ではだいたい通じます(笑)

しかし、通じない世代もあるんですね。


私の好きな桜田淳子さんやジュリーの唄など「少し若目の人」は殆ど判らないのです。

逆にお若い人の知っている唄が私には判りません。

それは仕方のないことですね。

私も接客者ですから、その辺は見極めながら仕事をしているつもりですが、なかなか難しい(涙)



っていう横道にそれた例えですがワインも同じように「世代によっては通じない」と言いたかったわけです。


全ての唄やワインを知る必要はないと思いますし、それをすると博識ならぬ薄識になってしまう恐れもあります。


私の場合はお客様の世代に合ったワイン表現(もちろんダジャレと唄も、です)を時代に遅れないようにアップデートしないといけませんね。


そむりえ亭のこの10年だけでも使うグラスワインには少しずつの変化があります。

皆さんの食事に、歴史に寄り添えるように。




あれ、なんか真面目な面白くない話になりました。

反省・・・・・・


           樋口誠