ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
 06‐4963‐3098 
 樋口誠

おめでとうございます‼

2018年05月21日 01時50分17秒 | ちょっと休憩
というのは内村航平さんのことです。



私は唯一父の言葉で「ええことゆうやんか‼」と感じたのが

「野球はアメリカと日本だけ(50年以上前)やけどサッカーは世界中でやってる」

小学生だった私は少年サッカースクールに通い、メキシコオリンピック(1968)で日本が銅メダル、釜本選手が得点王になるのを見て育ち、その釜本さんが家から近い長居競技場を本拠地とするヤンマーであった、ということもあってサッカーに目覚めるわけです。

勿論、上手くなっていたら今頃ソムリエなんてしていません(笑)


しかし、残念ながら中学ではサッカー部がありませんでした。

で、入部したのが器械体操部。

何故ならサッカー以上に私の小学校、中学校時代に世の中を沸かせていたのが器械体操なんです。

世界選手権、オリンピック、団体も個人総合も種目別も合計で幾つの金メダルを獲っていたか‼‼


その後、日本の体操界は低迷します。

2004年のアテネで富田選手の伝説的な鉄棒の着地直前の名アナウンス「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ‼」

そして「これ以上ない」着地で金メダル。

感動しました。


そこから富田さん→内村時代へと変遷し、「体操ニッポン」の再来。

内村さんはそこから世界体操6連覇、オリンピック2連覇、全日本は10連覇、NHK杯は9連覇。

正に若きレジェンドです。

しかし世界選手権11連覇は怪我で棄権しとん挫、しばらく休んで出た全日本は3位。

他の競技の沢山のレジェンドたちも連覇を重ねた後、敗れて再出発は苦しむものです。


心が持たないはず、と・・・・・


まだ30歳を前にした年齢ですから老け込むには早いかもしれません。

でも年齢ではなく「ずっと頂上にいるプレッシャー」は凡人の思いが及ぶところではない凄まじいものであることに違いありません。


カッコいいです。


「樋口よ、何を酔いしれてるねん」と言われそうですが、すこ~~し体操をかじった身として嬉しくなるニュースでした。



さて今日のこの記事にはもう少し続きがあります。

「国民栄誉賞」

これまで多くの方が受賞されました。

いすれも素晴らしい方たちと思います。


しかし内村さんや、かつての体操日本時代の代表チームと個人連覇の加藤沢男さん、柔道でオリンピック3連覇の野村さん、或いは自転車で世界10連覇の中野浩一さんなど「選ばれてしかるべき」人達が選に漏れているのは「時の政府の都合なのか?」と言いたくなります。

スポーツに限らず明確な基準がないと選ばれた人も含め喜び半減なのではないか?と思う今日この頃です。


           樋口誠