ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

国境はありません。

2014年07月23日 04時03分11秒 | ワインの事

サッカーのワールドップが終わって一段落しました。

国と国の激しい戦いでもありましたが、今回のワールドカップは改めてスポーツに国境はない、と思わせてくれたものでした。(私にとって、ですが・・・)

一昔前の「この国はこういうスタイル」「イタリアはカテナチオ」「ドイツは堅実」「ブラジルは華麗な個人技」。

現在では激しくクロスオーバーしています。

コロンビアのハメス.ロドリゲス選手に驚き、しかし直後にスペインへの移籍。

日本代表の多くも海外で活躍。

闘いが終われば同志であり友人であり、しかし、代表という同志であって国に戻れば違うチームのライバルであり・・・・・

ワインもそうではないでしょうか?

中には「特定の評論家のせいで世界のワインが画一的になった」という人もいますが、いやいや、そんな簡単に画一化できるものではありません。

また、もしそうなら世界の人の着る服、例えば日本人は着物に、スコットランド人の男性はスカート?みたいなのを全員着なければならないのか?と・・・・

或いは大好きなカレーやハンバーグを食べてはいけないのか?

ハハハ、大げさすぎますね。

何を着ようと、何を食べようと、我々は日本人です。

そして世界の人と同じ人間です

ワインも一緒ですね。

今日も世界のワインを開けています。

フランス、イタリア、スペイン、ドイツ、ハンガリー、アメリカ、オーストラリア、ポルトガル。

色々な国の数を競うつもりはありませんが、「たまたま」目の前に飛び込んでくるんです。

其々の個性を持って、それぞれの価格のバリューを持ってやってきます。

来月のワインは概ね決まっていますが、9月はどうしようかなあ、10月は何処の国が目の前に現れるかな?

何十年やっていても飽きないですね。

ワインに国境はありません。