ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

吉田拓郎さんが・・・・

2018年05月05日 02時09分20秒 | ちょっと休憩
何かの番組で確か…………

「俺なんか、盗作ばっかりしているよ」

「そんな無尽蔵にアイデアは出てこないんだよ」

などと言っておられたように記憶しています。


正直です。

どんな人でも自分の才だけで全てをやり遂げるなんて無理、と凡人の私は思っています。


ます、この記事も「吉田拓郎さんが・・・・」で始まっているわけでして、自分の力ではどうしようもない所からの苦肉の策です。

この場合は引用ということになるんでしょうが、これですら場合によってはイケないことなのかもしれません。


しかし、この仕事を40年やっていても他人の知恵のお世話になりますし、少なくても過去の先輩、先生、本の著者から沁み込んだものを取り出しているだけなんだろうと思います。


こんなことを書くと「樋口はそんな勉強家やったか?」と過去を知る人に叱られそうですね。

自分一人で蓄えたものなどないのです。


そんな私が気を付けていることは「自分で検証する」です。


先輩が、先生が、本が・・何を書いていようが自分の提供するものに関しては医学でいうところの「臨床」で検証しないと始まりません。

学者でも大先輩でも、或いは最新の情報でも「臨床」で間違っているものは沢山。


そういう意味では「盗作」は勿体ない方法で、仮にその説が間違っていたとしたら引き返せません。

私のように「引用」でしたら、「あの人の説は違ってたようです。信用してたのに裏切られた」で逃げられるんです(汗)


特にSNSを含むネットで流れる情報なんて信用に値しません。

「よく見たら今日のニュースでなく3年前だった」なんて記事をそのまんま信用してしまう人も多々。


自分で検証した場合は、それは引用や盗作から「持ちネタ」に昇華するはずです。


「エヴィデンス」

ドクターたちの会話によく登場します。

証左とか証明の意味のようです。


ま、私の書いたことなんて引用する価値もありませんが「ダメな文の見本です」と引用するのはご自由に(笑)


ちなみに昨晩は私のワインサーブの方法の「エヴィデンス」を何人かのお客様にシェアしました。


あ、忘れてました。

今月のワインには「エヴィデンス」という名の南アフリカのシャルドネが入っていますが、残念ことにGWが明けてからの入荷です。

これもお試しいただいて、どういう料理が合うか?試してエヴィデンスを確固たるものにしてください。


          樋口誠